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あらすじ
おじさまの教えてくれる“大人の溺愛”は淫らで極甘♥
後見人である公爵キャメロンを慕い続けてきたコリーン。18歳の誕生日にはプレゼントの一つとして大人のキスを乞い、キャメロンの熱と甘さを知った。互いにこれ以上進んではいけないと思えば思うほどに焦がれる気持ちは昂ぶり、コリーンはキャメロンの巧みな愛撫によって愉悦を教えられる。しかし、キャメロンには妻子を喪った過去があって……!?
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キャラクター紹介
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コリーン
実の父に虐げられたところをキャメロンに引き取られ、一途に慕い続けている。 -
キャメロン
オルブライト公爵家当主。幼いコリーンを庇護し後見人となる。何よりも大切に育ててきたが……。
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試し読み
「コリーン、可愛いコリーン」
艶めいた声で耳元でささやかれると、鼓膜がじんと甘く痺れる。
ちゅっと、キャメロンが耳朶にキスをした。
「ひ、ぁん」
そこから雷みたいな刺激が走り、肩がびくりと浮く。
「貝殻みたいな小さな耳――」
キャメロンの唇が、耳殻に沿って撫でるように上下に動く。
「ん、んぁ……」
それだけで怖気のような妖しい震えが繰り返し走り、血流が速まる。
「折れそうに華奢な白い首筋」
キャメロンの唇が耳裏から首筋に下りてくる。
「ぁ……ぁ、あ」
彼の唇が触れた肌が、ちりちりと灼けて身体の芯のどこかに火をつける。
キャメロンがそっとコリーンのガウンをはだけ、ノースリーブの寝間着の剝き出しの肩にキスをしていく。
「細いのにまろやかな肩」
それから、彼がゆっくりと寝間着の前合わせのリボンを解いていく。そのシュルシュルというかすかな衣擦れの音にすら、コリーンはゾクゾクと感じ入ってしまう。
だが、寝間着の前合わせがはらりと左右に開かれそうになると、無垢なコリーンは本能的に両手で胸元を隠そうとした。
「……ぁ、だめ……」
「だめではないだろう? 全部、見せて」
キャメロンの大きな手が、優しくしかし強い力でコリーンの手を外す。
「あ……」
乳房が剝き出しになる。恥ずかしさに思わず両目をぎゅっと閉じてしまう。異性に裸体を見せるのは、生まれて初めてのことで、強い決心とは裏腹に、緊張で心臓がバクバクいっている。
「――ああ」
キャメロンがかすかにため息を漏らす。
目を瞑っているのに、彼の視線が痛いくらい素肌に突き刺さる。
そして、身が竦んでいるせいなのか、なぜか乳首がきゅうっと固く凝ってくる感覚があった。
「なんて綺麗な胸だろう。真っ白でまろやかで、先端は小さな赤い薔薇の蕾のようだ。コリーン、触れてもいいかい?」
「は、はい……」
男女が睦み合うことにほとんど無知なコリーンでも、素肌を触れ合う行為だということくらいは理解していた。
ひんやりとしたキャメロンの手が、柔らかく乳房を包み込んだ。大きな掌にすっぽりと収まった乳房を、キャメロンはゆっくりと揉みしだく。
「ん……」
優しいマッサージみたいで、心地いい。じわっとキャメロンの掌が温かくなって、さらに気持ちよさが増す。コリーンは目を閉じたまま、繊細な愛撫を味わっていた。
と、ふいにキャメロンの人差し指が、小さな乳首をクリッと撫でた。
瞬間、ゾクッと腰が浮くような未知の刺激が走り、おかしな声が出てしまう。
「んあっ? あっ、ん」
キャメロンはそのまま指先で乳首をコロコロと転がしたり、指の腹で掠めるみたいに撫で回してくる。そのたびに、むず痒いような、甘く痺れるような感覚が下腹部の奥に生まれ、恥ずかしい箇所がきゅんと締まった。
「は……ぁ、あ、や……ぁ、ん」
触れられた乳首がさらにツンと尖り、鋭敏になっていく。
息が乱れ、恥ずかしいのに艶めいた喘ぎ声が止められない。
「ぁ、んん……だめ……おじさま……そこ、触っちゃ……」
「なんて柔らかいのだろう。指の間で蕩けてしまいそうだ。そして、この赤い突起がどんどん硬くなってきて。感じるだろう? 気持ちいいかい?」
両乳首をいじりながら、キャメロンの顔が寄せられてくる。
少し乱れた彼の呼吸が頰をくすぐると、それだけでコリーンは淫らな気持ちが昂ぶって、目の前がクラクラしてきた。
少しカサついた彼の唇が、コリーンの唇を撫で回し、舌先がノックするように閉じ合わせた唇を舐めてくる。
「ふ、ぁ……」
小さく声を上げて開いた唇の隙間から、キャメロンの舌がするりと忍び込んでくる。そのまま舌を搦め捕られ、ちゅうっと強く吸い上げられた。
じいんと脳芯が甘く痺れ、体温が急激に上がった。
キャメロンは乳房と乳首をもてあそびながら、深いキスでコリーンの理性をとろとろに溶かしてしまう。くちゅくちゅと舌と舌が触れ合い、同時に敏感な乳首を撫で回されたり軽くつままれたりすると、じんじんと媚肉の奥が疼いて、はしたない感覚が増幅してくる。
「んんぅ、ん、は、ふぁ……ぁ……はぁあ」
きゅんきゅん収縮する膣襞のやるせなさを紛らわそうと、もじもじ内腿を擦り合わせてしまう。じわっとはしたない部分が濡れてくる感触がした。
官能の疼きは全身に行き渡り、居ても立ってもいられない。背中を仰け反らせて、小刻みに身悶えした。このやるせなさを、どうしていいかわからない。
息が止まりそうなキスからわずかに唇を逃し、息も絶え絶えに訴える。
「ふあ、は、ぁ、だめ……おじさま、も……んあ、や……し、ないで、も、やあ……」
「身体が熱いね、コリーン。嫌ではないだろう? もっとしてほしいのだろう?」
火照った頰や耳朶に唇を押しつけながら、キャメロンが密やかな声でささやく。
「そ、そんな……の……わ、わからない……」
「わからせてあげよう」
キャメロンはコリーンの乳房を持ち上げるように寄せると、その頂にチュッチュッと音を立ててキスをした。そして、片方の乳首は指でいじりながら、もう片方を濡れた唇で咥え込んできた。軽く吸われ、熱い舌先がそこを舐め回す。
「ひゃ、あ、は、あぁっ」
指で触れられたときよりも、何倍も強い快感と刺激に、コリーンは腰をびくんと大きく浮かせ、甲高い嬌声を上げてしまった。
キャメロンは交互に乳首を口に含み、官能の塊のようになった乳首を舐めたり吸ったり、舌で転がしたりを繰り返す。
「は、ぁ、あ、だめ……そんなに、しないで……ぁ、はぁ、あぁ、やぁあん……」
甘い痺れが背筋から脳芯に繰り返し走り、媚肉が淫らにひくつくと下腹部の奥がつーんと切なく痺れて、腰がビクビクと跳ねた。
「やだ……おかしく……あぁ、や、ぁ、おじさま、あ、やぁあ、あぁん」
全身を侵してくる性的な昂ぶりを、どうしたらいいかわからない。
媚肉がきゅんきゅん締まるたび、痺れる快感が深まって、それが次第に迫り上がってくるような気がした。
「あっ、あ、あ、あ、も、う、しないで……だめ、あ、なんだか、私、あ、私……っ」
痛みと間違うほどの甘い痺れが、子宮の奥を刺激して、下肢に力が入った。
媚肉が強く収斂し、未知の快感が押し寄せてくる。
「おじさま、おじ……さま、あ、ぁ、あ、ぁぁあっ」
どくどくと臍の裏側あたりが脈動し、一瞬、頭の中が真っ白になった。
「……ぁ、は、はぁ……ぁ」
ぎゅっと瞼に力を入れると、眦から生理的な涙が溢れた。
「悦くなったね。コリーン、乳首だけで達してしまったのかい?」
乳房から顔を上げたキャメロンが、低い声でささやきながら耳朶を甘嚙みする。その刺激にも感じ入って、ぶるりと肩が慄いた。
「た、達し……?」
言われている意味がわからず、おそるおそる目を開き潤んだ瞳でキャメロンを見る。
その表情は、今まで見たことがないくらい妖艶で、彼の呼吸もかすかに乱れている。
「でも、ここの方が、もっと気持ちよくなる」
キャメロンの片手が、寝間着の裾を割った。寝るときには下穿きを着けていないので、剝き出しの下腹部に手が忍び込む。
「あっ、やっ……」
思わず両足を閉じようとしたが、それより早くキャメロンの手が内腿の狭間に潜り込む。
「いい子だ、力を抜いて、コリーン。もっと気持ちいいことをしてあげるから」
悩ましい声でそう言われ、コリーンはゆるゆると両足の力を緩める。
彼の長い指先が、コリーンの薄い下生えをさわさわと撫で、やがて閉じた花弁にそっと触れてきた。
「あ……っ、ん」
怖気のような震えが走り、コリーンはびくんと身体を竦ませる。
「ああ――濡れているね」
キャメロンが感慨深い声を出し、割れ目に沿ってぬるっと指を上下させた。
「はぁっ、あ、だめ、あ、そこは……ぁ、ん」
ずっと甘く疼いていた秘裂を撫でられると、えもいわれぬ心地よさに、隘路の奥からじわっとさらに何かが漏れ出てくるのがわかった。
「気持ちいいだろう? どんどん甘露が溢れてきたね」
耳孔に熱い息を吹きかけられながら、花弁のあわいをぬるぬると指で撫でられると、あまりに気持ちよくて両足から力が抜けてしまう。
「は、ぁ、だめ、そこ、触っちゃ……」
「どうして? もうすっかりとろとろに蕩けているのに?」
キャメロンはもう片方の手でコリーンの乳房を揉みしだき、じんじん疼く先端を撫で摩る。
「だって……だって……なんだか、おかしな気持ちに……ぁ、あぁ……」
無垢なコリーンは、キャメロンの与えてくる未知の快楽に混乱しつつも抗えない。
「もっとおかしくしてあげよう」
キャメロンの濡れた指先が、綻びかけた花弁をつつーっと上へ辿り、行き着いた先にある小さな膨らんだ突起に触れた。
「ひあっ? ああっ?」
瞬間、びりっと雷にたれたような強い快感が走り、コリーンは甲高い悲鳴を上げて全身を強張らせた。
「や? 何、今の? あぁ、や……」
「わかるかい、コリーン? ここが女性が一番感じてしまう場所だよ」
キャメロンが触れるか触れないかの力でその蕾を撫で回すと、凄まじい悦楽が絶え間なく襲ってきた。
「はぁ、あ、や、そこ、だめ……あ、ぁ、や、あぁっ」
耐え切れないほどの快楽に、コリーンはびくんびくんと腰を跳ね上げた。
「いいだろう? これはどう?」
キャメロンは秘玉の包皮を指先で剝き下ろし、官能の塊の花芯を円を描くようにして、撫で回した。
「ひ、ぁ、あ、だめ……ぁ、ああ、や……あ、足……開いちゃう……」
怖いくらい感じてしまってやめてほしいのに、両足は求めるみたいに勝手に開いていく。隘路の奥から、間断なくいやらしい蜜が溢れてくる。同時に、子宮の奥がつーんと痺れて、きゅうきゅううごめき、何かを締めつけたいという欲求が湧いてくる。
恥ずかしくて、気持ちいいのに怖くて、コリーンはいやいやと首を振った。
「あ、あぁ、だめ、も、だめ……おじさま、やめて……」
「やめたら。全部教えてあげられなくなるよ?」
キャメロンはぱんぱんに充血した陰核を指で優しく押さえ、小刻みに揺さぶってきた。
「ああっ、あ、あ、いやぁ、だめ、そんなにしちゃ、あぁ、だめ、だめぇ……っ」
「この奥が、もっと欲しいとひくひくしているよ。正直になりなさい」
キャメロンは親指で秘玉を刺激しながら、節高な人差し指をぬくりと媚肉の狭間に押し入れてきた。
「ひゃっ、あ、あ、指、いや、挿入れちゃ、あ、ぁ、ぁあ」
体内に異物が侵入してくる違和感に、コリーンは慄く。
だが、熱く熟れた隘路を押し広げるようにゆっくりと指が押し入ってくると、無意識にそれを締めつけてしまう。
「狭いね。少しでも広げておこうね。君の初めてをよいものにするために」
じりじり侵入してくる指を、濡れ果てた処女腔は、案外あっさりと付け根まで吞み込んだ。
「ああ全部挿入った。もう一本挿入るかな」
指が二本に増やされ、くちゅくちゅと淫らな音を立てて媚肉を行き来した。飢えた膣襞を擦られると、切ない快感がどんどん増幅してくるようだ。
何かに追い詰められていく。いけない快楽を知ってしまいそうで、恐怖すら感じる。
コリーンはキャメロンのガウンを握り締め、力の抜けた腕で彼を押し返そうとしたが、しがみつくことしかできなかった。これではまるで、さらなる淫らな愉悦を欲しているようにしか見えないだろう。
息が乱れ、強い媚悦に頭が朦朧としてくる。
「はぁ、あ、ぁ、だめ、そんなにしちゃ……おかしく……あ、ぁあぁ」
「いいんだ、コリーン。おかしくなってしまいなさい」
キャメロンはコリーンの耳殻にねっとりと舌を這わせながら、さらに指の動きを速めた。
身体の奥から何か熱い波のようなものが迫り上がってくる。追い詰められていく。
「あ、あぁ、あ、何これ? あ、だめ、あ、ああ、やあぁっ」
爪先まで強く力がこもり、全身が強張った。
「いい子だ、コリーン。さあこのまま達してしまいなさい」
キャメロンの低い声が、どこか遠くから聞こえてくる。
「あ、あ、あ、んんんーっ、んんんっ」 -
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