書籍紹介
無情な皇帝の密やかな執愛~白薔薇姫は可憐に濡れる~
無情な皇帝の密やかな執愛~白薔薇姫は可憐に濡れる~
ISBN:978-4-596-31614-1
ページ数:322
発売日:2021年12月17日
定価:660円+税
  • あらすじ

    可愛い……ああ、もっと可愛く啼いてくれ すべては愛しい婚約者を守るため――冷酷な皇帝の秘めたる溺愛ロマンス❤︎

    ある事件のあと眠らされたルーチェが目覚めたのは、それから十年後――婚約者のリベルトは皇帝になっていた。「ああ、温かい。あなたの、温もりだ」逞しくなった腕に抱き締められ、飢えていたように触れられるたび全身が悦びを覚えていく。リベルトの甘やかな庇護のおかげで順調に回復していくけれど、なぜか頑なに離宮から出してもらえなくて!?

  • キャラクター紹介
    • ルーチェ
      ガスペリ帝国の皇子と結婚させるために連れてこられた亡国の姫。ある事件を境に仮死状態にされていた。

    • リベルト
      ガスペリ帝国皇帝。ルーチェの婚約者。目覚めたルーチェを庇護し溺愛している。

  • 試し読み

     くちづけの快感によって、全身の力が驚くほどあっという間に奪われてしまう。角度を変えて何度も与えられるくちづけは呼吸も飲み込み、頭がクラクラしてくる。
     ルーチェはリベルトの胸に全身を預けた。
    「……は……ふぅ……ん……っ」
     名残惜しげに最後まで舌先を触れ合わせながら、ようやくリベルトが唇を解放してくれる。はあはあと荒い呼吸を繰り返しながら潤んだ瞳で見返すと、リベルトが低く呻き、再びくちづけてきた。
    「……ん……んぅ、ん……っ」
     先ほどよりはだいぶ激しさは落ち着いたものの、それでも慣れない身体にはすぎるくちづけだ。呼吸が上手くできず、喘ぎながら大きく口を開いても、彼は解放してくれない。
     リベルトはくちづけながら、ルーチェをベッドに押し倒した。
    「ふ……んん……っ!」
     唇をくちづけで塞いだまま、リベルトの手が寝間着の生地越しに胸の膨らみを摑んだ。柔らかさを確認するように大きな掌で包み込み、揉み込む。
     くちづけで喘ぎは飲み込まれてしまうが、胸を揉まれると不思議と気持ちがいい。
     布地越しに乳首を見つけられ、掘り起こすように摘んで指の腹で扱かれる。新たな快感に上体がわずかに仰け反り、震えた。
    「ん……っ、んぅ……ん……っ!」
     二つの粒を指で弄られ続け、目尻から快感の涙が零れ始める。それに気づき、リベルトがようやく唇を離した。
    「……すま、ない……急ぎ、すぎてる、な……」
     掠れた声が、彼の欲情を教えてくれる。欲しくてたまらない気持ちを必死に抑えてくれていると、女の本能で察し取れた。
     ルーチェはぐったりとベッドに横たわったままで、伏し目がちに首を横に振った。
    「……急いで、いないわ……だって、ずっと我慢してくれていたのでしょう……?」
    「……ああ、そうだ。ずっと……ずっとあなたを抱きたかった……」
     リベルトの右手が喉元を撫で、そのまま胸の谷間に向かって下りていく。指が襟ぐりに引っかかって素肌に触れられなくなると、小さく舌打ちした。まるでこのまま寝間着の生地を引き裂かれそうだ。
     荒々しさを感じるのに、恐怖はない。セストに襲われたときのような嫌悪感も怖気もない。それどころか、この激しさで求められ、奪われたらどうなるのだろうと――甘い疼きが下腹部に生まれる。
    「私……あ、なたが初めてだから……どうしたらいいのかわからなくて、嫌がる素振りもしてしまうかと思うけれど……で、でも、あなたが嫌というわけではないの。それだけは誤解しないで……?」
     リベルトが軽く目を見開いたあと、自嘲的に微笑した。
    「すまない。あなたにそんなことまで言わせていることが、情けないな……」
     リベルトが上体を起こす。温もりが離れてやめてしまうのかと慌てると、彼は自分の寝間着の裾に両手をかけ、一気に脱ぎ捨てた。
    「……っ!」
     無駄な筋肉のない引き締まった裸の上半身が露になり、ドキリとして焦って目を背けてしまう。衣擦れの音がさらに続き、全裸になっているのがわかった。
     何気なく目を向け、彫刻像のような整った身体にドキリとするものの、その股間で半起ち状態になっている男根を目の当たりにしてしまい、慌てて両目をぎゅっと閉じてしまう。リベルトがふーっ、と大きく息を吐いてから、手を伸ばしてきた。
    「できる限り、優しくする。が、乱暴にしたら……すまない。俺も、あなたが初めての人、だ……」
     驚きで大きく目を瞠って見返すと、リベルトが目元を赤らめた。
    「やり方が下手だったら、すまな……」
    「こういうことをするのは、私が初めてなの?」
     思わず上体を起こし、リベルトの顔を覗き込みながら前のめりに問いかける。リベルトが不機嫌そうに、わずかに眉を寄せた。
    「そうだ。あなた以外の女とこんなこと、気持ち悪くてでき……」
     リベルトの唇に、くちづける。勢いがつきすぎて、唇をぶつけに行ったような感じだ。
    「嬉しい」
     十年、待っていてくれたことが嬉しかった。突然のくちづけに目を瞠るリベルトに小さく照れ笑いをし、ルーチェも寝間着を脱ごうとする。
    「少し待って。私も脱……」
    「……いや! 俺が脱がす。……脱がせたい」
     どちらがしても同じだろうにと思いながら、彼の手に身を委ねる。だがすぐに、それは間違いだったと気づかされた。
    (これ……とても、恥ずかしい……!)
     リベルトがどこかもどかしげにルーチェの寝間着と、下肢の下着を脱がせた。素肌が外気に触れて少し身震いしたが、すぐにくちづけられて火照りを取り戻した。
     リベルトが耳を唇と舌で愛撫しながら、胸の膨らみを改めて両手で包み込んだ。そのまま弾力を確認するように優しく揉みしだき、固く尖り始めた頂を指で擦り立ててくる。
     耳中に時々吹き込まれる熱い呼気にゾクゾクしながら、指の愛撫に小さく喘ぐ。リベルトは反応を確認しながら項に唇を移動させ、軽く啄みながら胸元へと下りていく。
    「……胸……舐めても、いいか……? 舐めたい……」
     そんな恥ずかしいことを聞かれるとは思わず、大きく目を瞠ってしまう。見返したリベルトの目元はほんのり赤くなっていて、男の色気を感じてぞくりとした。
     こちらを食い入るように見つめる緑の瞳には、息を吞むほどの強い獣性が感じられた。ルーチェを求めながらも、理性を保とうとしてくれていることがよくわかった。
     気遣ってくれる優しさに応えたくて、ルーチェは真っ赤になりながらか細い声で言った。
    「……リベルトなら私に……何をしても、いいの……」
    「……っ」
     リベルトが小さく息を吞んだあと、濡れた舌で乳房の丸みを味わうように舐め始めた。
     下乳から先端に向かって舐め上げ、尖らせた舌先で乳首の先端を弾くように弄ったあと、鎖骨に向かっていく。ねっとりと執拗なまでに胸を舐め回しながら、両手は背筋や腰の窪み、太腿や膝、内腿などを撫でる。
    「……あ……あぁ……」
     じんわりと甘い疼きが全身に広がっていき、秘所がじっとりと濡れていく。自然と腰が揺れた。
     リベルトが不意に右の乳房にかぶりつき、口中で激しく乳首を嬲ってきた。上下左右に舐め回され、強く吸われ、堪えきれずに大きく喘ぐ。
    「……あぁ!」
     リベルトが一瞬ビクリと身を強張らせたが、快感の喘ぎだと理解すると左胸を大きな手で弄ってきた。
     根元をきつく握りながら飛び出した先端を人差し指で押し揉み、撫で回す。口と舌、指で乳房を同時に攻められる。未熟な身体は戸惑いながらも確かに甘い快感を覚え始めて、疼き出した。
    「……や……あ、あ……ぁ……駄目……胸、そんなにしたら……駄目……っ」
     快感を覚えることに本能的に怯え、ルーチェは両手でリベルトの頭を摑んで引き剝がそうとする。だがほとんど力の入らない両手は、夕焼け色の艶やかな髪を握り締めるだけだ。それどころか、まるでもっとと願うように、端整な顔を胸に引き寄せてしまっている。
     無意識だから気づけていない。リベルトが嬉しそうに小さく笑い、胸への愛撫を激しくした。
     片方を人差し指と親指で強く摘まれ、片方に甘く歯を立てられる。刺激的な愛撫にルーチェは上体を大きく反らし、小さな絶頂を迎えた。
    「……あ……ああっ!」
     全身を巡る甘い快感に打ち震える。リベルトはその震えが収まるまで、今度は優しく胸を愛撫する。
     ちゅ……っ、と乳首を軽く吸ってから顔を上げると、リベルトは優しく唇にくちづけた。
    「気持ちよくできたか……?」
     恥ずかしくて何も言えない。淡い涙を浮かべたままの瞳で軽く睨みつけてしまうと、リベルトは反撃するように舌を絡め合う官能的なくちづけを与えてきた。
     くちづけに酔わされて、再び身体から力が抜ける。リベルトが腰を両手で撫で下ろし、そのまま内腿へと潜り込ませた。
    「……あ……っ」
     軽く膝を開かされ、その隙間にリベルトが入り込む。足を閉じられないようにしながら、片手が淡い茂みを擽ってきた。
     一気に緊張が戻り、震える瞳を向ける。リベルトが頰やこめかみにくちづけた。
    「……怖いか……?」
    「……少しだけ……だ、大丈夫だから……し、して……」
    「気持ちよくなれるように努力する。だがどうしても嫌だったら……言ってくれ」
     小さく頷いて、目を閉じる。
     リベルトは自分に酷いことは絶対しない。だったら彼の指が与えてくれる快感を少しでもすくい取って、身体に覚え込ませたい。
    (あなたで感じていることを……知ってもらいたいの)
     息を乱し、喘ぎ、快感に震えるのは、触れるのがリベルトだからだ。それをわかってもらいたかった。
     リベルトは反応を確認しながら、ゆっくりと淡い茂みを搔き分け、秘められた場所へと指を潜り込ませた。指先が割れ目に押しつけられ、ふにふにと優しく撫でてくる。
     自分でもまともに触れたことのない場所に触れられる恐怖にはじめこそ震えたものの、頰や項、耳に優しいくちづけを与えられながら撫でられ続けると、だんだんと緊張も緩み、強張りも解けていく。
    「……あ……」
     蜜壺の入口からじんわりと広がっていく甘い疼きが、全身を蕩かせていく。小さく喘ぐような吐息を漏らすと、リベルトが割れ目を押し開くように少し強めに擦り立てた。
     いつの間にかそこからは蜜が滲み出し、指を受け入れるかのようにしっとりと潤んでいた。
     リベルトは自分の指をその蜜で濡らす。そしてすくい取った蜜を花弁の奥に隠れている花芽にそっと塗りつけた。
    「……んぅ……っ?」
     初めて知る甘いながらも強い快感に驚き、リベルトを見返す。リベルトは安心させるようにルーチェを見つめながら、指を動かした。
    「この小さな突起が……女の弱いところの一つ、らしい……。気持ちよく……なってくれ」
    「……や……あぁ、ん……っ!」
     円を描くように指の腹で柔らかく撫でられる。肌がざわめく快感がやってきて逃げ腰になるが、リベルトが優しく重みをかけてきて、逃げられない。
    「……リベル、ト……っ、それ……ぃ、や……っ」
    「……ああ。それでいい、はず、だ……」
     リベルトが熱い息を吐き、徐々に頭をもたげ始めた花芽を人差し指と親指、そして中指でそっと摘んだ。蜜を塗られてぬるつくそこを、そっと擦り立てる。
    「……あっ、あ……あ、駄目……っ」
     初めて知る強烈な快感にどうすればいいのかわからず、涙目で見返す。リベルトはわかっていると熱い吐息混じりの声で返しながらも、指を止めない。
    「や……駄目……駄目、よ……もう、弄っちゃ……駄目……!」
     首を小刻みに左右に打ち振り、淡い涙を零して嫌だと嘆願するのに、リベルトはやめない。
    「ルーチェ……ルーチェ、可愛い……あぁ、もっと可愛く啼いて、くれ……っ」
    「……嫌……あ……駄目……っ。も、駄目……しない、で……っ」
     不意にリベルトが、きゅ……っ、と花芽を強く押し潰した。直後、脳天を突き抜ける快感が走り抜け、ルーチェは大きく喘ぎながら仰け反った。
    「……あぁっ!!」
     小さな絶頂を迎えて身を強張らせ、しばし戦慄いてからぐったりとシーツに沈み込む。蜜がとぷりと溢れ出し、割れ目を伝って後ろの穴がしっとりと濡れていくのがわかった。
     何が起こったのかわからず茫洋とした瞳でリベルトを見返すと、彼はどこか驚いた顔でルーチェを見つめている。
    「……達った……のか……?」
     それがどういうことなのか、性に関して未熟なルーチェにはよくわからない。小さいとはいえ初めての絶頂を迎え、呼吸を整えるだけで精一杯だ。
     リベルトは花芽を弄っていた指を引き寄せ、それがじっとりと蜜で濡れていることを確認する。そして引き寄せられるように舌を出し、蜜を舐めた。
     棒状の飴菓子を味わうかのような舌の動きがとても卑猥で、ルーチェは頭が沸騰しそうな羞恥と男の色気を感じ取る。ぢゅ……っ、と指をくわえて蜜をすべて舐め取ると、リベルトは小さく呟いた。
    「これが、あなたの味……頭の芯が蕩けるような味、だ。病みつきになりそうだ……」
     熱に浮かされたように小さく呟いたリベルトの目が、細められた。その目尻に強い執着の色合いが見えたような気がして、背筋がぞくりとする。
     リベルトがルーチェの胸の谷間に右手を押しつけた。大きな掌の感触にビクリと震えると、リベルトはその手を腹部に下ろしていく。
     撫でられる感触に感じて身震いしていると、リベルトが不意に膝裏を摑んで足を大きく広げた。股間が恥ずかしいほど開かれ、快感に火照った意識が一瞬正気に戻る。
    「……や……っ」
     これでは恥部が丸見えになってしまう。隠そうと慌てて両手を伸ばすより早く、リベルトが何の躊躇もなく秘所に顔を埋めた。
    「リベルト……っ!?」
     ちゅ……っ、と愛おしげに軽くくちづけられた直後、尖らせた舌先が花弁や花芽を激しく味わってくる。先ほど指で触れられていた場所を、今度はぬめってほどよい弾力のある舌で弄り回され、息を吞んだ。

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