イラストちら見せ!
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あらすじ
騎士は皆、絶倫だ
カタブツ騎士団長、プロポーズ後は溺愛が暴走中!!アリアは謎の男に追われたのを助けられたことで、近衛騎士団長レナルドと同居して騎士団の手伝いをすることになった。それからわずか1週間、アリアはレナルドに求婚されてしまう。甘く身体に触れられると頭の芯まで痺れるようにうっとりしてきて――。でも公爵家嫡男のレナルドと伯爵令嬢とはいえ下町育ちの自分が本当に釣り合うのか悩み……!?
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キャラクター紹介
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アリア
伯爵令嬢だが10歳まで王都の下町暮らし。不運体質のおかげでレナルドと出会う。 -
レナルド
近衛騎士団長で公爵家嫡男。恋愛に興味がなく仕事中毒だがアリアに一目惚れ。
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試し読み
レナルドの屋敷に到着し湯浴みを終えると、時刻は深夜近くになった。いつもならもう寝ている時間だが、アリアはそわそわした気持ちでレナルドを待つ。
――もしかしたら私に気を遣って、今夜は触れてこないかもしれないけれど……私はレナルド様に触れたい。
彼が寝たいというのであればその意思を優先したいが、多分アリアは普段通りに眠れないだろう。身体は疲労していても頭が冴えている。
――せめて抱き着きながら眠れたらいいな。レナルド様に抱きしめられていたら、眠気がこなくても安心して夜を過ごせそう。
枕を抱きしめたまま寝台の上に座っていると、寝室に続く扉が開いた。
「アリア、寝ていなかったのか」
「レナルド様がいないのに眠れません」
どことなく気怠げな空気を纏っている。もしや彼はひとりで自身の欲望を発散させていたのではないか。
――私に負担をかけないために我慢しようとしたの?
その気遣いはうれしい反面、なんだか非常にムッとする。
アリアはシーツに横たわり、隣をポンポンと叩いた。
「待ちくたびれました。早く私を温めてください」
この程度のわがままならいいだろう。気恥ずかしい気持ちになりつつ、アリアはレナルドに要求した。
「すまない」と謝罪しながら、レナルドも寝台に横たわる。彼の腕がアリアの身体に巻き付くが、そのまま胸に抱き寄せただけで動きが止まった。
「……レナルド様。私に手を出す気にはなれませんか?」
グイッとレナルドの身体を押し倒す。
「アリア? ……ッ!」
仰向けになった彼に抱き着きながら、首筋にキツく吸い付いた。
――あれ、難しいわ。ちゃんと痕がつかない?
もう少し強く吸わないとだめなのだろうか。何度も同じ箇所にキスをしていると、レナルドが艶を帯びた息を吐く。
「まいった。君は本当に私の予想を超えてくる」
「え?」
「今夜は疲れているだろうから手を出さないようにと思っていたのに、やっぱり無理だな。私は愛する女性の前では紳士ではいられない」
コロン、と身体を反転させられて、今度はアリアが仰向けになった。レナルドが覆いかぶさりながら、シャツの釦を外していく。
彼の素肌を見るのははじめてではないのに、心臓がドキドキして落ち着かない。
「私を煽った覚悟はいいな?」
「も、もちろんです!」
気合いを込めて返事をする。だがきっとアリアの顔が真っ赤になっているのは気づかれているだろう。
――私からも脱いだ方がいいのかな? でも男性が脱がせたいのかしら!?
閨の作法というものに自信がない。勢いでレナルドと繋がりたいとねだってしまったが、アリアの知識はさほど多くはなかった。
「レナルド様、はじめてなのでうまくできるかわからないのですが」
「大丈夫だ。そんな心配はしなくていい」
「具体的にはどうしたらいいですか? 私はたくさんレナルド様に触りたいです」
好きな人には触られたいし触りたい。
気持ちの制御を止めてしまえば、坂道を転がり落ちるように感情が止まらなくなりそうだ。
「私もレナルド様を気持ちよくできますでしょうか?」
レナルドが真顔で固まった。喉奥から苦悩めいた声を漏らしている。
「やはり君は私を惑わす小悪魔だな……その発言も計算じゃないのが恐ろしい」
「え? 本心ですよ?」
ネグリジェの釦をプチンと外すと、レナルドに止められた。代わりに彼がアリアの肌を暴いていく。
「無邪気で大胆で怖い物知らずで、見ていて飽きない。次になにをするのだろうとハラハラする」
褒められているようには感じない。
釦をすべて外し、胸下のリボンを解いた。ネグリジェの裾をめくられて頭から大胆に脱がされる。
「わっ」
「君は本当に私を振り回すのが上手だ。ずっと私の手が届く範囲にいてほしい」
それはちょっと……と頭の片隅で思うが、それほど欲してもらえるのはうれしい。
レナルドの手がアリアの首から鎖骨、胸へと下がっていく。
肌を撫でられるだけで身体の神経が敏感に反応しそうだ。強弱をつけた触れ方がいやらしくて、もっと強く触れてもらいたくてたまらない。
胸のふくらみを優しく弄られる。指先でクニッと敏感な蕾を刺激されて、アリアは声を零した。
「ン、アァ……」
「ぷっくり腫れて可愛らしい。食べごろのように赤く熟れている」
彼は指で刺激を与えながら、反対の胸に吸い付いた。赤い実をジュッと吸われて、アリアの腰がビクンッと跳ねる。
「ひゃあ……ッ!」
飴玉を転がしているようだ。なにも味なんてわからないのに、レナルドはおいしそうに味わっている。
「アリア、考え事か?」
「え? あ、ちが……アァッ」
胸の頂を強く吸われて、ぞくぞくとした震えが背筋を駆けた。下腹が収縮し、子宮の疼きが止まらない。
レナルドの手がいやらしくアリアの肌をまさぐる。円を描くように下腹に触れられると、身体の奥からとろりと蜜が零れてきた。
「ん……っ」
「素直な身体だ。愛らしくてたまらない」
じっとり濡れた布地の上から割れ目をそっと撫でられた。指先で触れられただけで、腰が跳ねそうになる。
「胸を弄られただけで濡らしてしまったのか。アリアは敏感だな」
「だ、……って、んぁ……っ!」
ピン、と胸の果実を指先で弾かれた。
痛みなど感じないほどささやかな刺激なのに、どうして声が漏れてしまうのだろう。
――なんか変……頭もぼうっとして、お腹は熱い……。
すべての刺激が快楽に変換されてしまう。レナルドの吐息すら媚薬のようにアリアの官能を高めていく。
「可愛い。私にもっと可愛らしいところを見せて」
「……ッ!」
低音の美声が腰に響く。耳元で囁くのは反則だ。
アリアの下着はもはや役割を果たしていない。レナルドは蜜を吸って重くなった布を手早く脱がせた。
「とろとろだ。君が感じてくれた証拠だな」
「……え? あ、待ってくださ……ひゃあんッ!」
レナルドがアリアの秘所に顔を埋め、蜜口を舐め上げた。
直接愛液を舐められた刺激にアリアは身体を震わせる。
「だ、ダメ……そんな、きたな……!」
脚をバタつかせようとするが、びくともしない。いつの間にかレナルドががっちりとアリアの太ももを抱えていた。
彼にとってはアリアのささやかな抵抗など、子猫の戯れ程度にしか感じていないだろう。
「あ、やぁ……そんな、すすっちゃ……っ」
淫靡な水音が室内に響く。
じゅるじゅると啜られる音を聞かされて、アリアは羞恥のあまり耳を塞ぎたくなった。
「アリア、耳を塞がないで。全部聞いて、私を見るんだ」
「……ッ!」
誰がアリアを気持ちよくさせているのか。その耳と目で焼き付けるようにと命じられた。
普段のレナルドはアリアに優しいが、寝台の上では甘いだけではない。嫉妬深くて意地悪で、アリアをとことん快楽の坩堝に落とそうとする。
――恥ずかしいけど、嫌じゃない……。
彼の肉厚な舌で舐められるのが気持ちいい。蜜口を舌先で突かれて、敏感な突起に吸い付かれれば簡単に果ててしまいそうだ。
こんなに綺麗で高貴な人が自分に奉仕をするなんて信じられない光景だ。
直視しがたいほどいやらしくて、ドキドキしている。ずっと心臓が騒がしくて、そして下腹の疼きが止まらない。
――ああ、早くほしい。
愛する人とひとつになりたい。
アリアはそっと、レナルドの頭を撫でる。
「レナルド様……もう、切ないの」
お腹の奥を満たしてほしい。
その切実な懇願を視線だけで訴えると、彼の喉が上下に動いた。
髪をクシャリと乱し、汗で濡れた前髪をかきあげる。その姿が凄絶に色っぽい。
「たっぷり濡れているが、まだ狭い。もう少し受け入れる準備を整えないと」
「あ……っ!」
ツプリ、と指が挿入された。
濡れそぼった蜜口は難なくレナルドの指を二本飲み込んでいる。
「あぁ……指、太い……っ」
剣を握る指だ。皮膚は厚くて剣だこもある。
彼の大きな手で身体中を撫でられるのも好きだが、こうして誰にも触れさせたことのない中を弄られるとたまらない気持ちになった。
「すごい締め付けだな。食いちぎられそうだ」
レナルドが苦笑した。
淫らな水音までアリアの官能を刺激する。
「ア……ッ、そこは……っ」
「ここ?」
ひと際感じるところを擦られて、アリアは身体を震わせた。
身体中が熱くてたまらない。胎内にこもる熱を発散させたい。
「はぁ……んぅ……っ」
指を三本まで飲み込んだところで、ちゅぷっと音を奏でながら引き抜かれてしまった。
レナルドの指は透明な蜜を纏っている。指がふやけそうなほどたっぷりと。
「甘い」
「……ッ!」
手首にまで垂れ落ちる愛液を見て、アリアは声にならない悲鳴を上げた。
「アリア、覚悟はいいな?」
レナルドが下穿きを緩めた。
窮屈そうにしていたふくらみが解放される。ビキビキと血管が浮かんだ楔は、以前見たものよりも凶悪に見えた。
――あ、あれ? なんか前よりも大きいような……?
ぼんやりとしていた頭が鈍く動くが、思い出そうとするよりも早く蜜口の中心にあてられる。
「痛かったらすまない。私の背中に爪を立てたらいい」
「え? いや、そんなことはできな……、ンーーッ!」
グプリ、と先端が埋め込まれた。
想像以上の質量に声を失いそうになる。
――大きい……!
痛みが出ないように少しずつ動いているのがわかる。レナルドの欲望は徐々に奥へと進み、時間をかけて最奥に到達した。
「はぁ……、アァ……ッ」
コツン、と奥に当たった。
みっちりと埋められた熱杭は存在感が圧倒的だ。内臓を押し上げる感覚が苦しい。
予想していたような破瓜の痛みには襲われなかったが、それでも異物感に眉を顰めた。
「アリア、大丈夫か?」
額に貼り付いた髪をどけられた。レナルドが心配そうに顔を覗いてくる。
「はい、なんとか……」
でもまだ動かないでほしい。
「ああ、君が落ち着くまで待とう」
乱れた呼吸を整えながら、アリアはレナルドを見つめる。 -
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