Vanilla文庫 ドルチェな快感♥とろける乙女ノベル

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書籍詳細

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淫夜の悪魔と塔の上の乙女

著者:浅見茉莉
イラスト:KRN

ISBN:978-4-596-74513-2
ページ:290
発売日:2016年6月17日
定価:本体590円+税

あらすじ

修道院に預けられ、外の世界と切り離されて育ったトゥーリアは、夜闇に紛れて出会ったフェルナンドと恋に落ちる。周囲に隠れて毎夜訪れるフェルナンドに教えられ、トゥーリアの身体は淫らに開かれていき……蕩けるような愛撫で初めての悦楽の虜に。身も心も彼に捧げるトゥーリアに、フェルナンドはいつまで経っても素性をはぐらかしてばかりで……。

キャラクター紹介

heroine_vbl63トゥーリア

貴族の娘だが庶子だったために修道院で暮らしている。俗世から遠ざけられてきたので、好奇心旺盛な性格。

hero_vbl63フェルナンド

トゥーリアのもとに訪れる青年。どこかの貴族のようだが、素性を教えてくれず……。

試し読み

乳首を吸われ、トゥーリアは髪を振り乱して喘いだ。フェルナンドの口中で、乳頭が舌で嬲られている。ぞくぞくするような震えが背筋を這い上がっては駆け下り、トゥーリアはフェルナンドの黒髪を握りしめた。
 反対側の乳房もきつく柔らかく揉まれて、痺れが広がっていく。ことに乳頭を弄ばれるとたまらなかった。こちらも吸ってくれればいいのにと、混沌とした頭で思う。
 心地よさに身を預け、ひたすら快感を貪っていると、新たな感触に気づいた。フェルナンドの手がトゥーリアの身体の線をなぞるように下がり、夜着の上から股間に触れた。
「……っは、あ……」
 指が布ごと押しつけられ、そこから湿り気が広がっていく。すぐに冷えていくのは、夜着が濡れたからだろう。
 濡れる……? 私、また……。
 この前もそうだった。粗相したわけでもないのになにかが溢れていて、それを指で掬い取ったフェルナンドが舐めてみせたのだった。
「ああ、すごいな……」
 そう呟いたフェルナンドの指が蠢いて、秘裂に忍んでくる。ざらりとした麻の感触に、トゥーリアは声を上げる。
「やっ……いた、い……」
「痛い?」
 すぐに指は退いていき、またしてもトゥーリアは安堵ともの足りなさを感じながら息をついた。
「なるほど、ここも舐めてほしいということだな」
「え? 違――」
 そんなつもりはまったくなかったけれど、想像して期待が頭をもたげた。胸を舐め吸われるのがあんなに気持ちよかったのだ。おそらくそこも「いい」に違いない。
 フェルナンドは夜着の裾をへその辺りまで捲り上げながら、トゥーリアの膝を折らせて左右に開いた。
「きれいな花園だ」
 その言葉に、トゥーリアは思わず視線を下肢に向ける。
「おかしなことを言うのね。花なんて咲いていないわ」
 枕元のろうそくのおぼろげな明かりでは、トゥーリアからは薄い和毛がふわりと煙っているのしかわからない。それでも間違いなく花はないはずだ。
「そうだな、まだ小さな蕾だ。ほら――」
 フェルナンドは指先で秘裂を開き、そこに顔を近づけた。
「ひ、あっ……」
 なにかがなにかに触れた。いや、きっと触れてきたのはフェルナンドの舌だ。舐めると言っていたのだから。では、触れられたのはどこだろう。
「あっ、ああっ、ま、待って!」
 痺れるような強い刺激に、トゥーリアは何度も腰を跳ねさせた。フェルナンドが顔を上げ、どうにか人心地がつく。しかし乱れた息に、剝き出しの胸が上下した。その頂にある粒も、またきゅうっと尖ってしまったようだ。
「……なに? なにをしたの?」
「きみの蕾を可愛がっただけだ。よかっただろう? また蜜が溢れてきている」
 つ……、と秘裂を指でなぞられ、そのなめらかな動きに、トゥーリアは身震いした。

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