Vanilla文庫 ドルチェな快感♥とろける乙女ノベル

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書籍詳細

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御曹司と秘密の契約~不機嫌王子の抱き枕なんて困りますっ!~

著者:沢上澪羽
イラスト:森原 八鹿

ISBN:978-4-596-58585-1
ページ:290
発売日:2019年2月1日
定価:本体590円+税

あらすじ

「隣に来て、一緒に寝ろ。それが黙っている条件だ」副社長の弘章に、副業しているのがバレてしまったゆずは、不眠症で悩む彼にお持ち帰りされ『抱き枕』になることに!? 抱き枕のはずなのに、甘く触れられて気持ちよくなっちゃう!! しかも会うたびに接触が濃厚に。どんどん弘章に惹かれるけど、副社長である彼との間にはやっぱり壁が……!?(ヴァニラ文庫ミエル)

キャラクター紹介

heroine_VBL185小田島ゆず(おだじま ゆず)
ぽっちゃり体型のOL。弘章に副業がバレてしまい、彼の『抱き枕』になる。

hero_VBL185相馬弘章(そうま ひろあき)
株式会社相馬社長の息子で次期社長。仕事のストレスが原因の不眠症に悩む。

試し読み

「あ、あの、違うんです。その、私、太っているんで……見られるのが恥ずかしいんです」
正直に答えると、弘章は眉根を寄せて首を傾げた。
「別に太っている内に入らないだろ? さっき抱き上げた時だって特に重くもなかったし」
「で、でも。でも、お腹も足も、平均よりもずっとお肉が付いてるんで……」
言っている内に、情けなくなってきた。
自分の体型をコンプレックスになど思ったことはなかったのだが、今は、見られても恥ずかしくない体だったらよかったのにと、そんなことを考えてしまっていた。見られたくない体の自分が恨めしい。それなのに。
「ひ、弘章さんっ!?」
弘章は胸元を隠しているゆずの手首を掴むと、あっさりとシーツに縫い付けてしまった。そして、その端整な顔を間近に寄せてくる。
「申し訳ないが、やめるつもりはない。こんなに柔らかくて気持ちのいい体が目の前にあるのにやめてやれるほど、俺はできた人間じゃないんだ」
じりじりと焦げ付くような熱を孕んだ声で囁かれ、ゆずはもう息もできなかった。肉食獣を彷彿とさせるその気配に、心ごと支配されてしまう。抵抗することすら、忘れてしまうほどに。
すっかり大人しくなってしまったゆずに、弘章は満足げな笑みを口元に浮かべ、再び胸元に唇を寄せてくる。
ブラの際に強く吸い付かれ、ぴりっとした痛みと、背骨に沿ってぞくりとした感覚が走った。弘章の大きな手のひらがブラの上からゆずの胸を包み込む。円を描くように揉みしだかれ、ゆずの口からは甘い吐息が漏れた。
「柔らかいな……」
「あ……んう……」
弘章のしなやかな指先が、するりとブラの中に進入して直接胸の膨らみに触れてくる。その指先が胸の先端の敏感な場所に触れ、ゆずは大げさなほど体を震わせた。
「あ……あ……ん、ん、んう……っ」
そっと胸の先端を指先で転がしながら胸を揉みしだかれると、経験したこともない甘い痺れが体を貫く。触れられている胸の先端が熱く切なくなって、硬くなってしまっていることがはっきりとわかった。
そのことは弘章も気付いているだろう。執拗に胸の先端を捏ねられ、ゆずの体は何度も何度も跳ね上がる。体を貫く痺れが全て下腹部に流れ込んでいくようで、ゆずの腰は無意識にもじもじと揺れていた。
間断なく与えられる苦しいほどの刺激に、高熱にでも冒されたみたいに呼吸は切迫し、意識は霞が掛かったように朦朧とし出す。
「ほら、横を向いて」
力の入らない体を横向きにされたかと思うと、弘章に衣類も下着も取り去られていく。そしてショーツを残して、身につけていた衣類はあっという間にベッドの下へと落とされていた。いつの間にか弘章も自身の残った衣服を脱ぎ去っていた。
そんな状態でぎゅっと強く抱きしめられ、触れ合った素肌から互いの体温が混じり合う。触れ合った胸から、弘章の鼓動さえも伝わってきた。
――なんだか、ひとつになったみたい。
ぼんやりとした頭で、ゆずはそんなことを思っていた。けれどすぐにそんなことはただの思い過ごしなのだと思い知らされる。
「……っあ! ひゃ……」
両胸を手のひらで掬い上げられ、その先端に舌を這わされた途端、指で捏ねられていたのとは比べものにならない刺激がゆずの体を貫いた。ひとつになったなんてとんでもない。より一層、弘章という存在を強く感じる。
「あ……あ……っ、ん、んん……」
わざと濡れた音を立てて乳首を吸い上げられ、背中が仰け反る。唇で柔らかく食まれ、舌先で弾かれ転がされる。
「は……ぁん……」
あまりにも強い刺激に涙が滲んだ。触れられているのは胸なのに、下腹部がどんどんと熱くなっていく。熱くなって、痺れて、疼く。これが感じているということなのだと、ゆずは体で理解していく。
ゆずの胸の形を自在に変えていた弘章の大きな手が、ゆっくりと腹部へと滑り落ちてくる。脇腹を撫で、下腹部に触れ、ショーツの端に掛かったところで、朦朧としていたゆずもさすがにはっとして彼の手を掴んだ。
既にこれ以上赤くなりようもないと思っていた頬を更に紅潮させ、潤んだ瞳で弘章を見上げると小さく首を振った。
誰にも触れさせたことのない場所に触れられるのが怖い。ということじゃなくて、弘章が触れようとしている場所がどうなっているのか、そのことを知られるのが恥ずかしかったのだ。
知らなかった。自分の体がこんなふうになるだなんて。
「こ、これ以上は……その……」
掴んだ弘章の手にぎゅっと力を込める。
「……今更、それが通用すると思っているのか?」
色気のある深い低音でそう囁いた弘章は、企んだように口の端っこを僅かに持ち上げた。そして再びゆずの胸元に唇を寄せる。
「…………っぁあ!」
それまでよりも一層激しく乳首を弄くりだし、ゆずはあっという間に快楽の中に放り込まれてしまう。甘い毒に蝕まれ、思考回路は徐々に鈍り、自分がなにを恥ずかしがっていたのかもわからなくなっていく。
彼の指先がショーツの中に忍び込んできたのさえ、もう気が付く余裕もないほどに。
「………………っ!」
するりと進入してきた指先に気が付いた時、恥ずかしいと思うよりも先に、その刺激の強さにゆずは声も出せなかった。
弘章のしなやかな指が、溝に沿って差し込まれ、ゆずの一番敏感な場所に触れる。その瞬間、電撃に打たれたのかと思わんばかりの痺れが全身を貫いた。目の奥でちかちかと白い火花が散るほどに。
「……濡れてる」
耳元で吐息混じりに囁かれ、ぞくりと腰の奥が熱くなってゆずは息を詰めた。
耳たぶを舐られ、胸を揉みしだかれ、更には自分で触れたこともない敏感な花芯を捏ねられ、もう呼吸さえもままならなかった。口からは蕩けんばかりの甘い嬌声が漏れていたが、それを止める術もない。
どんどん体温が上がって、内側からなにかがせり上がり、自分を今にも壊してしまいそうだった。強すぎる快感は、小さな恐怖心さえゆずに抱かせる。
どろどろに溶かされた秘所に、つぷりと弘章の指が埋め込まれ、ゆずはその違和感と痛みに唇を噛む。
けれどゆっくりゆっくり、解すように中を掻き混ぜられていると、やがて違和感も痛みも薄らいでいき、小さな快楽が芽吹き始めるのがはっきりとわかった。
「……っ、ん、ふ……あ……っ!」
その小さな快楽の芽はあっという間に膨らみ、ゆずを搦め捕っていく。
弘章がゆずの中を抉る速度が徐々に増し、いやらしく響く水音もどんどん大きくなっていく。自分から奏でられるその水音に恥ずかしさがこみ上げたが、弘章に与えられる快楽の前にそんな羞恥心もあっという間に消し飛ばされてしまうのだ。
「……ぁああっ!」
蕩けきった声を聞かれるのも本当は恥ずかしいのに、与えられる刺激には抗えず、それはどんどん大きくなっていく。
しなやかな弘章の指が深い場所を突き上げる度、電流に似た快感が背骨を駆け上がって体を貫いていく。その度に瞼の裏で白い火花が弾け、意識さえも消し飛ばされてしまいそうだ。
深く突き立てられていた指がくっと曲げられ、中を引っ掻くようにされた途端、それまでとはまた違った深い快感が体を突き抜け、ゆずは呼吸するのも忘れて体を仰け反らせた。びくびくと強張った体が痙攣する。
「……ここ、気持ちいいんだ?」
「あ……! そこ……ダ……ん、はぁ……んっ」
経験したことのないあまりに強い快感は怖くて、ゆずは無意識に弘章の胸を押し返そうとしていた。けれどすっかり力の抜けているゆずの手では、彼を押し返せるはずもない。あっさりと片方の手で両方の手首を掴まえられ、頭の上で固定されてしまった。
「こ、……怖い、です……っ」
荒い呼吸の合間に、やっとそれだけ言葉にする。気を抜いたら、今にも快楽の波に呑まれ、どこか遠い場所に押し流されてしまいそうで。
「怖いことなんてないだろ? それとも、嫌か?」
「い、嫌では……ぁ、んん……っ」
「じゃあ、力を抜け」
そう言われても、勝手に体に力が入ってしまうのを、どうすることもできない。もうずっと力みすぎていて体のあちこちが痛み、できることならゆずだって力を抜きたかった。でもそれも叶わないでいる。
「……んんっ……ん、ンん……!」
尚も激しく中を抉られ、血が沸騰しているかと思うくらい、全身が熱くて仕方がない。弘章の指先が生み出す悦楽がどんどん膨らみ、今にも爆発しそうだった。
「あ……っ、ふあ……!」
卑猥な水音を高く響かせながら深く奥を抉られ、その上すっかり硬くなってしまった胸の先を舌先で転がされ舐られ……どんどんと体温が上昇していく。
熟れきった果実を思わせる甘く濃厚な官能が一気に押し寄せ、ゆずはその波に抗う術もなく呑み込まれていく。
「あ…………っ! ふ………………ン、ぁあ…………!」
燃え上がったかというほど熱くなって、体が浮き上がる感覚と共に瞼の奥で白い火花がいくつも弾けた。呼吸も忘れるほどの強い快感が電流のように駆け抜け、ゆずは何度も体を激しく痙攣させた。
苦しいほどの快感に、体がばらばらになってしまいそうだ。いつの間にかきつく噛みしめていた唇が切れてしまったのか、口の中に血の味が広がった。
やがて激しすぎる快楽の波が去った時には、ゆずはもうすっかり脱力してしまっていて、指先ひとつ動かせない状態でぐったりとシーツに身を預ける。
弘章はゆっくり身じろぐと、汗で頬に張り付いてしまったゆずの髪の毛を、そっと指でよける。ただ触れられただけだというのに、まだ快楽の余韻の残るゆずの体はびくんと大げさなほどに反応した。
そんなゆずを見下ろし、弘章は満足げにくすりと笑う。
「……感じやすいんだな。でも、これで音を上げられても困るな。これからが本番なんだから」
妖艶、という言葉が似合う弘章の声と表情に体を震わせながら、ゆずは目を見開いた。
「これ以上なんて……そんなの無理、です……」
今でさえもう指先ひとつ動かせないほど感じさせられているというのに、これ以上なんて想像すらできない。ゆずはやっとの思いで首を横に振って「無理だ」という心からの意思表示をしたのだが、弘章はその端整な顔を苦しげに、けれど艶やかに歪ませた。
「……煽ってるのか?」
「え? 煽る?」
そんなつもりなど微塵もないどころか、どうしたら自分の発言が彼にそう受け取られてしまうのかも理解できないまま、小さく首を傾げた。弘章もゆず同様少し首を傾げ、それからどきりと心臓が跳ね上がってしまうくらいに、危険でそれでいて美しい笑みをその顔に浮かべる。
「まあ、どっちでもいいか」
そう言うと、弘章はゆずのショーツをするりと奪い去ってしまった。そしてすっかり力の抜けてしまっているゆずの膝裏に手を掛けて足を持ち上げた。
「ちゃんと避妊はするから心配するな」
「え……? あ……っ」
弘章の手ですっかり濡らされてしまった秘所に、熱く硬いものが押し当てられた。それが彼の体の一部だということは理解できたが、その熱さと硬さはとても人間の体の一部とは到底思えなかった。
――そんなの、無理!
思わず恐怖心が先に立って、考えるよりも先に逃げだそうとしたが、さっき達してしまったばかりの体は思うようには動いてくれない。しっかりと足を抱え上げられ、弘章の灼熱の滾りがゆずの堅い花びらを押し広げていく。
「あ……っ! ん……ん、う……っ」
弘章にすっかり解され濡らされていたせいか、初めてではあったがそれほど強い痛みは感じなかった。それでも指とは比較にならないほどの圧迫感に息は詰まった。
「苦しいのか?」
「わ……わからな……い、です……ン……」

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