書籍紹介
恋する強引御曹司~運命のフェロモンに発情中~
恋する強引御曹司~運命のフェロモンに発情中~
ISBN:978-4-596-41686-5
ページ:306
発売日:2021年6月3日
定価:本体650円+税
  • あらすじ

    捕獲した初心なOLを、オオカミさんはあの手この手で超溺愛!?

    「柚香のこの匂い……本当にたまらないな」憧れの上司でもあった有一さんと付き合うことになったけど、こんなに距離の近い人だったなんて! 草食系じゃなくて、本性は肉食系!? 甘すぎる愛撫に翻弄されるうちに、不慣れだった身体が快感に目覚めさせられちゃって…。だけど、好きになればなるほど彼が御曹司である現実が目の前に迫ってきて!?

  • キャラクター紹介
    • 江本柚香(えもとゆずか)
      過去のトラウマから恋に踏み出せずにいた。有一への想いは憧れだけだったはずが……。

    • 大崎有一(おおさきゆういち)
      大崎インテックの御曹司であり営業部部長。恋愛や女性には興味がないと噂されている。

  • 試し読み

    楽しそうに微笑みながら、目つきは鋭い。柚香の反応を楽しみながらも、さてどうやって食べようかと舌なめずりをしている。
     怯えながらも彼を見つめていると、有一は軽く髪をかき上げて再び唇をつけてきた。けれども今度は軽いキスで終わり、その代わりにちゅっと軽く音を立てながら、首の方に移動してきた。
    「ん……っ」
     ぞくっとして肩が揺れてしまった。
    「気持ちいい? ここ?」
     有一が顔を埋めてきて、舌でちろりと舐めた。無意識に身体がさらに震え、有一が微かに笑った気配がした。
     舌がしきりに首を舐めてくる。そうしながら、有一は柚香の肌に鼻を押しつけてクンクンと匂いを嗅いでくる。
    「柚香のこの匂い……本当にたまらないな。存分に味わいたいと、ずっと思っていたのがようやく叶ったよ」
     なんて動物的な表現だ。
    「いい匂いって……わ、わからないです」
     香水でも柔軟剤でもない。シャンプーの匂いでもなさそうだ。だとしたら――。
    「柚香が元々持ってる、本来の匂いだと思うよ。誰にも言われたことがないんだとしたら、俺だけにしかわからないんだね。柚香の甘い香りは」
     顔を上げた有一は、笑みを浮かべるとゆっくり眼鏡を外してサイドテーブルに置いた。
     意味がわからない。どうしてこうなった。混乱する柚香を置き去りにして、今度は首の付け根から顎へ向かって舌がゆっくりと舐め上げてくる。
    「あ、あぁ……ッ」
    「ここ、柚香の気持ちのいいところだよ」
     疑問形ではなく、断言された。どうしてわかるのかと聞くまでもなく、再びそこを責められると身体がさらに震えた。ぞくぞくして、気持ちがいい。頭もぼうっとして、身体がなんだか熱くなってきている。
    「や、怖い……」
    「痛いの?」
    「ううん、違います……」
    「痛くないのなら、やめないよ。約束は『痛い』と言ったらすぐ止める、だからね」
     う、と言葉に詰まった。確かにその通り。そして今彼からされている行為は、痛みとは遠くかけ離れている。
     いつの間にか有一の手が胸へ伸び、膨らみにそっと触れていた。ふわり、と大きさを確かめるように優しく蠢く。ゆっくりとしていて穏やかな手の動きは微塵も怖くなく、それどころかじれったさを覚えるくらいだ。
    「ふ、あ……っあ……」
     首に触れていた唇が、肩の方に下りていく。それと同時に、胸に触れていた手がプツプツとブラウスのボタンを外し始めた。
     柔らかなシフォン生地のブラウスのボタンを全部外し前を開けると、レースのキャミソールが中からのぞいた。
     有一の手が止まったので、まさか変な下着でもつけていたかと焦ってしまう。しかし彼は、恍惚とした表情で柚香を見下ろしていた。
     自分を見つめる有一の目が、どんどん変化していくのに戸惑っていた。
    「当たり前かもしれないけど……肌の露出が増えると、柚香の匂いも強くなるね」
    「!!」
     慌ててシーツをたぐり寄せようとしても、すぐに遮られてしまう。
    「恥ずかしいです、もうやだ……っ」
     有一が柚香の頭を撫でながら、顔を近づけてきて額に唇を落とした。触れた唇の柔らかさに、安堵して息を吐く。
    「恥ずかしい? どうして?」
    「だって」
     いい匂い、いい匂いと、あまり言わないでほしい。自分が特殊なのかと、何か特別匂うのかと心配になってくる。
    「俺だけが、こうして柚香の匂いに引きつけられているのに……それが、イヤ?」
    「イヤ、と聞かれると……わからないです……」
     フフッと軽く笑い、次は唇に直接触れてくる。
    「そんなことは心配しないで、俺に委ねて」
     彼の恋人だという実感は欲しい。そのためのセックスならわかるが、こんなに身体中の匂いを嗅がれるなんて想像もしていなかったのに。いや、それで彼が喜んでくれるのならこっちも受け入れるべきなのか。
     柚香はぎゅっと目を瞑り呼吸を整えてから、ゆっくり目を開けた。
    「……覚悟、決めたみたいだね」
     そんな柚香を見下ろし、有一は目を細めて笑う。なんの覚悟かよくわからないまま、少し頷く。
    「これから待っているのは、怖いことでも痛いことでもないんだよ。ああ、でも……」
     そう言って、有一は上唇を舐めた。
    「もしかして、怖いって感情は覚えるのかもしれないね」
     どういう意味ですか、と問いかけるような間はなく、今までよりもっと激しい愛撫が始まってしまった。

     優しく触れるだけの愛撫から一転し、胸を揉む手に明確な力が加わった。やわやわと触れられるのは心地よかったけれど、それだけだ。じれったさの先にあったのは、快感だった。
    「う、あ……んっ」
     人差し指は敏感な頂を探りあて、すりすりと円を描くように愛撫してくる。そのたび、身体の奥がぞくぞくした。腰の辺りに疼きを感じる。もう既に触られているはずが、もっと触ってほしくなるのはどういうことだろう。
    「脱がすよ」
     有一は短く囁いたかと思うと、柚香の背中に手を回しホックをプツンと外した。
    「わ、わ、えっ」
     鮮やかとも言える手つきで、途端に胸の辺りに開放感が広がっていく。動揺した。柚香の戸惑いに構わず、キャミソールがたくし上げられ白い乳房が有一の目の前にあらわになった。
    「色白だと思ってたけど。……綺麗だ」
     かあっと頰が熱くなった。見た目も性格も地味で人に誇れるものはないが、肌だけは少し自信があった。特別な手入れはしていないけれど荒れることは滅多にないし、普通よりも色白だと思う。
     とはいえ褒められることなんてほとんどなくて、綺麗なんて言われたことも初めてだ。
     有一は柚香の乳房に顔を寄せ、唇をつけ軽く吸い上げた。
    「っ……?」
     ほんの僅かな刺激があったかと思うと、有一の顔が離れた。なんだろうと思い自分の身体を見下ろすと、そこには小さな赤い痕が印されている。
    「あ」
    「キスマークだよ」
     単語を知らなかったわけじゃない。けれど、じわんと赤く鬱血した痕がそれだと初めて知った。学生時代、首にできたその赤い痣のような印をしきりに気にしていた友人がいた。その意味を初めて知って、恥ずかしさがこみ上げた。
     あの時の彼女も、こうして誰かに身体を唇で吸われていたのだ。
    「柚香は色が白いから、痕も目立つな」
     え、と焦って再び身体を見下ろすと、確かに、白い肌にくっきりとキスマークが浮かんでいる。
    「え、あの」
    「大丈夫だよ。……俺しか見えないところにつけるから」
     反対側の胸にも唇をつけられ、ぴくり、と身体が震える。ほんの一瞬しか味わえない甘い痺れに、もう既に捕らわれてしまっている。
    「ん……」
     自然と漏れた声を聞き、有一はもう一方の胸に手を伸ばした。
     絶妙な力加減で柚香の胸を揉みながら、指先が頂に触れる。くるくると指の腹で撫でられるたび、不思議と腰の辺りうずうずしてしまう。
    「ほらここ……固くなってきた」
     身体の変化は、口にされなくてもわかっていた。それでも恐る恐る言われた方を見れば、胸の頂はぷっくりと膨れていた。もっと触れてほしいとばかりに、立ち上がっている。
     有一はそれを見せつけるように、指でくりくりと弄り始めた。
    「あ、ん……っ、ん……」
     身体が揺れるのを抑えられない。僅かに揺れる身体を抑えようと必死で呼吸を整えていると、有一はたまらないといった様子で柚香の胸の先端にかぶりついた。
    「ん、あっ」
     口に胸の先端を含んだかと思うと、口内で舌がぺろりと舐め上げる感覚があった。
    「……っ!」
     全身が粟立つほどの快感に、柚香は必死に声を抑えた。
     お風呂で身体を洗う時、着替える時。意識なく触れることもあるただの「身体の一部」に、そんな快感が潜んでいたことに驚きすら覚えた。
     この年になれば、セックスのシーンを映画や漫画で目にすることはある。なんの気なしに動画を目にしてしまうこともある。
     けれどそこで喘ぐ女性の反応は、あくまで「鑑賞用」として過度な演技の上に成り立っているのだと勝手に思い込んでいた。
     こんな風に、声を必死に堪えなければならないくらいだなんて、知らなかった。
    「我慢しないで」
     無意識に口を押さえていたらしい。有一は柚香の胸から口を離すと、微笑みながら言った。
    「柚香の声、ちゃんと聞きたい」
     ふるふると首を振って拒否すると、有一が身体を起こして口を押さえていた柚香の手を外した。
    「俺が、柚香の声が聞きたいんだよ」
     有無を言わせぬ声だった。閉じかけていた目を開いて彼を見上げると、有一がまっすぐに見下ろし甘い笑みを浮かべている。
     その笑顔を見せられては、とても拒絶なんてできない。自分の淫らな声を聞きたいと言われて、それにイヤな気持ちももちろんあったけれど――どこかで、自分を望んでくれている嬉しさも感じてしまっていた。
     柚香が力を抜くと、有一は腕を離した。そうして身体への愛撫が再開される。
     片方の胸を大きな手でゆっくり揉みながら、もう一方の胸へ顔を近づける。そして、気のせいか先ほどよりも赤くなった乳首の周りを、舌でゆっくりとなぞり始めた。
    「あ……っ」
     温かくぬるついた舌が、柚香の胸を舐め上げている。微かにざらついた舌が肌に触れるたび、背中がぞくぞくした。身体が揺れる。胸の鼓動が速すぎて、彼の舌にまで伝わっている気がする。
    「う……は、あ……あぁ……んっ」
     荒い呼吸と淫らな声が、同時に口から漏れる。誰に教えられなくても、快感を伝える嬌声を自分が漏らしていることに戸惑いもあった。
     柚香の胸をひとしきり舐めているのに、肝心の頂にはなかなかたどり着かない。先ほどの一度の刺激を覚えているせいか、もっともっとと焦燥感が沸き起こる。
    「ゆ、有一、さん……」
     気づけば彼の肩辺りのワイシャツをぎゅっと握っていた。
    「……もっと? それとも、やめてほしい?」
     わかっているはずなのに。意地悪だと思いながらも、楽しそうに柚香を見る視線からはもう目が離せなかった。
    「も、もっと……です」
    「素直で、いい子だね」
     子供を褒めるように言うと、有一はゆっくり舌を伸ばした。
    「柚香。見ていて」
    「は、い……」
     力が入らないまま、自分の乳首へ舌を這わせる有一を見つめる。
     誰だろう、彼を草食系と言ったのは。
     獲物を捕らえた肉食動物の目を持つ彼を、惚けたように凝視する。
    「あ、あああぁ……っ」
     彼の舌が乳首に触れたかと思うと、じゅるじゅると卑猥な音を立てながら貪り始めた。いきなり始まった激しい愛撫は、刺激が強いけれども快感以外の何ものでもなかった。
     柚香の乳首を何度も舌が往復したかと思うと、今度は軽く歯を立てられる。
    「んっ!」
     背中をびくんと反らせるほど反応しても、その愛撫は止まない。もう一方の胸に伸びていた手も、突起を指先で潰すようにいじくり回していた。
    「あ、ん……あ、あっ」
     絶えず声が漏れる。恥ずかしいとか、考える余裕がだんだんなくなってきた。
    「かわいいね、柚香」
     乳房から顔を離した有一が満足気に囁いた。そして、胸を揉んでいた手が離れたかと思うとゆっくり下腹部へ下がっていく。

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