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あらすじ
彼の素顔は匂いフェチ!?
「しばらく、ここに住まわせてくれ」総合商社に勤める七海の日常が一変! 社長令息で副社長の大越悠馬が、一人暮らしの七海の部屋に転がりこんできたのだ。男女交際の経験ゼロなのに、いきなり同居生活に。憧れの悠馬の意外な素顔を知り、求められるまま初エッチ……周囲には秘密の甘く濃密な夜を重ねる二人だけれど、悠馬の婚約者が現れて……!?
(ヴァニラ文庫ミエル)
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試し読み
「あぁぁあっ!」
彼の怒張は最奥まで達し、その切っ先で繰り返し子宮口を掻いては彼女を悶えさせた。
「ああっ……、やっ、あぁっ……、副社ちょ……あああっ!」
狭い椅子の上で不安定に身をよじり、胸に抱えていたスパークリングワインが七海の胸にとくとくと零れる。冷たい感触にまたもや背を反らすが、それをどうにかすることは、今の彼女にはできない。
零れたスパークリングワインは肌を流れ、肩や脇、腹部などから流れ落ち背を濡らす。スパークリングワインの甘い香りが鼻をついて、匂いだけで酔ってしまいそうだ。
「七海、ほら。入ってるとこ、見える?」
「あっあ、副社長ぉっ……」
「七海が俺を呑みこんでいってるだろう? 奥まで入ってるのに、まだまだ引きこまれていく。もっと入って、って言われてるみたいだ」
「やぁあんっ……壊れちゃ……います……ああっ!」
ただ抱きしめているだけのボトルを取られ、両腕を軽く引かれる。悠馬が言ったとおり、限りなく膨張した雄茎が足のあいだで抜き挿しされているのが見えた。それは薄い膜をまとっているとはいえ、表面は白く濁り、蜜液が泡立っているのが分かる。
「やあぁ……副社長ぉ……、いじわる、しないで、くださ、ぁぁハァ……」
「してないよ。こんなにかわいい七海に」
大きく広げられ感覚がなくなりかけていた足を、悠馬の腰に回される。身体を倒してきた彼にそのまま抱き上げられ、七海は慌てて足に力を入れて両腕を彼の肩から回し、しがみついた。
「そう、そのまま抱きついていて」
七海を抱きつかせたまま、悠馬はゆっくりと立ち上がる。落ちないように支えられているとはいえ、なんとなく木にぶら下がるコアラかなにかのような格好だ。
繋がったままソファのほうへ移動し、すぐにそこへ下ろしてくれるのかと思えば、彼はその体勢で七海を揺さぶり始める。
「やぁんっ、副社長……怖いです……ぅ」
「落とさないよ、大丈夫」
「で、でもぉ……ああ、ンッ、んぁっ!」
「こういうこと、あんまりマンションじゃできないからな」
「だ、だからってぇっ……ふぁあっ……あぁんっ!」
不安定な出し挿れにしばらく喘がされ、絡みつかせていた足に力が入らなくなってくる。落ちそうになる前に、ふたり一緒にソファに倒れこんだ。
やっと身体が安定感を得たような気がしてホッとするが、ひといきつく間もなく、悠馬が大きな動きで腰を突き挿れ始めた。
「あああっ! あっ……ンッ、副社……長ぉっ、やぁぁんっ!」
七海の首で、肩で、悠馬の唇が忙しなく動く。乳房を掴み頂を大きくしゃぶると、その周辺、
ふくらみから谷間まで、くまなく舐め回した。
「七海の香りとワインで、本当に酔いそうだ……」
どうやら彼は、七海が浴びたスパークリングワインを舐め取っているらしい。確かにスパークリングワインの香りが体中から漂ってくるようで、七海まで酔いそうだ。
「も……いいですよぉ……、あとで、シャワー使いま、あぁぁんっ!」
「でも、七海の全身舐めつくしたいし」 -
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