

イラストちら見せ!

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あらすじ
俺が君の最高で最後の男だから
女嫌いドクターの猛烈な求愛!友人たちに「ダメンズホイホイ」と呼ばれる結月は、真面目に結婚を考えて婚活パーティーに参加。少し話しただけの強引なイケメン医師、工藤にいきなりキスされて怒り心頭だったが、その彼と組んで仕事することに!! だが工藤の真摯な仕事振りに次第に心惹かれて……。彼に優しく焦らすように触れられれば肌が粟立ちなにも考えられなくなり――!?
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キャラクター紹介
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国東結月(くにさき ゆづき)
育児雑誌編集者。男運が悪すぎるため婚活パーティーに参加して工藤に出会う。 -
工藤慧(くどう けい)
総合病院の御曹司ドクター。顔と地位だけで女性が寄ってくるので女性不信気味。
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試し読み
「なんて目をするんだ。いいか、俺以外の前で絶対にそんな顔をするんじゃないぞ」
「え? そんな顔」
そこまで言いかけた唇に、工藤の長い指が押しつけられる。
「しっ……最初のキスで君を怒らせたから、もっと慎重に進めたかったけど……もう許してくれるだろ?」
これまで工藤が我慢をしていたようには見えなかったけれど、ふたりでこの時間を過ごすことに反対するつもりはなかった。
結月がこっくりと頷くと、唇に押しつけられていた指の代わりに、再び工藤の唇が落ちてきた。
「んん……」
待ち望んでいた工藤の口付けに、結月は甘えたように鼻を鳴らした。
気づくと口腔で舌同士がヌルヌルと絡み合い、結月のものより長いそれはゆっくりと探るように蠢く。もどかしくなるぐらいゆっくりと口の中をたっぷりと舐め回されて、まるで座り心地の悪い椅子の上にでもいるように腰が揺れてしまう。
「ん……ぁ……んぅ……」
キスが深くなり、工藤の体重に押されるように、気づくとソファーの上で重なり合って口付けを交わしていた。
いつの間にか弛んだローブの襟元に唇が押しつけられて、素肌に触れた甘い刺激に結月はわずかに首を仰け反らせる。唇はさらにローブの下へと潜り込み、柔らかな胸の膨らみに口付けた。
「んっ……」
震える肌を濡れた唇が吸い上げる刺激に声が漏れる。工藤の長い指がもどかしげに襟元を左右に大きく寛げた。
白い膨らみの上で赤く熟れた乳首がツンと立ちあがっていて、工藤は迷わずそれを口に含んだ。
「あぁ……っ……」
ジンとした刺激が胸の尖端から身体の隅々まで広がって、肌が粟立っていく。頭にも血が上って、結月はなにも考えられなくなった。
さっきまで口腔を弄っていた舌で胸の尖端を舐め転がされて、足の間がジンジンと痺れてくる。すぐに愛蜜で潤んでくるのを感じて、結月は無意識に腰を揺らした。
硬く締まった胸の頂はいつの間にか乳輪ごと工藤の口の中に吸い込まれて、チュプチュプと音を立てて吸い上げられる。
「あ、あ、あぁ……ん、ま、って……」
こんなに性急に感じさせられたら、すぐにおかしくなってしまう。しかもまだ乳首にしか触れられていないのに、足の間がどんどん濡れていくのがわかる。今はそれを工藤に気づかれるのが恥ずかしくてたまらなかった。
「こんなところじゃ嫌だったな」
工藤はジンジンと痺れた乳首から唇を離すと、結月の背中に手を回した。
「おいで」
そっと結月を抱きあげると、そのまま隣の部屋の扉を押し、まだ皺ひとつないベッドの上まで運ぶ。スプリングがわずかに軋む感触がしたけれど、包みこむような柔らかさにホッとする。
「ここならいいだろ?」
窺うように顔を覗き込まれて、やっと結月がソファーで抱かれることを嫌がっていると、工藤が誤解したことに気づいた。
「……うん」
小さく頷くと、工藤は笑みを浮かべて優しく触れるだけのキスをした。
工藤が動くたびにベッドのスプリングが揺れるけれど、硬すぎず居心地がいい。やはりラグジュアリーホテルはベッドも違うのだと考えていると、バスローブのヒモを解かれ、あっという間に裸にされてしまった。
「……っ」
見ないでとか恥ずかしいとか言いたいことはあったが、結月は唇を噛んで言葉を飲み込んだ。彼には聞き飽きた安っぽい言葉のように感じたからだ。
ゆっくりと工藤の視線が結月の身体をなぞる。それだけで羽で身体を撫でられるような刺激を感じてしまう。
「なにも着てないなんて大胆だ」
結月はギョッとして両腕を胸の前に重ねた。
「うそ。バスローブって下着とか着るものなの?」
さっきバスルームで風呂上がりになにを着るか問題で葛藤したことを思い出す。すると工藤がクツクツと喉を鳴らした。
「そんな顔するなって。ちょっとからかっただけだ。バスローブの下はなにも着ないのが正解だよ」
言われてみれば素材はタオル地で明らかに風呂上がりに身に着けるものだ。多分そのあとパジャマなど寝間着を着るのが正解だろうと思うが、そういう生活をしたことがないのだから仕方がない。
「からかうなんてひどい」
結月はぷうっと頬を膨らませて工藤を険しい眼差しで見上げた。
「そんなに怒るなって。こうやって冗談を言っていないと、今にも理性が吹っ飛んで君に襲いかかってしまいそうなんだ。頼むからあまり可愛いことを言って俺を煽らないでくれよ」
「煽ったことなんてありません!」
「そういう気の強いところも十分煽っているんだ。力尽くで屈服させたくなる」
工藤はそう呟くと、胸の前で重なっていた腕を左右に開いて、再び胸に顔を埋めた。
「あ……や、ン……」
ソファーの上でたっぷり愛撫されて硬くなった乳首を口に含み、舌で口蓋に押しつける。凝りを解すようにコリコリと押し潰され、強い刺激が怖くて無意識に身体を揺らすと太い腕に抱き寄せられた。
「や、まって……」
自由を奪われるとさらに官能が高まって、もう愛撫のことで頭がいっぱいになってしまう。恥ずかしいのにもっと気持ちよくなりたいと、工藤が舐めしゃぶる乳首に意識が集中する。
お腹の奥までキュンキュンと刺激が伝わって、足の間が切ないほど痺れてしまう。
「やぁ、ン……だめ、それ……っ……」
「こんなにビンビンに乳首勃たせてるくせに、ダメじゃないだろ」
工藤が笑いながら長い指で尖端を弾いた。
「ひぁっ、ン!!」
「君は……感じやすいな。ほら、さっきからいい匂いがしてる」
手のひらが腕からウエストへと滑り、官能的な曲線をなぞって潤んだ足の間へと潜り込んだ。
「あ……」
ぬるりと愛蜜が工藤の指を濡らす。ハッとして見上げると、淫靡な笑みを浮かべた工藤が結月を見つめていて、ドキリとした次の瞬間唇が奪われていた。
「ん」
「口開けて」
小さな口腔を舌で満たしながら、足の間の指は蜜源を探して花びらを弄る。最初は浅いところを、そして愛蜜に促されて蜜孔の入口まで指が潜り込んできた。
「あぁ……ん、はぁ……やぁ……ん……」
「すごいな」
キスの合間に聞こえた小さな呟きは、止めどなく蜜を溢れさせる結月についての感想だろう。自分でもこんなに濡れるのは初めてで、どこかおかしくなってしまったのかと思うほどだ。
「ほら、もう指が……」
工藤が呟きながら中指と人差し指を絡めて膣孔に押し込んだ。
「ひぁっ……!」
指の腹が膣壁を撫でて隘路を押し広げる。いきなり二本一緒に太い指をねじ込まれて、強い刺激に腰を浮かせてしまう。
「痛い?」
耳に唇を押しつけられてぞわりと身体を震わせる。その震えは膣壁まで広がって筋張った指を締めつけた。
「はぁ……ダメェ……」
「耳も感じやすいんだな。指が食いちぎられそうだ」
工藤はからかうように囁くと、耳朶に舌を這わせた。柔らかな部分を口に含まれ、ときおり甘噛みされる。わずかな刺激なのに、すっかり敏感になった身体はそれだけでもビクビクと震えてしまった。
舌で耳孔の奥まで舐め回され、狭い膣孔に長い指を何度も出し入れされて身体が昂ってくる。
「はぁ……ん、あぁ……や、これ……っ……」
愛蜜がグチュグチュと耳障りな音を立て恥ずかしくてたまらないのに、次第に身体が上りつめていくのを感じる。
結月は今日の自分はどこかおかしいと感じた。
少ないけれど男性と付き合ったこともあるし、身体の関係になったこともある。男性に触れられたら自分がどんな反応をするかも知っているはずなのに、今日は今までとは違うのだ。
工藤が触れた場所は火傷でもしたようにヒリヒリとするし、彼に愛撫されると信じられないくらい淫らな声が出てしまう。
「あっ、あぁ……ん……やぁ! んんっ……はぁ……」
工藤が指を動かすたびに隘路がうねって、太い指にぴったりと吸いつく。まるでもっと膣壁に指を擦りつけて欲しいとねだっているみたいだ。
快感を追うことに頭がいっぱいになって、自分から工藤の手に下肢を押しつけてしまう。もっと奥まで、指が届かないところまで感じさせて欲しかった。
「はぁ……慧。けい……あぁ……!」
腕を伸ばして工藤の頭を抱え込むように抱きつく。まるで高熱に浮かされたように名前を呼んだ。
身体が上りつめて、今にも熱が弾けてしまいそうだ。ギュッと中心が引き絞られて、膣洞がビクビクと痙攣し始める。
「……あ……!」
次の瞬間隘路からずるりと濡れそぼった指が引き抜かれて、栓のなくなった膣洞からトロトロと淫蜜だけが流れ落ちる。一瞬頭の中が真っ白になって、工藤を抱きしめていた腕から力が抜け、だらりと落ちた。
太股もシーツもぐっしょりと濡れてしまうほどの快感を取り上げられて呆然とする結月から、工藤がゆっくりと身体を起こす。
「そんな顔するな。ちゃんと気持ちよくするから」
工藤は唇に薄い笑いを浮かべて結月の白い太股に手をかけた。
「ああ、すごいな。大洪水だ」
「……っ!」
呆然としていた結月は、一瞬遅れてカアッと頬が熱くなった。いやらしいとか淫らと言われるより恥ずかしい言葉に消えてしまいたくなった。
羞恥に震える結月の目の前で足が左右に大きく開かされて、工藤はヒクヒクと震えるその場所に顔を埋めてしまう。
「ひぁっン!!」
いきなり生温かい口腔に淫唇ごと咥え込まれて、結月は腰を大きく跳ね上げた。
「やぁっ……ひ、ん! まっ、て……これ、ダメ……んんぅ!」
ジュルジュルと聞いたことのないいやらしい水音が聞こえる。それは舌で舐めるというより啜るという表現がぴったりだ。
工藤が自分の淫らに昂った秘処を、唇と舌で愛撫していると考えただけで頭がおかしくなりそうになる。ぬめる舌が薄い粘膜に擦れて、その刺激が身体中に広がっていった。
「あっ、いや、やめて……んぅ……」
初めての強い快感と羞恥心がごちゃ混ぜになって自分でもなにを口にしているかわからない。とにかく工藤から離れたくて、この場から逃げ出したくてたまらなかった。
長い指が足の間に潜り込んできて、濡れ襞を掻き分ける。肉厚な舌がその奥へと入り込み、結月の一番敏感な場所に触れた。
「ンンッ!!」
「ここ?」
顔は見えないのに工藤がニヤリと笑ったような気がした。
薄い包皮の奥に隠れていた花芯が剥き出しにされて舌先が押し潰す。次の瞬間、シーツの上で結月の身体が大きく跳ねた。
「んんぅ! あっ、あぁ……っ!」
びりびりと痛いぐらいの刺激が怖くてシーツを蹴るけれど、太股を押さえ込まれていたので、工藤の腕の中でビクビクと腰を震わせることしかできない。
「はぁっ、や……もぉ……」
さらに硬く立ちあがった花芯を唇で挟まれチュッと強く吸い上げられた瞬間、頭の中が真っ白になった。
「いやっ、それいやぁ……!」
腰がビクビクと震えて、足の指をギュッと縮こまらせる。ガクガクとした震えが全身に広がっていくのを感じて怖くなった。 -
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