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あらすじ
新婚生活は清くて淫ら!?
昔助けてくれた彼との再会ときめき結婚♥婚約破棄されたところを、隣国の王子ヴィーラントに求婚されたアニエス。密かに彼を慕っていた彼女は喜んで受けるが、挙式後も一向に夜の営みがない。己に魅力がないせいだと悩む彼女に彼が告げたのは――。「自分のモノは人より大きいらしく辛い思いをさせるかもしれない」想いを確かめ合い、色々と試して蕩ける夜を過ごした二人の絆は深まり―!?
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キャラクター紹介
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アニエス
第一王子に嫁ぐため厳しく育てられた公爵令嬢。 -
ヴィーラント
大国クロウエアの第二王子。
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試し読み
「あ、ご、ごめんなさい。ヴィーラントのお兄様なのに……」
「ふふっ……ははっ……」
ヴィーラントが笑い出すのを見て、アニエスは戸惑ってしまう。
「ど、どうして笑うのですか?」
「いえ、すみません。アニエスが怒ってくれたのが嬉しいのと、アニエスがあまりに可愛くて……」
ヴィーラントはアニエスを押し倒すと、首筋や鎖骨に吸い付く。
「んっ……」
「抜け出した時に、ノエル王子と一緒にいるアニエスを見つけたんです。私よりも幼いのに背筋を伸ばし、堂々とした様子でとても立派でした」
「や、やだ、いつかしら……恥ずかしいです」
「本当に立派でした。ノエル王子が我儘を言っても、毅然とした様子で言い返し、怒る彼を冷めた目を向ける姿は凛々しかったです」
ますます恥ずかしくなる。
まさか、ノエル様との冷めたやり取りを見られていたなんて……。
好きな人には可愛いところを見られたいと思うのが、乙女心というものだ。
「私は逃げているのに、私よりも幼く可憐なあなたは、その場にとどまり戦っている。私は自分が恥ずかしくなりました。そしてあなたを尊敬し、それからはあなたならどうするか……と考えて行動するようになりました」
「わ、わたしは、そんな立派なことを言ってもらえる人間じゃないのに……それに、そんな変なところじゃなくて、もっと可愛いと思っ頂けるようなところを見ていただきたかったです……」
可愛いと思ってもらえるところなんて、思い返してもない気がするけれど。
「あなたはいつだって可愛いです。今も恥ずかしがっている姿が、とても可愛くて、愛らしくて、とても興奮してしまいます」
ヴィーラントの大きな手が、アニエスの胸に触れる。
「ぁ……っ」
「……っ……すごい。大きくて、柔らかくて、フワフワしていますね」
遠慮がちにムニュムニュ揉まれると、くすぐったくて、でも、それが気持ちいい。
「ん……っ……は……んんっ……」
ああ、ヴィーラントがわたしの胸を、揉んでいるわ……。
そう意識すると、ますます興奮してしまうのがわかる。お腹の奥が熱くなり、秘部は淫らな蜜で潤んでいた。
「ノエル王子に指輪を投げられ、あなたが泣いているのを見て、ノエル王子を殺してやりたくなりました……私ならあなたを泣かせない。あなたを幸せにするのに……と」
「あの時も、今も、助けに来てくださって、嬉しかったです……」
尖った先端を指先でなぞられると、身体がビクビク跳ねあがる。
「ぁ……んんっ……!」
あまりにも淫らな声に驚き、アニエスは自身の口を手で塞ぐ。
やだ、今の、わたしの声……?
指が動くたびに変な声が出そうになり、アニエスは必死で堪える。
「どうして声を我慢するのですか?」
「……っ……ン……は、恥ずかし……くて……変な、声……で……」
「変ではないです。とても可愛らしいです。興奮します。もっと聞かせてください」
耳元で囁くようにお願いされると、ゾクゾクする。
アニエスが自身の口から手を退けると、胸の先端をキュッと抓まれた。
「ひぁんっ!」
大きな声が出てしまった。羞恥心でどうにかなりそうになっていると、ヴィーラントがうっとりした表情で見つめてくるので、思わず見惚れてしまう。
「ああ……なんて可愛いんだ……」
ヴィーラントはアニエスの唇を吸い、そして胸の先端にしゃぶりついた。
「ぁ……っ! んんっ……ヴィーラント……ぁんっ……あぁっ……」
「聖騎士団に入った後も……ずっとあなたのことが忘れられませんでした……あなたに会いたくて、成長したあなたを想像しては……胸を焦がしていました」
ヴィーラントが喋るたびに、声の振動が胸の先端に伝わってきて、ますます感じてしまう。
「ぁんっ……嬉し……ぃ……です……わたしも……ヴィーラントのこと……んっ……ずっと……んんっ……ずっと……思い出して……いました……ぁんっ! だから……ずっと、あのハンカチを……んんっ……持ち歩いていたんです……あぁ……っ……また、お会いできるのを……っ……信じて……」
「聖騎士団に入ったのは、王位を継がないという意思表示のつもりでしたが……父と兄が死んで……よかったです……そうでなければ、私は反逆を起こしていました」
「えっ! どうして……ですか?」
「あなたとノエル王子の結婚が、来年に迫っていると聞いて……あなたを奪うには、それなりの地位が必要だと……」
わたしのために反逆を企てようとしていたなんて……!
「聖騎士団に入って国のために……だなんて表向きのこと。皮を剥いでしまえば、私の本性などドロドロして醜いものです。呆れてしまわれましたか?」
ヴィーラントはアニエスの尖りから唇を離すと、自嘲的な笑いを浮かべて彼女を見つめる。
アニエスは首を左右に振り、ヴィーラントの頭をそっと抱いて胸に押し当てた。彼の頭はアニエスの胸の間にすっぽりと収まる。
「いいえ、そんなにわたしを想ってくださって嬉しいです。ヴィーラント、ありがとうございます」
ヴィーラントはしばらくの間ジッとしていたかと思うと、アニエスの胸の間に強く吸い付く。
「ぁ……っ……んんっ……ヴィーラント……んっ……ぁんっ」
胸の間には、赤い唇の痕がいくつも散らされる。ヴィーラントは起き上がると、自身のボトムスの紐を解き、ずり下ろした。
大きな欲望がブルンと飛び出す。
「!」
これが、ヴィーラントの――……。
想像を遥かに超える大きさに、アニエスは生唾を飲んだ。
わたしの腕より太いわ……!?
布越しに見た時もとても大きく感じたけれど、直接見ると余計にそう感じる。
思わず凝視してしまうと、ヴィーラントと目が合い、慌てて目を逸らす。
「ご、ごめんなさい……まじまじと見てしまって……」
「少し恥ずかしいですが、あなたにならどこを見られても構いません。ですが、怖がらせていないか不安です」
「怖くなんてありません。ヴィーラントのですもの」
「アニエス……」
ヴィーラントは再びアニエスの胸の先端を唇と舌で可愛がり始めた。
まるでキャンディをコロコロ味わうような舌使いかと思えば、先端に生クリームを丁寧に塗られているのかと思うぐらいねっとりとした動きもあり、予測できない愛撫にアニエスは酷く感じ、甘い声を上げ続ける。
「アニエス……気持ちいいですか? 本で学んでも、実践するのは初めてなので不安で……」
「と……とても、気持ちいい……です……でも……」
「でも……?」
「気持ちよすぎて、わ、わたし、おかしくなってしまいそうです……」
涙を浮かべて訴えるアニエスを見たヴィーラントの瞳は、情欲に揺れる。
「私もあなたが可愛すぎて、おかしくなりそうです……」
ヴィーラントから贈られる胸への甘い愛撫で、アニエスの秘部は淫らな蜜で溢れかえっていた。少し動くだけでもクチュッと音が聞こえる。
わたし、こんなに溢れて……恥ずかしいわ……。
ヴィーラントに聞こえていないか心配になるが、アニエスに聞こえている音が、ヴィーラントに気付かれていないわけがない。
「アニエス……音がしますね……」
「……っ!」
ああ、聞こえてしまっているわ……!
「や……ごめんなさい……」
思わず謝ると、ヴィーラントがクスッと笑う。
「どうして謝るのですか? 喜ばしいことだというのに……」
豊かな胸を揉んでいたヴィーラントの手が、アニエスの太腿を通り、秘部まで伸びていく。
「ぁ……っ」
花びらの間を長い指でなぞられ、アニエスはビクリと身体を引き攣らせた。
「こんなに濡らしてくださって……」
「……っ……ぁ……そこ……んん……っ」
指が動くたびに甘い快感が襲ってきて、アニエスは息を乱し、ビクビクと身体を揺らす。敏感な蕾を指がかすめるたびに、頭が真っ白になりそうな強い刺激がやってくる。
「こちらですか?」
ヴィーラントの指が、隠れていた敏感な蕾に添えられた。そこをヌルヌル撫で転がされると、腰がガクガクと震える。
「あぁんっ! や……ヴィーラント……そ、そこは……」
「ここは女性が一番感じてくださる場所だと聞きましたが、本当だったのですね。愛らしい感触です。乳首と一緒に可愛がったら、どうでしょうか?」
ヴィーラントは胸の先端を舐めしゃぶり、敏感な蕾を指で撫で転がした。
「ぁっ……ぁっ……同時……なんて……んっ……ぁんっ! や……気持ち……ぃ……っ……んんっ……おかしく……ぁっ……おかしくなっちゃ……ぅぅ……っ……あっ……ぁっ……あぁぁぁぁっ!」
足元からゾクゾクと何かがせり上がってくるのを感じたその時、何かが身体の中を貫いていき、頭の天辺から抜けていく。
頭の中でバチバチと火花が弾けたみたいだった。アニエスは大きな嬌声を上げ、初めての絶頂に痺れた。
身体から力が抜けて、指先一本すら動かせない。辛うじて、瞬きと呼吸だけはできる状態だ。
「すごい……陰核がビクビク疼いているのが伝わってきます。もしかして、絶頂に達したのでしょうか?」
アニエスは肩で息をしながら、小さく頷いた。
「こ……こんな感覚……は、初めてで……でも、多分、きっと……そうなんだと思います……すごく気持ちよくて、フワフワしていて……幸せな気分です」
「そうですか……アニエスが私の愛撫で達ってくださるなんて、嬉しいです……」
ヴィーラントは花びらの間に埋めた指はそのままにして、アニエスの唇に濃厚な口付けを送った。
「ん……ぅ……んん……」
ああ、なんて幸せなのかしら……。
敏感な蕾を撫でていた指が、膣口をなぞった。
あ、ヴィーラントの指が……。
長い指が無垢な膣道をゆっくりと押し広げていく。痛みが走ったが、それはほんの少しだった。
「痛みますか?」
「ん……大丈夫、です……」
「入れるためには、こうして指で慣らすのがいいそうです。今は指一本でも、いっぱいですね」
ヴィーラントは指を根元まで入れると、ゆっくりと動かし始める。淫らな場所を彼の指で弄られていると思ったら、とても興奮してしまう。
「ぁ……んんっ……そ、そう……なんですね……」
指が当たると感じる箇所があり、アニエスはシーツを握りしめ、ビクビクと身悶えを繰り返す。
「ぁんっ……んんっ……は……ぅ……んっ……ぁっ……んぅ……っ」
「ここが感じるのですね」
それはヴィーラントにも伝わったらしい。アニエスの感じる場所を知った彼は、積極的にそこを攻めた。
「あぁ……っ! は、はい……そこ……んっ……気持ち……ぃ……です……んんっ……ぁんっ……あぁっ」
新たな蜜がどんどん生み出され、指を伝ってヴィーラントの手の平まで伝っていた。掻き出された蜜で、シーツまで濡れている。
ヴィーラントは指を入れたまま、アニエスの足の間に移動した。空いている方の手で花びらの間をクパリと広げ、そこをじっと眺める。
「ああ……なんて綺麗なんだろう……」
「や……っ……ヴィーラント……や……っ……そ、そんなところ……ご覧にならないでください……」
そんな場所、綺麗なはずがない。それなのにヴィーラントはうっとりとした様子で眺めていた。
「嫌ですか?」
足の間から、しょんぼりした顔のヴィーラントがアニエスを見ていた。きっと嫌だと言えば、優しい彼はやめてくれるはずだ。
「……っ……は、恥ずかしいです……が、ヴィーラントがそうしたいのなら……」
でも、がっかりさせるのは嫌で、ついそう言ってしまう。
「ありがとうございます」
嬉しそうにするヴィーラントの顔を見ると、どんなことでも耐えられそうな気がする。
「ああ、本当に綺麗です。アニエス……」
「~~……っ……は、恥ずかしいです……」
押し寄せる羞恥心に震えていると、敏感な蕾にチュッと口付けられた。
「ひぁんっ!? や……そんなところに、口付けするなんて……」
「乳首を舐めたように、ここも舐めるといいと聞きました。上手くできるかはわかりませんが、してみますね」
「えっ! お、お待ちください! あ……っ……ひぁっ……あぁぁっ……!」
ヴィーラントは敏感な蕾を唇でフニフニ挟み、舌でねっとりとなぞった。
指で与えられるのも気持ちよかったが、温かな舌で弄られるのは格別だった。アニエスは大きな嬌声を上げ、甘い快感にとろけてしまう。
「あぁんっ……! ヴィーラント……あんっ……や……おかしくなっちゃ……ぅ……んんっ……ぁんっ……ぁっ……ぁっ……あぁんっ!」 -
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