書籍紹介
私の大好きなお義兄様~潔癖公爵の独占愛~
私の大好きなお義兄様~潔癖公爵の独占愛~
ISBN:978-4-596-74549-1
ページ:250
発売日:2017年6月2日
定価:本体580円+税
  • あらすじ

    ドSな義兄の独占欲が暴走

    初めて会った時から、義兄のギルバートを慕っているアリスは、彼から「義妹」として子ども扱いされていることが不満。思い余って媚薬を飲ませて関係を進展させようとするが、誤って自分が飲んでしまう。「身体が疼くのなら、俺が慰めてやる」熱く火照る身体を、ギルバートの指や舌に淫らに蕩けるように愛撫され、アリスは純潔を捧げてしまい……!?

  • キャラクター紹介
    • heroine_VBL100

      アリス

      ブラッドフィールド公爵家の令嬢。素直で無邪気な明るい性格。幼い頃からギルバートひとすじ。

    • hero_VBL100

      ギルバート

      ブラッドフィールド公爵。アリスの義兄で、ある理由から女嫌いで極度の潔癖症。

  • 試し読み

     アリスはギルバートの愛撫を思い出しながら、指を動かし始める。
    「んんっ……」
     指先にヌルヌルとした淫らな感触が伝わってきて、強い刺激が触れたところから全身に広がっていく。指が動くたびに、身体が打ち上げられた魚のようにビクビクと跳ねてしまう。
     気持ちいいけれど、いくら触っていても絶頂が訪れる気配はない。
     ギルバートに触れられて確かに気持ちがよかった場所を触っているはずなのに、外れた場所をずっと弄っているようなじれったさで、切なさで泣き出してしまいそうだ。
    「どうした。達きたいのを我慢しているのか?」
     首を左右に振ると、涙が零れた。
    「……っ……許して貰いたいのに、ギルバートお義兄様、だめ……私じゃだめなの……ギルバートお義兄様がしてくれないと、達けないの……っ」
     深い森のような瞳が、熱で揺れた。アリスが溢れた涙を拭いていると、腰を上げたギルバートが組み敷いてきた。アリスの柔らかな金色の髪が、ソファの座面を彩る。
    「……くそ。どれだけ可愛ければ、気が済むんだ」
     ソファが軋むわずかな音でかき消されるほどの小さな声で、ギルバートはポツリと呟く。アリスの耳には当然届いていない。
    「ギルバートお義兄様……?」
    「仕置きは終わりだ。よく頑張ったから、褒美をやらないとな」
    「でも、私、ギルバートお義兄様の言われた通りにできなかったのに?」
    「結果よりも努力したという過程が大切だとは思わないか? もしお前に妹がいたとして、その妹が一生懸命お前に言われたことをしたが、結果失敗したとする。お前は責めるか?」
    「責めるわけがないわ。私のために一生懸命頑張ってくれて嬉しいもの。たくさん褒めてあげたい……あっ」
     じゃあ、ギルバートお義兄様も?
    「同感だ。俺もたくさんお前を褒めてやりたいし、甘やかしたい」
     ギルバートは濃厚な口付けをした後、濡れたアリスの指を根本から口に咥えて蜜を全て舐め取る。
    「ぁっ……お、お義兄様、だめ……そんなの舐めちゃ、汚いわ……」
     そう訴えても、ギルバートは舌を這わせ続ける。
     熱くてねっとりとした舌の感触が伝わってくると、長らくじれったい刺激を与えられていた下腹部が、こちらにも刺激が欲しいと強請るようにズクズクと疼き出した。
    「こちらもしっかり拭き取らないといけないな」
     ギルバートはアリスの足を大きく開かせると、蜜まみれになった花びらの間に舌を這わせ始める。
    「ひぁっ……ぁんっ……あぁ……っ!」
     敏感な粒をねっとりと舐め転がされると、待ち望んでいた甘い刺激がやってくる。
     腰をガクガク震えて、アリスは淫らな嬌声を上げた。舌がうごめくたびにくちゅ、ぐちゅ、と淫らな音が響いて、とろけそうなほどの快感が襲ってくる。
     アリスが自分であれほど弄っても訪れる気配のなかった絶頂の予感が、足元から駆け足で昇ってきた。
    「ぁっ……あぁっ……き、きちゃう……あっ……ぁっ……んんっ……あっ……あぁ――……っ!」
     敏感な蕾を舌先でクリュリと押し込まれた瞬間、駆け足で上ってきた絶頂が頭の天辺まで貫いていった。
    「達くのが早すぎだ」
    「……だ、って、ギル……お義兄様に触られると、気持ちよくて……」
     絶頂に痺れながらも言葉を紡ぐと、内腿にちゅ、ちゅ、と口付けられた。
    「んっ……くすぐったい……ぁんっ! や……お義兄様、くすぐったい……」
    「拭き取るどころか、余計溢れさせてしまったな」
     ギルバートはアリスの足の間で口元を吊り上げると、泉のように蜜を溢れさせている膣口に舌を挿入した。
    「ふぁ……っ……ぁっ……そ、そんなとこに、舌入れちゃ……っ……ぁんっ!」
     ズポズポと抽挿を繰り返されると、まだ絶頂の余韻で痺れている身体が二度目の絶頂の予感を足先に集め始める。
     長い舌に掻き出された熱い蜜が溢れて、後ろの窄まりまで垂れていく。愛しい人に触れられて昂ぶっているアリスの身体は、そんなわずかな感覚ですら甘い快感に代えてしまう。
     舌が抽挿を繰り返すたびに蜜を生み出している最奥が疼いて、そこを激しく突いて欲しくて堪らなくなる。
    「ぁんっ……あぁっ……お、お義兄様、また、私……っ……や、ぁあぁあ――っ!」
     アリスは身悶えを繰り返しながら、再び絶頂を迎える。ギルバートは膣道の感触を味わっていた舌を引き抜くと、下履きから己の欲望を取り出した。
    「アリス、入れるぞ」
     その一言に、お腹の奥が期待で震える。頷きたいのに、絶頂で痺れて身体が上手く動かせない。ようやくわずかに頷くと同時に、ギルバートが硬く反り立った自身を最奥まで突き入れた。
    「あぁ……っ!」
     入れられた瞬間、気持ちよさのあまり全身の毛穴がブワリと開いて、また軽く達してしまった。
    「今、達ったばかりなのに、また達ったのか?」
    「んぅっ……ご、ごめんなさ……」
    「謝る必要はない。悪いことではないのだからな」
    「そ……なの?」
     ギルバートは「ああ、そうだ」と笑ってみせると、性急な抽挿を繰り返し始めた。彼が前後に腰を叩きつけてくるたびに、アリスの豊かな胸がタプタプ揺れる。
    「ひぁっ! ぁんっ……あぁっ……んぅっ……ぁんっ……あぁっ……んんっ……あぁっ……!」
     狭い中を広げられるのも、最奥を突かれるのも、擦り付けられるのも、堪らなく好い。
    「すごい、締め付けだな。根本から持って行かれそうだ」
     ギルバートは強い締め付けを繰り返す膣道を広げようと、回転を加えて中をわずかに広げながら抽挿を繰り返す。
    「もう、痛みはないのか?」
    「んっ……あぅっ……んんっ……大、丈……ぁんっ! あぁ……っ」
     口を開くと、言葉が全て喘ぎに代わって上手く話せない。けれどギルバートの耳にはしっかりと伝わっていたようだ。
    「そうか、よかった。お前の痛がる顔より、気持ちよくなってくれている顔を見る方が好きだ。……ここを弄られるのも好きだろう?」
     ギルバートは興奮で膨れた敏感な粒を指の腹でプリプリと撫で転がしながら、下がっている子宮口に向かって激しい抽挿を繰り返す。
    「ひぁっ!? あ……だ、だめっ! おかしくなっちゃ……っ……ぁんっ! あぁっ……あっ……やぁ……っ!」
     頭が真っ白になって、アリスはまた絶頂に包まれた。
     こんなに気持ちよくなるなんて、おかしくなってしまいそうで怖い。でも、おかしくなってもいいから、この感覚を逃したくない。
     相反する気持ちがアリスの中でせめぎ合い、やがてその気持ちは理性と一緒に溶けて、トロトロの蜜となった。
    「アリス、ここに俺以外の男のモノを入れるな。約束できるな?」
     ギルバートは血管が浮き出るほどパンパンに膨れ上がった欲望をまだ絶頂で痺れている膣道に擦り付けながら、鋭い視線をアリスに向ける。今絶頂を迎えたばかりだというのに、アリスの身体はまた絶頂の予感を覚え始めていた。
    「ぁんっ! んぅっ……あんっ……あぁっ……す、る……約束、する……から……」
     なんでもする。だから、もっとギルバートお義兄様を感じさせて……。
     アリスが約束を誓うと、ギルバートは満足そうに瞳を細めた。彼の視線と目が合うと、腰がゾクゾク震えて、また達してしまう。ほぼ同時にギルバートも快感の頂上へと上り詰め、絶頂で震える膣道や子宮口に欲望の証を勢いよく放った。

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