書籍紹介
暴君御曹司に捕まりました~究極一途な溺愛計画~【初回限定:SSペーパー付き】
暴君御曹司に捕まりました~究極一途な溺愛計画~【初回限定:SSペーパー付き】
ISBN:978-4-596-41538-7
ページ:290
発売日:2021年3月3日
定価:本体640円+税

イラストちら見せ!

  • あらすじ

    狙った獲物は逃がさない――初恋を成就させるための蜜甘作戦遂行中❤︎

    「ずっとお前が好きだった。初恋なんだ」幼い頃の因縁の相手である蒼葉と再会したと思ったら、彼の部下として採用されてそのまま同居まで!? かつて暴君として振る舞っていた蒼葉から想像できないくらい甘やかされ、唐突なキスも濃厚な愛撫も拒めなくなるなんて…。さらに蒼葉の熱情に押し切られて「好き」と言えないままエッチしちゃって――!?

  • キャラクター紹介
    • heroine_VBL258

      三上春花(みかみ はるか)

      派遣社員として働いていたが現在求職中。人と深く関わらないようにしてきたが、蒼葉に振り回されて……。

    • hero_VBL258

      桐生蒼葉(きりゅう あおば)

      桐生コーポレーションの御曹司。アメリカ留学からの帰国を機に本格的に春花にアプローチを仕掛ける。

  • 試し読み

     少しだけ乱暴にベッドの上に投げ出されて、春花の身体がぼすんと跳ねる。間髪容れずに太い両腕が両脇の間にドンと置かれて、あっという間に覆い被さった蒼葉が組み敷いた春花を見下ろしていた。
    「ちょ、と待って」
    「待てるか」
     ぞっとするほど色っぽい瞳に一瞬尻込みしたのだけれど、蒼葉は待ってくれない。なにかを言おうとする春花の唇に自分の唇を押しつけて、遠慮なく舌を口内に潜り込ませる。
    「ふあ……ん、んう」
     くちゅ、という水音が吐息と一緒に漏れ聞こえる。蒼葉の舌は口蓋を舐め、歯列をなぞり、春花の舌を搦め捕る。根元を探るように深く結ばれて、息すらできないほど強く吸われた。空気を求めて大きく口を開けたら、今度は春花が蒼葉の唇を食んでしまって、その柔らかさがやけに心地よかった。
     付き合おうと決めたその日のうちにベッドインは、さすがにふしだらだ。頭ではわかっていても、蒼葉も、もちろん春花も、今さら止まれそうもない。
     だが、どうしても伝えておかなければいけないことがある。
    「あの……っ、私、初めてだから」
     唇が離れた隙をついて、息も絶え絶えになりながら叫んだ。
     一度未遂まで引き起こしておいて今さらな告白だが、こればかりは承知しておいてもらわなければならない。
    「だから……できるだけ、優しくして?」
     あまり無茶なことを要求されても困るので、確認の意味で告げたのだが、なぜか蒼葉は崩れ落ちて枕に顔を埋めて身悶えた。
    「なにそれ、おまえ、エロっ……! このシチュエーションでその台詞は、最高に萌える! いや、できればもう少しあとで!」
     モガモガと叫んだあとで、ゆっくりと顔を上げる。乱れた前髪の下の目元がほんのり色づいていて、それはそれで色気がある。
    「あー、うん。初めてなのは知ってるから……努力は、する」
    「……なんで知ってるの?」
    「これまでに男の影はなかったから」
     馬鹿正直に教えてもらって、そういえば蒼葉は遠く離れた留学先からも春花を監視……見守っていたのだと思い出した。
    「おまえが初めてじゃなかったら、発狂する」
     そんな恥ずかしいんだか怖いんだかの台詞を吐きながら、舌で耳の輪郭をなぞっていく。
    「はあ、あ……」
     途端にぞくぞくとした痺れが流れて、鼻に抜けた甘い声が漏れる。湿った舌が耳の中に差し込まれて、首筋がくすぐったいような感じがしてピクピクと震えた。応えるように耳から離れた唇が、首筋を辿り鎖骨の辺りを舐める。同時に蒼葉の手が寝間着のボタンを外して、素肌が晒されていく。ちなみに、ブラはつけていない。谷間にまで辿り着いた唇がちゅうっと肌に吸いついた。
    「っ!?」
     チクッとした軽い痛みが、二度、三度……いや、四度? それ以上繰り返されていく。両胸を脇から抱えられるように包み込まれた際に確認したところ、赤いうっ血痕がいくつも散りばめられていた。
    「ほんと、柔らかくて……綺麗だよな」
     やわやわと揉み上げながらそんなことを言われて、身体がかあっと熱くなる。
    「あ、あんまり、見ないで……っ」
     泣きそうな声で懇願するが、降り注ぐ視線は弱まらない。少しでも身体を隠したくて身を捩る仕草が、蒼葉の中の雄をさらに刺激していることも知らなかった。
    「あー、もう、たまんね」
     両方の乳首を同時に親指でくりっと回されて、痺れを伴いながらじわじわとそこが勃ち上がっていく。
    「んあっ」
    「一瞬で硬くなった。ほら、もう指で摘める」
     クスッと鼻で笑う楽しげな声とともに、尖った乳首を人差し指と中指が挟んで、先端を親指の腹でこねる。鋭い感覚に背中が跳ねて、自分から胸を差し出すような格好になり、気をよくした蒼葉が笑みを深くする。
    「やっ、あ、……あっ」
     片方の先端にちゅうっと吸いつかれて、春花はまた短い嬌声を上げた。
     敏感な箇所を強く吸い上げられると、感覚がさらに鋭くなる。熱く湿った舌が敏感な頂をあめ玉を転がすように弄び、反対側は指が丁寧にこねる。
    「声、可愛い。気持ちいいか?」
     口に含みながらそんなことを言うから、羞恥も重なって身体が震えた。
    「いちいち、言わないで、いいからあ……!」
     蒼葉の熱い息がかかるだけで肌が粟立つ。だから、そこで喋るのはやめてほしい。
    「口に出さないと、興奮が抑えられない」
    「そんなの、知らない……っ」
     蒼葉の興奮が収まる前に、恥ずかしさでどうにかなってしまいそうだ。
    「だってな、ずっと妄想してた現実が目の前にあるんだ。確かめずにいられないだろ?」
     疑問形で尋ねられても、返答に困る。喋りたくても、うまく言葉が紡げない。首の後ろにあった痺れが身体中に広がって、まるで金縛りのように支配して動けなくする。
    「春花が俺に感じてるのが五感でわかるとか、夢みたいだ」
     ぴちゃぴちゃと音を立てながら、舌先で乱暴に嬲ったかと思えば、乳輪に沿ってゆっくり弧を描き、唇で柔らかく甘噛みする。春花の反応を確認しながらの愛撫は、春花の羞恥を掻き立てながらも身体を芯から溶かしていく。
     指と舌との異なる刺激を同時に与えられて、卑猥な水音と耳を塞ぎたくなるような蒼葉の言葉責めがいやでも現状を知らしめて、身体の熱を高めた。内側に生まれた熱は外に放出されることはなく、徐々に下腹部の奥のほうへと集まっている。
     切なさに似た疼きに、無意識に下肢を擦り合わせる。そんな僅かな動きも、身体を密着させた蒼葉につぶさに伝わった。
    「……こっち?」
     するすると肌を降りた手が、ズボンの穿き口から差し込まれてショーツの上から秘部を撫でた。
    「ひあっ」
     蒼葉の指の軌跡を辿って、甘い痺れがジンと広がる。
    「下着が濡れる前に、脱いどくか?」
     ただでさえ熱いのに、耳元で囁かれてさらに体温が上がる。蒼葉の指が押さえつけたショーツと秘部の間で、とろりとしたものが滑る。恥ずかしさで声も出せず、無言で小さく頷くと、身体を起こした蒼葉がズボンとショーツを一緒に引き下げた。
     足の全体に外気が触れて、付け根に溜まった熱を余計に感じた。足首を持ち上げられて、丁寧に衣服を取り上げられ、物心ついてから異性に晒したことのない姿にされる。
     緊張を逃すように浅い呼吸を繰り返していたが、蒼葉の身体はなかなか足元から戻ってこない。嫌な予感がして頭を持ち上げてみたら、蒼葉の視線は一点に注がれていた。
    「ちょっ、馬鹿、どこ見てんのっ」
     反射的に、片足を引いてしまった。軽く膝の立った足の太腿を、蒼葉の手が勢いよく持ち上げる。
    「あっ、やだあ……駄目っ」
     力任せに足を閉じようとしたが、強引に割り込んだ蒼葉の身体に阻まれる。血液が集まるように脈打っている場所に、矢のような視線が突き刺さる。
     頭が沸騰しそうになって、いやいやと首を振っても、蒼葉の顔は一向にそこから離れてくれない。それどころか、蒼葉の漏らした吐息がかかって勝手に身体が戦慄く。
     必死に両手を伸ばして、蒼葉の額を押しのけようとしたら、自然と顎が上がる。ギラギラとした情欲全開の瞳が秘部を凝視しているのを確認するとともに、彼の舌が長く伸ばされるのを見てしまった。
    「――っ……あ、ああんっ」
     信じられない光景に目を疑うよりも早く、熱く湿ったものに敏感な箇所を舐められる感覚で、背中が弓なりにしなった。一瞬浮いた腰を、太腿の下から回り込んだ両手にがっちりとロックされて、柔らかくてざらざらとしたものが、縦や横に蠢きながら秘裂の内や外を執拗に舐め回す。
    「だめ、そんなとこ、舐めちゃ駄目ぇ……っ」
     制止しようとしているのに、発した声はやけに甲高い。それでは蒼葉は止まらなくて、角度を変えながら這い回る厚みのある舌に、ぞくぞくが止まらない。舐められているところよりもさらに奥の深い場所がきゅうっと締まって、中から大量の蜜が溢れ出す。自分でもわかるくらいにコポッと零れたそれを、あろうことか蒼葉は音を立てて吸い上げた。
    「あっ、あっ、嫌だ、うそっ、やだ、やめっ、ああん」
     所作もマナーも完璧なはずの蒼葉が、ジュルジュルとはしたない音をさせながら啜っているのに目眩がした。目にはじわりと涙が浮かぶが、なぜか自然と腰が揺れてしまう。
     どれくらい乱されただろうか。顔を上げた蒼葉が、涎で濡れた口元を拭いもせず、恍惚な表情でこくりと嚥下する。
    「き、汚い……っ」
     恥ずかしい。信じられない。涙目で抗議する春花に、蒼葉はまったく悪びれもしない。
    「汚くない。春花が俺に感じて流してくれたもの、だ」
     余計なことを言う口を塞いでやりたかった。だけど伸ばしていた手は蒼葉の口元には触れられず、彼の柔らかな髪を掠めるだけだ。しかも蒼葉は、髪を撫でられて気持ちよさそうに目を細めて、その柔和な表情に不覚にも胸がときめいてしまった。
     ――それでも、初心者相手にあんまりだ。
    「優しくしてって、言ったのに……い」
     キッと睨みつけた先で、蒼葉が苦笑する。
    「この上なく優しくしてると思うけどな。そんな顔して睨まれると、我慢がきかなくなる」
     どこをどう我慢してるのか、という文句は言わせてもらえなかった。蒼葉の指が、舐められてぬかるんだところに、ズッと突き立てられた。
    「った、……やあっ、待って、まだ」
     異物を受け入れたことで一瞬だけ痛みが走った。根元まで深く突き立てられたそこが、押し出そうとしているのかきゅうきゅうと指を締めつける。
    「は……すげえ、中もトロトロ」
     指の腹でやわやわと膣壁を押し返されて、刺激でつま先がピンと伸びる。襞の隙間をなぞられて、どこからか湧き出た蜜がまた流れ出すのと一緒に、春花から甘い嬌声が上がった。
    「ふあっ、ん、待って、まだ、もっと、もっと……ゆっくりぃ」
    「もっととか、エロすぎ」
     まだ動かさないで、の意味なのに、蒼葉の指はゆっくりと膣の中を掻き回す。徐々に痛みは引いていったが、指の動きは速さと激しさを増していく。
    「やああ、掻き混ぜちゃ、駄目えっ」
     狭い蜜口をこじ開けるようにぐりぐりと押し広げられ、抜き差しされる指に合わせて、ぬちゅ、ぐちゅ、と卑猥な音がする。
    「はあっ、ん、あっ、そんなに広げない、で……っ」
    「我慢しろ。ほぐしておかないと、俺のは、まだ」
    「やあ、むり……い、そんなの、入んな、い」
    「……ああっ、もう、煽るなよ」
     切羽詰まったような声とともに、中に差し込まれた指の数が二本に増えた。さらには、再度沈んだ蒼葉の舌が、指の周囲にも触れる。ぐっと増した圧迫感と同時に、大きく開いた割れ目の上にある、敏感な蕾を舌が舐めた。
    「ひっ、……あああっ、んあっ」
     剝き出しの神経に触れられた感覚が、電流のように身体を突き抜けた。ビクンと大きく身体が跳ねて、腰が宙に浮く。その隙に、二本の指が最も感じる場所を掠める。
    「はあっ、ん、駄目……っ、あれ、きちゃう……っ」
     目の前が白く霞み出して、チカチカと薄く点滅する。浮き上がった腰がビクビクと震えて、そのまま浮き上がってしまいそうな気がした。
    「イっていいけど、気絶はすんな」
     そんな無茶な命令をしながら、蒼葉は指を三本に増やす。ごりっと質量を増したそこに押し上げられながら、舌で舐めていた蕾を唇で軽く挟まれて、なにかが弾けた。
    「ひゃ、ああっ、あ、ああ――!」
     喉の奥から吹き出すような悲鳴とともに、膣の中が激しく蠢いた。
     ふわん、と浮いた身体が固まって、弛緩して、ベッドに落ちてぴくぴくと震える。
     気絶する余裕もなかった。ジェットコースターとフリーフォールを同時に超スピードで味わったような体感に、潤んだ瞳を見開いてはあはあと荒い息を繰り返して、なんとか自分の存在を確認した。
    「――起きてる、な?」
     声かけに、こくこくと首を縦に振る。ぼやけていた視界に蒼葉が映った。
     一度起き上がった蒼葉は、着ていたパーカーの裾を捲って一気に脱ぎ捨てた。瞬く間に上半身裸になった姿に、春花は釘付けになる。
     細身だと思っていた身体には、ほどよく筋肉がついている。特に腰の辺りと、下腹部へと向かう筋肉の線がセクシーで……と、目で追っていたのを慌てて外した。
     蒼葉の手が、スウェットに掛かったから。
     わたわたと挙動不審に頭を動かす春花は、ベッドの上に打ち上げられた魚みたいだった。
    気づいた蒼葉がわざと耳元で『見てもいいぞ?』と囁いたけれど、全力で顔を逸らした。
     衣服を取り払った蒼葉は、春花の上に折り重なりながらヘッドボードへ腕を伸ばす。
     なにも身につけていない素肌同士が触れ合って、じわりと熱が広がった。
     ――う、噓でしょ!?
     先ほど達したばかりだというのに、たったあれだけの触れ合いで、また自分の身体が熱を帯びたことに、春花は動揺を隠せない。顔の横を通り過ぎた手がなにかを摑んで戻っていくのを見ただけで、動機で胸が苦しくなる。
     これから起きることを想像して、なぜか涙が溢れた。

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