Vanilla文庫 ドルチェな快感♥とろける乙女ノベル

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書籍詳細

  • 9784596744890

侯爵に買われた人形花嫁

著者:水島忍
イラスト:KRN

ISBN:978-4-596-74489-0
ページ:290
発売日:2015年8月1日
定価:本体390円+税

あらすじ

侯爵イアンに買われるようにして、結婚したローズ。妻には退屈な女がよかったと言い放つ彼は、抱くときだけは優しく、甘い快楽を与えてくれる。「嘘をついても無駄だ。感じているんだろう?」熱い指先に蕩けていく身体と心。今は無理でもいつかは彼と愛しあえる家族になれるのではと夢見るローズのもとにイアンのまだ若い継母が突然、訪ねてきて!?

キャラクター紹介

heroin_VBL-39ローズ

幼い頃に両親を亡くし、地方の名士である伯父夫婦に育てられた。読書と乗馬が好き。

hero_VBL-39イアン

ヴァリートン侯爵。美しく品行方正だが冷ややかで傲慢。

試し読み

「あ、あの……」
「なんだ?」
彼はお腹にキスをして、同時に太腿に手を這わせている。胸にキスをされるよりも、もっと淫らなことが行われそうな気がしてきて、ローズは狼狽えてしまった。
「わたし……あぁっ……そんな!」
腰骨の辺りにもキスをされて、身体を揺らした。そのとき、するりと彼の手がローズの両脚の間に忍び込んでいった。
それだけでなく、大事な部分に触れられている。ローズは何も言えずに固まってしまった。
信じられない……。
初夜って、こんなことをするものなの?
誰にも触れられていないところに、彼が触れている。そう思うと、頭の中がじんと痺れてきた。妻は夫のものだと考えられているが、こんなふうに夫が花嫁のすべてを支配するものなのだろうか。
彼の指がそこの形をなぞるように、ゆっくりと動いていく。最初の衝撃が収まると、ローズは自分が何も嫌悪感を抱いてないことに気づいた。それどころか、そこに触れられて、なんとも言えない快感を覚えていることにも。
他の男性に同じことをされたら、絶対に嫌だったと思う。けれども、イアンには平気だった。平気なだけでなく、指先で撫でられているのに、感じてしまっている。
急に、驚くような鋭い快感が身体を走る。ローズは腰をビクンと震わせて、息を呑んだ。
「いやっ……」
彼はクスッと笑い、わざとのようにその部分を続けて触れてきた。
「やっ……あぁっ…あん……」
身体がビクビクと震わせる羽目になった。強烈な快感で、ローズは身をくねらせ、彼の手から逃れようとしたが、無理だった。
「どうして嫌がるんだ?」
「だ、だって……」
「感じているんだろう? 嘘をついても無駄だ。ほら……」
彼がさっきのように指をなぞるような動きに変えた。すると、湿った音が聞こえる。
「ここから蜜が溢れてきているのは、君が感じている証拠なんだ」
初めてそんなことを聞いた。いや、今までの生活で、そんな知識は必要ではなかったのだ。
「でも……こんなに感じてしまうのは……いや」
か細い声で訴えると、イアンはふっと笑う。
「我慢するんだな。私はもっと乱れてほしいくらいなんだ」
もっと乱れてほしい……?
ローズは戸惑った。彼が自分に何を要求しているのか、今まで判っているつもりでいた。跡継ぎを産むだけの退屈な人形になるように、彼は望んでいたと思っていたのに、そうではなかったのだろうか。ベッドの中だけは違うルールが存在するらしいが、ローズはそれについていけなかった。
「わたし……どうすればいいの?」
「感じるままに振る舞えばいい」
イアンはそう言うと、無造作にローズの両脚を広げた。
「えっ……い、いやぁぁっ……!」
触られるだけでも、ローズにとっては大事件だった。それなのに、両脚をこんなに大きく広げられるなんて、思ってもみなかった。
乙女の大事な部分が彼の前に晒されている。脚を閉じようにも、彼の力は強くて、どうしても閉じられない。ローズは両手で顔を押さえ、ギュッと目を閉じた。自分の顔を隠しても、彼に見られることは避けられない。それが判っていても、そうせずにはいられなかった。
秘部に息がかかっている。はっと目を開けると、彼がローズの両脚の間に顔を埋めていくのが見えた。
「や……やめて!」
叫んで、身をよじろうとしたが無駄だった。秘裂に舌が這わせられ、ローズは一気に身体の熱が沸騰したような気がした。
恥ずかしすぎる。ローズは羞恥と快感の両方に、身悶えた。
確かに自分は感じている。けれども、恥ずかしい気持ちはそれを上回っているようだった。
だから、こんなに身体が熱いのかもしれない。
そのうち、彼は強烈な快感が湧き起こる部分も舐めてきた。
「あぁ……んっ…ぁんんっ……」
身体が痙攣するように震えている。それが止まらない。ローズは両手で自分の腕を抱き、なんとか震えを止めようとした。
彼は舌を這わせながら、指で秘裂を弄っている。あろうことか、秘裂の中に、彼は指をそっと押し込んできた。
「いやぁ……」
いくら嫌だと言ったところで、イアンは聞いてくれないに違いない。自分の体内に、他人の指がある。それも、彼の一部なのだ。そう思うと、それだけで身体が燃え上がるような気がした。
彼は指でローズの内部を探ってきた。指を軽く出し入れされて、ローズはガクガクと震えだす。
わたし、これからどうなるの……?
感じすぎて、気が遠くなりそうだった。彼に舐められている部分は、痺れたようになっている。ローズは耐えられない気分になり、首を左右に振った。髪がシーツに触れて、さらさらと音を立てている。
ああ、もう……我慢できない!
自分が何を我慢しているのか、よく判らない。そのうちに、急に思いも寄らぬ強い快感が、全身を貫いた。
「あぁぁっ……っ!」

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