Vanilla文庫 ドルチェな快感♥とろける乙女ノベル

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書籍詳細

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公爵さまの不埒な策略婚~契約花嫁は溺愛される~

著者:香村有沙
イラスト:田中 琳

ISBN:978-4-596-59017-6
ページ:290
発売日:2019年12月16日
定価:本体640円+税

あらすじ

「貴女は、たった今から僕の婚約者だ」父が行方不明になり、自身も窮地に陥っていたところを異国の公爵アルベールに救出されたコレット。父を探してくれるという条件で彼と契約結婚することになり、夜ごと淫らなキスや愛撫で蕩かされる。この関係は「契約」のはずなのに、優しく思いやり深いアルベールに惹かれていく気持ちが止められなくて…!?

キャラクター紹介

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コレット
ヴィリエ王国宰相の一人娘。父親想いの心優しい令嬢。「社交界の硝子の薔薇」と呼ばれる。

 

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アルベール
アラーニャ王国の公爵。自国の繁栄と自分の力を試すため、自ら海洋貿易を行っている。

 

試し読み

「私よりも、アルベールが先に湯をお使いください」
 アルベールもコレットを助けるために海へ飛び込んでいるはずだ。それなのに、彼は着替えを後回しにして、あれこれと手配してくれた。コレットとは比べ物にならないくらい冷え切っているはずだ。
「貴方が体調を崩せば、大勢の方が心配します。ですから……」
「……僕が貴女を心配するとは考えないんですか?」
「えっ?」
 小さく囁かれた言葉はコレットの耳に届かなかった。聞き返すコレットに、アルベールは不意に皮肉げな笑みを浮かべる。
「わかりました。ではこうしましょう。貴女と僕で、一緒に入浴するんです」
「……えっ?」
 言葉の意味を理解するよりも早く、アルベールは彼女の身体を覆っていた毛布を床に投げ捨ててしまう。
「大丈夫。ここは宿の中でもっとも上等の部屋です。浴場も広く作られています」
「いえ、そうではなくて……っ!」
 コレットがなにかを言うよりも早く、アルベールは彼女の身体を抱き上げだ。
 小さな扉を開くなり、わっと湯気が噴き出してきた。アルベールの言うとおり、浴場は広々としており、湯舟も二人同時に浸かれるほど大きい。
 アルベールは衣服を着たままのコレットを湯舟へ下ろすと、自分も服を着たまま入ってくる。
「アルベール……!? な、なにを……」
「温まるなら一刻も早い方がいい。どうせ濡れているんです。これ以上濡れたところで変わらないでしょう」
「そ、そういうことではなくて……」
「ああ、もちろん僕には服を着て入浴するような習慣はありませんよ。貴女もでしょう? ですから、これから脱がせて差し上げます」
 アルベールはそう言うや否や、コレットの着ていたブラウスの釦を外し始める。
「ゃ、アルベール……っ」
「駄目ですよ。濡れたものをいつまでも身に着けていては、身体に悪い」
「じ、自分で脱げますから……っ」
「いけません。僕にあれだけ心配をかけたのだから、これくらいは許されるべきだ」
 そう言われては返す言葉もない。だが、アルベールの目に裸身を晒すのは、当然ながら抵抗がある。
「気にすることはありません。僕たちは婚約者なんですから」
 コレットの考えを正確に読んだかのように、アルベールは喉の奥で低く笑う。
「き、気にします……っ」
 それに、濡れた服を着ているのはアルベールも同じだ。コレットは思案の末、アルベールのシャツに手を伸ばすと、同じように釦を外し始めた。
「おや、僕の服を脱がせてくれるんですか? では、一緒に入浴することを了承していただけたということですね」
「そ、そんなつもりでは……」
「では、僕だけ裸で放り出されるのですか? ……ああ、逃げないでください」
 立ち上がろうとしたコレットをアルベールが制する。何としてでも一緒に湯に浸からなければいけないらしい。
 あきらめたように座り込むコレットを、アルベールは手早く脱がしていく。
 濡れてずっしりと重くなったブラウスを湯舟の外に放り出すと、次はスカートの留め具を外す。コルセットの紐をほどくと、コレットはあっという間にシュミーズ姿になってしまった。
(恥ずかしい……)
 濡れたシュミーズは身体にぴったりと張り付き、胸の膨らみを強調するかのようだ。
 羞恥で身体中が熱を帯びるのを感じながら、コレットはアルベールのシャツの釦を最後まで外し終えた。おずおずとした手つきで脱がせると、逞しく鍛えられた胸板が目に飛び込んでくる。
 今までに何度、この胸の中に抱きしめられただろう――無意識のうちにそう考えてしまい、コレットは思わずアルベールから目を背ける。
「どうしました、コレット。僕を最後まで脱がしていただけないんですか? ……まあいい。貴女に任せていると、いつまでかかるかわかりませんからね」
 愉しげな声と共に、アルベールがトラウザーズを脱ぎ捨てる気配がする。彼の方を見られずにいると、不意に伸びた手がコレットの身体を抱き寄せた。
「きゃっ……」
「ほら、貴女も。……まだ下着が残っていますよ」
 アルベールはコレットを背後から抱きしめるような格好で腰を下ろし、濡れたシュミーズの上から彼女の身体を撫で上げた。
「やぁ……ん……っ」
 まろやかな乳房を掬うように揺らされ、反射的に零れた声は甘く掠れてしまった。逃げ出そうにも、アルベールは片方の腕でがっちりとコレットの腰を抱き込んでいる。
 大きな手がシュミーズの裾を捲るように持ち上げていく。微かに濁った湯を通しても、コレットの裸体はひどく白い。華奢な腰と豊かな胸の膨らみが、女性らしい曲線美を描いている。
「やっ……見ないでくださ……」
 アルベールの視線を感じて、コレットは緊張と羞恥で身を縮こまらせた。心臓はさっきから爆発しそうなほどに脈打っている。
「見なければ、脱がせられないでしょう?」
 耳元に唇を寄せ、アルベールがそう囁いた。吐息が耳朶に触れる感触がくすぐったくて、コレットはびくりと身体を震わせる。
 アルベールは胸の下までシュミーズを捲り上げると、濡れた布地をわざとコレットの身体に押し付けた。抑えつけられた胸の膨らみには、布越しでもわかるほどに膨らんだ突起がある。
「乳首が尖っていますよ? ……僕に見られて興奮したんですか?」
 アルベールはシュミーズの裾を掴んだまま、胸の膨らみに埋め込むように乳首を押し潰した。
「あんっ……これは、違……っ」
 アルベールの親指がぐりぐりと乳首を押し込むと、全身を甘い痺れが走り抜ける。たまらず身を捩ると、背後から覗き込むようなアルベールと視線が絡まった。漆黒の瞳は、欲情に熱く濡れている。
「違いませんよ。こうされるのは気持ちが良いのでしょう?」
 指の腹で押し込んだかと思えば、シュミーズの裾を引っかけるように擦られ、コレットの胸の頂はそのたびにジンジンと疼いてしまう。
「んっ、んんっ……ふぁっ、やぁ……」
 抑えきれずに漏れた声がひどく淫らに聞こえて、それがますますコレットの身体を昂らせた。耳元にかかるアルベールの吐息も、比例して熱さを増している気がする。
 乳首を散々に嬲った後、アルベールはようやくシュミーズを脱がせてくれた。露わになった胸元を手で隠していると、その隙を突くようにドロワーズも剥ぎ取られ、コレットはとうとう一糸まとわぬ姿になってしまった。
「ふふ……素朴な格好も可愛らしいですが、生まれたままの姿になった貴女も美しい」
 散々に弄ばれ、ぐったりともたれかかるコレットの首筋に、アルベールは背後から唇を押し付ける。
「んっ……か、からかわないでください……」
「からかってなどいませんよ。僕はただ、思ったことを口にしているだけです」
「そんな……ぁ、やぁ……」
 アルベールの唇が肩やうなじに触れるたび、コレットは甘い吐息が零れるのを抑えられなかった。
「それに、貴女の肌はとても滑らかで、柔らかくて……しっとりと手に吸い付くようだ。極上の絹のようで、いつまでも触れていたくなる……」
 アルベールの両手が緩やかにコレットの身体の線をなぞる。胸の膨らみを撫で下ろされたかと思えば掬うように持ち上げられ、ふるふると揺らされる。
「ああっ……駄目です、触らないで……っ」
「そう言われても、貴女のように美しい女性を前にして、触らずにいられる男なんていませんよ。婚約者とあれば尚更です」
「そんな、やっ……ぁ、ああっ!」
 不意に乳首をきゅっと抓られ、コレットの口からひときわ高い声が漏れた。
「赤く染まって、可愛らしく尖って……まるで開花直前の蕾のようですね。どうか、僕の手で咲いてはいただけませんか?」
「あ、駄目、だめです……っ」
 乳首をこりこりと捻られるたび、痺れるような喜悦がコレットを苛んだ。身体を捩って逃れようとしても叶わず、ただ水面の揺れるちゃぷちゃぷという音だけが浴室に響き渡る。
「アルベール……っ、お願いします、も、やめ……っ」
「やめません。……貴女が海に落ちたと聞いた時、僕は心臓が止まるかと思ったんです」
 不意に声の調子が重くなる。
「ゆっくりと海に沈もうとする貴女を見つけた瞬間、考えるよりも先に身体が動いていた。貴女を助けられたということを、腕の中で確かめさせてください」
「あ……ああっ、あぁ……」
 アルベールの指は執拗に乳首を捏ねたかと思えば、慈しむように乳暈をなぞる。
 ただ快楽を引き出すのではなく、コレットの反応を求め、探るような――まるで彼女がここにいるということを確かめているような愛撫だった。
 求められている――実感した瞬間に、背筋にこれまでと違う痺れが走り抜ける。
「あ、アルベール……っ、ああ……っ」
 胸を愛撫する大きな手に、コレットは小さくて華奢な己の手を重ねた。
「……僕に触られるのはお嫌ですか?」
「ちが……違うんです……っ、ん、ぁ……ああっ……」
 アルベールに触れられるたびに、肉体的な快楽だけではなく、心の奥底から感情が沸き上がるのを抑えられなかった。
 アルベールが必死に自分を助けてくれたことが――求められていることが、嬉しい。嬉しくてたまらない。
 だから――彼に、もっと触れたい。触れられたい。もっともっと、求められたい――。
「私も……アルベールを、感じた……っ、あっ……」
 コレットが言い終えるよりも先に、アルベールの片手が胸元から腹部へと下りていく。
 臍の窪みを愛おしむように撫でた後、長い指はコレットの太ももを辿り、やがてきゅっと閉じられた足の付け根へたどり着いた。
「力を抜いてください、コレット」
 言われるがままにおずおずと足を開くと、アルベールの指はゆっくりとコレットの秘められた場所へ潜り込んだ。
「熱く、濡れている……湯のせいだけではないようですね」
 隘路から零れる蜜のぬるついた感触を楽しむように、長い指が秘所をなぞる。
「やぁ……んっ、ああ……っ!」
 ぷっくりと膨れ上がった肉芽へ、溢れる蜜を塗り込むように指が動くたび、頭が真っ白になるほどの快感が押し寄せる。
「あっ、やんっ、ああっ……あっ、やぁ、あああっ!」
 腰が跳ねるのを抑えられない。浴室に反響する淫らな声が、コレットの身体をますます昂らせる。
 自分から足を開いて快楽を求める行為に対する羞恥と、アルベールに求められているという歓び。二つの感情が、コレットを心と身体の両面から追い詰めていく。
「ああ、なんて可愛らしい声だ……。僕の愛撫に感じてくださっているんですね」
 二本の指で肉芽を挟まれ、蜜を擦り付けるように嬲られると、強烈な喜悦が下腹部の奥からこみ上げてくるのがわかった。
「や、アルベール……っ、私、もう……っ、ぁ、ああっ!」
「ええ。我慢せず、一度達してしまいなさい」
「でも……っ、気持ちいいの、こわ、怖い……っ、やぁ……っ!」
 このまま快楽に身を任せたら、自分はどうなってしまうのか――未知の感覚に怯えるコレットを安心させるように、アルベールは空いた片手で彼女を抱き寄せる。
「大丈夫、僕に任せてください。……乱れる貴女も可愛らしいですよ、コレット」
「……っ、あ、ああっ、ああーっ!」
 甘く囁かれた言葉が引き金となり、コレットはびくびくと身体を震わせながら絶頂に達した。
「上手に達することができましたね、コレット。素直な、良い身体だ」
 大きな手が頭を撫でる感触が心地よい。荒い息を吐きながら、弛緩した身体を背後のアルベールに預けていると、彼はおもむろにコレットの臀部へ熱く硬い感触を押し付けた。
「達したばかりの貴女を責めるようで申し訳ないのですが……わかりますか? 僕も、昂っているんです」
「っ……!」
 年頃の娘として閨の知識は一通り教えられている。それが何なのかは想像がついたが、改めて口にされると意識せざるを得ない。
「……今日は挿れません。ですが、貴女の……ここで」
 言葉と共に、アルベールの指が達したばかりの秘所をなぞった。ぬちゅりと粘ついた水音が、ひどく淫らに耳につく。
「……ここで、僕の昂りも感じてください」
 アルベールは強引にコレットを立たせると、力の抜けたその身体を浴槽の横にある壁へもたれかからせた。
「少し足を開いて、コレット」
「アルベール、何を……んっ……!」
 アルベールはコレットの背に覆い被さるように立ち、その腰を掴むと、微かに開いた足の付け根へ自らの雄芯を挟み込む。
 柔らかな太腿に挟まれたそれは、信じられないほど硬く張り詰めていた。
 それだけではない。アルベールが少し身動きするだけで、彼の昂りが敏感な肉芽に擦れ、コレットにも震えるほどの喜悦が生まれるのだ。
「やぁ……っ、こんなの、だめ……っ」
「何故ですか? 貴女も、僕を求めてくれているのでしょう?」
「でも、恥ずかし……っ、あ、ああっ……!」
 アルベールが前後に動くたび、コレットの秘所からも水音が響く。彼の動きを助けるように、達したばかりの秘所からはとろとろと蜜が零れ続けている。

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