書籍紹介
皇帝陛下とがんばる新妻の甘く危険な蜜月生活
皇帝陛下とがんばる新妻の甘く危険な蜜月生活
ISBN:978-4-596-31898-5
ページ数:290
発売日:2022年2月3日
定価:640円+税
  • あらすじ

    初心な反応をされるとたまらないな お転婆令嬢がいきなり皇帝陛下の最愛のお妃に!?

    侯爵令嬢のフィリスは結婚から縁遠い日々を送っていたが、いきなり隣国の皇帝陛下ルーラントから求婚される! なんと彼はかつて素性を隠してフィリスの家に滞在し、兄と慕った青年で……。「溶けてしまえばいい。私がすべて受け止める」閨で優しく導いてくれる彼に、とまどいながらも気持ちが熱く高まっていく。だが、若い皇帝にはまだ敵も多く!?

  • キャラクター紹介
    • フィリス
      侯爵家の娘。思ったことをすぐに口に出してしまう。

    • ルーラント
      アルティア帝国の皇帝陛下。フィリスに求婚する。

  • 試し読み

    「それでは……が、頑張ってくださいね、フィリス様!」
    アナが恥ずかしそうにするので、つられて顔が赤くなってしまう。
    言葉を返すことはできず、こくこくと二度頷いて主寝室へ行った。ここはルーラントの寝室とは異なる。互いの私室から続き間になっている場所で、今夜からここが夫婦の寝室だ。
    ドッ、ドッ、ドッ……と連続して胸が鳴る。
    フィリスはルーラントに促されるままベッド端に腰掛けたものの、太ももの上に両手を置いたまま硬直していた。
    緊張しきっているフィリスの肩に、ルーラントがそっと手を添える。
    「今日は疲れただろう? もう休むといい」
    過度に身構えていたフィリスはきょとんとする。
    「いえ、あの、でも……わたしには務めが」
    「無理にするものではないから。挙式を終えて夫婦になったとはいえ……きみの心の準備が整うまで、きちんと待つ」
    「わたしの……心の……」
    フィリスは目を瞑り、自分を顧みる。ルーラントに対して抱いている想いを、心の中で確認する。
    「わたし……このまま、眠りたくないと……思っています」
    発した声は震えていた。「すう、はあ、すう……」と、何度も深呼吸をする。
    家族とは違う愛の形をいままで知らなかったフィリスには自信がなかった。それでも、彼だけに抱いているこの感情を愛と呼ばずしてなんになるのだ、と自身が問う。
    「ルーラント様に触れてもらいたくて……そしてあなたのすべてを知りたくて、たまりません。これがきっと……愛しているということ」
    瞳は潤み、声は切れ切れになった。切ないまでの感情が込み上げてくる。
    彼を、欲しいと思う。そして、欲されることに喜びを感じる。
    ルーラントは、どういうわけか眉根を寄せて笑っている。
    「きみなりの『愛する』ことへの答え……だな。ありがとう、フィリス」
    そう言うなりルーラントは小さな声で「嬉しい」と付け加えた。それが、ふだんの彼よりも格段にたどたどしい言い方だったものだから、少し驚いてしまう。
    「すまない、すごく……本当に、嬉しくて」
    額がこつんとぶつかる。ルーラントは眉根を寄せている。感極まっているように見える。
    「ルーラント様……愛して、います」
    初めて口にする言葉だ。まだ慣れない。
    頬を両手で覆われる。手のひらだけでなく視線までもが灼熱だった。瞬く間に体が火照る。
    唇同士が触れ合う。教会で、誓いのためにしたものと同じだとは思えなかった。
    何度も執拗に啄まれ、それだけで息が上がる。
    心なしかルーラントも、いつもより余裕がないようだった。肩や背を両手が這いまわり、純白のナイトドレスを乱していく。
    「あ……」
    唇が離れたすきに声が漏れる。胸元のリボンの端を引っ張られたせいだ。そこを解かれると一気にドレスが緩む。コルセットはつけておらず、前開きのシュミーズのみだった。
    毎夜、深くくちづけられたり胸のあたりを撫でまわされたりはしたが、これまで素肌のすべてを晒したことはない。
    「い……いよいよ、なのですね」
    緊張しきって、フィリスは片言になる。ルーラントはにこりと笑った。
    「そう緊張しなくていい」
    ナイトドレスの袖が肩から落ちる。
    「力を抜いて……フィリス。きみはありのままでいい」
    「は、はい……」
    シュミーズの前ボタンを、ひとつひとつ外される。それをフィリスはじいっと見つめていた。
    「あの、わたし……自分で」
    脱がされるのは恥ずかしい。きっと自分で裸になってしまったほうがいいと思った。
    「これも楽しみのひとつなのだが?」
    からかうような調子で彼が答える。フィリスはさらに頬を赤らめる。
    「楽しいの、ですか?」
    「ああ、とても。恥じらうきみの顔を見るのも、だ」
    フィリスはとっさに俯く。
    「隠されると辛い。一瞬でも見逃したくない」
    「うぅ……」
    下から覗き込まれてしまった。
    「困った顔も愛らしいな、私の妻は」
    「わ、わたしの夫は……じつはいじわるな方だった?」
    「いじわるか。うん……そうかもしれない」
    これまでに見たことのない屈託のない笑顔に、胸をきゅっと締めつけられる。
    「好きです……」
    思ったままのことを声に出す。
    「いじわるな夫なのに?」
    多少そうだとしても、やはり好きだ。フィリスは縦に大きく首を振る。
    「どんなルーラント様も、好き」
    ルーラントはどこか切なそうに、なにかに耐えるように眉根を寄せて「んん」と唸り、フィリスをベッドへ押し倒す。彼の手に支えられながら仰向けになった。
    途中まで開かれていたシュミーズの前ボタンをすべて外され、紐を肩から腕へとずらされる。
    ルーラントは両手でフィリスの素肌ごとシュミーズの肩紐を押し掴み、じっくりと下降させていった。
    「……っ」
    ふたつの膨らみが、ゆっくりと彼の目に晒される。
    胸を隠したくなったが、ルーラントの両手がシュミーズの肩紐と一緒くたに手首を押さえているので身動きが取れなかった。
    フィリスを組み敷いたまま、ルーラントは恍惚とした表情を浮かべている。
    彼の視線が膨らみに集中しているのを感じて、全身がかあっと熱くなった。
    ルーラントはシュミーズの肩紐を手の先から抜けさせるなりフィリスの手と自分の手を重ね合わせ、指を絡ませる。
    「きれいだ」
    彼の声がぽつりと響く。その言葉が頭の中で何度も繰り返された。
    「ずっと……すべてを見たかった」
    唇が押し重なり、首筋のほうへとずれていく。ツツツ……と舌で素肌を辿られた。灼熱の舌は胸のほうへと移ろう。
    黒い髪が肌をくすぐる。膨らみの色づいた部分を舌で象られる。
    「あぁ、あっ……!」
    胸のいただきを直接、舐められている。そのことが衝撃的なのに、気持ちがよくて仕方がなかった。フィリスは「あぅ、あっ」と喘ぎながら身悶えする。
    そして気がつけば、腰でもたついていたはずのナイトドレスとドロワーズがどこかへ消えていた。一糸まとわぬ姿になっている。
    「あ、あれ……? いつのまに」
    それには答えず、ルーラントは笑うばかりだ。彼自身もナイトガウンを脱ぎ、下衣のみになる。
    初めて目にするルーラントの裸体は、完璧なまでの造作を誇っていた。剣を扱う体は逞しく、それでいてしなやかだった。
    フィリスは自分が裸だということも忘れて、ついうっとりと眺めてしまう。
    「そんなに熱心に見つめられると気恥ずかしくなる」
    本気なのか冗談なのか、どちらともつかない調子でそう言ってルーラントはフィリスの双乳を手中に収める。
    ぐにゃぐにゃと揉みしだかれ、薄桃色の先端を指でつんっとつつかれる。
    「あ、ぁっ……それ、だめ……です。ん、あぁ……っ」
    「指でされるよりも舌のほうがいい?」
    「え……? ん、んぅ……」
    はっきりとした答えを示すことができない。馬鹿正直な性格も、このときばかりは影を潜める。羞恥心のほうが圧倒的に勝っていた。
    「……どっちも?」
    頬はますます熱くなる。イエスとも、ノーともいえない。どちらにしたって恥ずかしい。
    フィリスは眉根を寄せて「うぅ」と呻くばかりだ。いっぽうルーラントは楽しげだ。左の胸飾りを舌で、もう片方は指で嬲られる。
    「やっ、あぁっ……あ、んんっ」
    彼の右手が脇腹を伝い、下腹部へ向かった。恥丘の上でくるくると回る。そのあとで指は割れ目を探る。
    「……よかった、蜜が零れている」
    「蜜……?」
    「そう。気持ちがよくなるとそれがきみの中から溢れる」
    「そ、そうなのですか……」
    「気持ちがよくなると」という彼の言葉が頭の中で何度も繰り返される。
    言葉にせずともそれをルーラントに悟られてしまったことに、どうしようもないまでの羞恥心が込み上げてくる。
    フィリスは視線をさまよわせながら言う。
    「あの、ごめんなさい……わたし本当になにも知らなくて」
    「いい。私が教えるから……すべて」
    割れ目の中にある小さな豆粒を緩慢に擦られる。そこを洗うときにはこのような感覚には陥らないのに、いったいどうしてしまったのだろう。
    「ひぁ、あっ……! そ、そこ……なんだか……」
    「なんだか?」
    次の言葉を促されるものの、続きは紡げない。
    いままでに経験したことのないなにかが、下腹部からせり上がってくる。
    「だ、だめ……わ、わたし……あ、あぁあっ!」
    下腹部を中心になにかが弾けた。湯の中に揺蕩うような心地よさを伴って、ビクッ、ビクッと体が痙攣し、弛緩する。
    「達しているきみもかわいい。もっと……見たくなる」
    ルーラントは親指で淫核を押し、中指は蜜壺の中へと潜り込ませる。
    「ひゃっ……!? ル、ルーラント様……」
    怯えた顔になったフィリスを宥めるように、彼はもう片方の手で胸飾りをつまみ、さらなる快感を与えようとする。
    「大丈夫だ、フィリス。きみの内側を解すだけだから」
    「解す、のですか……?」
    「ああ。……尤も、きみの中はすでによく潤っているが」
    彼の言いたいことがわかって、手足の先がじいんと熱を持つ。
    「ほら……聞こえるか? 水音がする」
    ルーラントの指が前後するたび、ぐちゅ、ぐちゅ……と水音がする。
    「やっ……やぁ……」
    体の内側に彼の指が沈み込んでいるこの状況が信じられないのに、そうして指を動かされると気持ちがよくて腰が揺れる。
    そんな自分はひどく淫らな気がして、泣きたくなる。
    瞳にうっすらと涙の膜を張ったフィリスをルーラントは見つめ、その頬にくちづける。
    「恥ずかしい?」
    「はい……すごく……。ん、ふぅ……っ!」
    快楽はどんどん高まり、先ほどと同じ恍惚感に見舞われる。フィリスは体をしならせながらふたたび絶頂に達した。
    頬を紅潮させて荒く息をするフィリスを見つめながらルーラントは下衣を脱いで裸になる。
    フィリスは彼の下半身を見て目を丸くした。
    「お、大きい……」
    するとルーラントが微かに頬を染める。
    「やだ、わたし……! ご、ごめんなさいっ」
    両手で顔を覆って何度も謝る。指のあいだから見える彼はどういうわけか不満そうな顔をしていた。
    「ほかのだれかと比べてそんなことを言ったのではないだろうな?」
    「ちっ、違います! あの、ただ……単純に、大きいなぁって」
    言ってしまったあとでまた赤面する。互いにそうだった。
    麗しい彼の下半身にそれがあるのが異様に思えて、ついそんなことを口走ってしまったのだと、伝わっただろうか。
    ルーラントは「コホン」と咳払いする。
    「これを、きみの中に沈める」
    「……えっ?」
    「さっき指で解した箇所に、挿れるんだ」
    ルーラントは先ほどの「すべて教える」という言葉を律儀に守ってくれている。しかしフィリスは理解が追いつかない。
    「は、入らないと……思います」
    どう考えても、身の内に収まる大きさではない。到底無理だ。
    「試してみなくてはわからないだろう?」
    ルーラントは眉間に皺を作って苦笑している。
    「でも……ぁ、あっ……」
    長大な肉竿で淫核を擦られる。指でされるのとはまったく異なる快感だった。
    太く硬い、猛ったそれで花芽を嬲られると、体の端々からとてつもないまでの熱が込み上げてきて、身も心も快い波にのまれる。
    くわえてふたつの胸飾りを指で捏ねられるものだから、足の付け根はどんどんぬめり気を帯びていく。
    「は、ん……ん、ふっ……」
    花核のすぐ下にある小さな穴めがけて、ルーラントが力強く腰を押しつけてくる。
    「ほら……挿入った」

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