書籍紹介
肉好き女子は肉食エリートに美味しくいただかれるようです
肉好き女子は肉食エリートに美味しくいただかれるようです
ISBN:978-4-596-58496-0
ページ:290
発売日:2018年11月16日
定価:本体590円+税
  • あらすじ

    ウブなOLが肉食彼氏に超溺愛!?

    鴨志田ルリは、月一のお肉の特売を楽しみにしている大の肉好き女子。その特売でよく見かけるイケメン、小枝と焼肉屋で偶然会ったのをきっかけに交際することに。「そんな可愛いこと言うと優しくしてあげられないよ?」美味しいお肉料理に大人なドライブデート。身も心も小枝に満たされていたが、前の会社のセクハラ上司がルリに再び接近してきて!?(ヴァニラ文庫ミエル)

  • キャラクター紹介
    • VBL-176_heroin_face

      鴨志田ルリ(かもしだ るり)
      穏やかでおとなしめな性格。恋愛には消極的。

    • VBL-176_hero_face

      小枝正宗(さえだ まさむね)
      大樹建設勤務。温和で人当りがいい。

  • 試し読み

    「ルリさん可愛い。それに、ルリさんのここ、すごく美味しいよ」
     口に含んでいた乳首を、音を立てて強く吸われる。ジュルジュルという音がやけに艶めかしく聞こえ、それだけで顔が熱くなってしまうほどだ。
    「ひあっ……やあ、だめ、そんなに吸っちゃっ……!」
     ダメ、と言って彼の頭を軽く手で押してみるけど、びくともしない。それどころか彼は執拗に乳首を舌で転がしては吸い、を何度も繰り返した。
    「んんんっ――っ、ああっ、もうっ……やだあ……!!」
     何度もビクビクと快感で腰が震え、私の眦には自然と涙が浮かんでくる。
    「……いやなの? でも、さっきから腰が動いてるよ」
     喋りながら小枝さんは私の腰の辺りを優しく撫でてくる。彼の指摘通り、胸への愛撫だけで、私の股間はすでにグショグショだ。今、ショーツに触れられたら、きっと濡れていることがバレてしまう。
    「さ、小枝さん、意地悪……」
     未だ胸を弄る彼を軽く睨むと、小枝さんの目尻が下がる。
    「ごめんね? でも、ルリさんの胸すごく気持ちいい。ずっと触れていたいくらい、俺の手に吸い付いてくる」
     彼がほら、と言いながらムニムニと両方の乳房を揉んでくる。なんだか嬉しそうな彼に何を言って返せばいいか分からず、困ってしまう。
     ――それに、いつもはとても大人な小枝さんなのに、胸を弄ってる時は子どもみたい……
     そんな姿を可愛い、とさえ思えるようになってきてしまった。
     彼に触れられた場所が、どこもかしこも熱くなって、ついでに私の頭も発熱したときのようにぼうっとしてきた。今の私に思考能力はほぼない。
     彼の手がようやく胸を離れた、と思ったら、今度は私のショーツの中にするりと侵入してきた。そして彼の長い指は繁みを一撫でし、そのまま蜜口へ滑り込んでいった。
    「あ……!」
     小枝さんの指が動く度にクチュ、と卑猥な音が聞こえ、それだけで羞恥心が煽られる。
     私が口に手をやって、彼の指が動く度に漏れてしまう声を必死で抑えていると、小枝さんがこっちを見てニヤっと妖艶に笑う。
    「声、我慢しなくていいのに」
    「そ、んな、無理ですっ……」
    「ルリさんが感じてる声、聞きたいんだけどな」
     そう言って、彼は前後に出し入れする指の動きをさっきより激しくした。その時、蜜口の上の方にある小さな蕾を指が掠める。その瞬間これまでにないくらいの激しい快感が体に走り、我慢していたはずの声が出てしまう。
    「ひあっ……!!」
    「ここ、好き?」
     聞かれてもそんなところ自分でだって、意識して触らない。むしろ、今日、彼に触れられてはじめてこんなに感じるんだって、知ったばかりだ。
    「いっ、わ……わかんな……」
    「でもさっより濡れてきた」
     リアクションに困り黙り込むと、彼は私から引き抜いた指をじっと眺めていた。
    「……これじゃパンツ濡れちゃうね。脱いじゃおうか」
     そう言って、彼が私のショーツに手を掛けた。
    「えっ、わ、私自分で……」
     思わず体を起こそうとしたのだが、小枝さんは私のそれより素早く脚からショーツを引き抜いた。よって、私は今、一糸まとわぬ姿となった。
    「や、やだ……見ないで下さいっ……」
     ――恥ずかしいっ……小枝さんに、全部見られているなんて……
     開いていた脚を閉じて、彼の視線から逃れようとする。だけど小枝さんに素早く阻止されてしまう。
    「それは聞けないお願いだなあ……俺、ルリさんの全てが見たいから」
    「そんな……」
    「もっと間近でよく見たい――舐めていい?」
     こっちを見る小枝さんの目は、これまで私が見たこともないような、男の目。その眼差しに釘付けになってしまい、返事をすることを忘れてしまう。
     すると、私の返事を待たず、小枝さんが私の脚の間に顔を埋め、蕾に的を絞って集中的に舐め始めた。
    「ひゃあっ……!! さ、さえださっ……あっ……」
     ぴちゃ。
     彼が舌を這わす度に水気を帯びた音がして、いっそう私の羞恥を煽る。それにさっき触れたときなんてものじゃない、激しい快感に襲われて、私は左右に体を捩った。
    「ふっ……んうっ……、はっ……あんっ……」
     もう、感じすぎてどうにかなってしまいそう。
    「ルリさん……さっきからここ、溢れて……」
     太股を撫でながら、何度も何度も蕾を舌で舐る。そんなところ熱心に舐めないでと思うのに、抗えない。
     溢れてる、とか言われても自分ではそんな自覚ない。だけどさっきから、これまでに感じたことのない不思議な感覚が、お腹の奥の方からせり上がって来ている。これは一体何なのだろうか。それに彼から与えられる愛撫が気持ち良くて、正直、もう思考が吹っ飛びそう。
     ――どうしよう……私、どうなっちゃうの……?
     愛撫には感じてしまうが、初めてづくしのオンパレードに気持ちが焦り出す。
    「さ、小枝さんっ……私、さっきから変な気分になってきて……」
     私の股間から少しだけ顔を上げ、小枝さんが私を見る。
    「イキそうなんだ?」
     彼にあっさり言われて、私はえっ、と言ったきり頭が真っ白になる。
     イク……これまでに経験がないだけで、それがどういったことなのか、さすがに私も分かっている。
     ――ああ、そうなんだ。これがあの――
     と、この状況を頭で理解しようとする私だったのだが、なぜか小枝さんがにこにこと微笑みながら私を見ていることに気付いた。
    「えっ、あの……?」
    「ルリさん、イクのも初めてかな。じゃあ、一度イッといたほうがいいか」
    「一度、って……あっ!!」
     また私の返事を聞く前に、小枝さんが股間に顔を埋め蕾を強く吸い上げる。それと同時に、彼の指が私の膣に差し込まれ、ぐちゅぐちゅと音を立てながら膣壁を激しく擦られる。
     急に激しくなった指の動きと、蕾に与えられる強い刺激に、私はたまらず大きく息を吸い込む。
    「ん、あっ……!」
    「ルリさん、可愛い。ここも……」
     そう言いながら、彼がジュッと音を立てて蕾を吸い上げた。
    「さ、さえださ……あっ、やっ……」
     彼の愛撫は、私の気持ち良くなるポイントを的確に攻めてくる。さっきからじわじわせり上がってきた快感が、ここへ来て一気に私の絶頂を後押しする。
     ――だ、だめ、もう我慢できないっ……!
    「ん、んん――っ!!」
     少しづつ高まっていった快感が、頂点に達して一気に弾けたような、そんな感覚。
     痙攣するように体が震えたあと、緊張していた体から一気に力が抜けた。肩で大きく呼吸をした後、しばし放心状態になった。
     ――はあ……今のが、イクっていう……
     ついに経験した初絶頂を思い返していたら、私の足下にいた小枝さんがいつの間にかベッドサイドに移動していた。
     しかも彼が着ていた服を脱ぎ捨て始めたのが目に入り、ドキンと大きく心臓が跳ねた。
     全裸になった小枝さんが私の元へ戻ってきたのだが、その姿に息を呑む。
     大人になってから、家族以外の男性の裸など見る機会は皆無。そのうえ、小枝さんの裸体は均整がとれ適度に筋肉が付いていて、贅肉など見当たらないまさに美ボディ。
     男性的な魅力が半端なく溢れていて、私はつい状況を忘れ、口を半開きにしたまま見とれた。
     しかもその時に見えてしまった彼の――アレが、想像していたよりも大きかった。そのことに私に若干の不安が生まれた。
     ――ちょ……ちょっと待って? な、なんか大きいけど……大丈夫? 
     初めだということよりも、そっちの方が不安になってきた私の前で、彼は見事に立ち上がった屹立に避妊具を被せていく。それを視界の端で捉えながら、私はゴクンと喉を鳴らした。
    「あっ、あの……小枝さん? それ……」
    「ああ、ゴムね」
     違う、そっちじゃない。モノの大きさのことなんです。
     なんて本当のことは言えなくて、私は彼の手元をずっと見つめていた。
     避妊具を装着し終えた小枝さんが私に覆い被さると、鼻と鼻がぶつかるくらい距離を詰められる。眼前に迫った綺麗な顔にドキドキしていると、彼は私の唇に軽く触れるだけの優しいキスをくれた。
    「……入れてもいいかな」
     心配そうに私を窺う小枝さん。
     不安な気持ちはまだあるけれど、ここまできたらもう引き下がれない。私が小さく頷くと、小枝さんは私の体をぎゅっと強く抱きしめた。
    「優しくするから。ルリさんは体の力を抜いてリラックスして」

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