書籍紹介
宰相閣下の淫らなたくらみ
宰相閣下の淫らなたくらみ
ISBN:978-4-596-74542-2
ページ:290
発売日:2017年3月17日
定価:本体590円+税
  • あらすじ

    ドS宰相が与えてくれる淫らな官能と甘美な罰

    駆け落ちしてしまった婚約者の代わりに、彼の兄で国の宰相も務めるリュシアンと婚約することになったクリスティーナ。「かわいい啼き声を、もっと聞かせて」屋敷に連れてこられ、夜ごと甘く蕩ける悦びをリュシアンに教え込まれるクリスティーナは、弟の不始末の責任を取ってくれているだけの彼に惹かれていく。彼には別に愛する人がいるのに……。

  • キャラクター紹介
    • heroine_vbl91

      クリスティーナ

      オーベルニュ子爵令嬢。華やかな場が苦手な奥ゆかしい少女。

    • hero_vbl91

      リュシアン

      頭脳明晰な若き宰相。アルスコット侯爵家の当主でもある。

  • 試し読み

     外されたボタンの合間からリュシアンのひんやりとした手が滑り込み、クリスティーナのなめらかな肌を撫であげた。
     やがてその手が乳房を探りあげると、包み込むようにすっぽりと覆い、やんわりと揉みしだく。
    「ふ──ぅんん……」
    「声まで可愛いのですね、クリスティーナ──」
     掠れた声で呟きながら、リュシアンはするりと舌を口腔に忍び込ませる。
    「や……ぁあ──んんっ……」
     くちゅりと音を立てて唇の端から唾液が溢れると、リュシアンがペロリと舐め上げた。
    「ん──ッ」
     隠微な仕草にクリスティーナは頬を赤らめる。
    「クリスティーナ──」
     欲情を宿した瞳でクリスティーナを見つめ、リュシアンはさらに口づけを深める。歯列をなぞり、舌をきつく吸いあげ、クリスティーナがそちらにすべての気をとられている間に、夜着の残りのボタンを外し、片手で器用に肩を剥いた。
    「やっ……!」
     形のよい二つのふくらみがあらわになり、クリスティーナは慌てて手で隠そうとするが、リュシアンが手首を掴み、やんわりと退ける。
    「なぜ隠すのです」
    「だって……」
     リュシアンは乳房を手で包み、そっと持ちあげて揺らした。
     ふるんと乳房が揺れるのがひどくはしたなく思えて、クリスティーナは両手で胸を覆い隠したくなったが、リュシアンに睨まれて渋々手を下ろす。誰にも見せたことのないふくらみが無防備にさらされている恥ずかしさに耐えきれず、クリスティーナはシーツをきゅっと掴んだ。
    「恥じらう貴女も可愛いけれど……」
     勃ち上がり始めた頂きを摘まれ、クリスティーナの身体がびくんと震えると、
    「感じている貴女も可愛いですね」
     リュシアンはくすりと笑いながら、色づいた先端を指の腹でころがし、押し込めた。
    「それ──さわっちゃ、いや──」
     クリスティーナが身を捩って恥じらうと、まるでそう言われるのが分かっていたようで、
    「おや、触られるのは嫌でしたか? では、舐めて差しあげましょうね」
     リュシアンはニヤリと笑うと、尖った先端をぱくりと咥えた。
    「──っ!」
     熱く濡れた舌で尖を舐めころがされ、初めての感覚にクリスティーナは思わず甘い声が漏れた。
    「ぁあ、んん──ふぅ……んっ」
    「ふっ。悦んでもらえたようですね。──これならどうです?」
     クリスティーナの反応を面白がるように、リュシアンは緩急をつけて時おり強く吸いあげる。
    「はぁぁっ──ん!」
     身体の奥深くが疼くような感覚に、クリスティーナは身体をびくつかせてしまう。
    「ごらんなさい、もう片方が寂しそうにしていますよ」
     そう言ってリュシアンはもう片方の乳房にも手を伸ばした。
    「そんなの、嘘です──」
     認めたくなくてクリスティーナが首を振ると、リュシアンは小さく笑った。
    「嘘かどうか確かめなければなりませんね」
    「どうやって……ぁあっ──はぁ──ぅん」
     おろそかにされていた反対側の乳房に顔を寄せると、リュシアンは白いふくらみに手のひらを当て、じんわりと揉み上げる。まだふくらみの根元に触れただけだというのに、先端は早くも固く色づいてきた。
     だがリュシアンはそこには触れず、乳首の輪郭の外側を指先でくるくるとなぞる。
     思わせぶりに周辺を弄るだけで、肝心の頂きにはわざと触れてくれない。
    「やっ……はぁ、はぁ──ん」
     刺激を待ち望む先端はますます敏感になり、じりじりと焦れた感覚に身体の奥が疼き出す。
    (どうして──私、おかしい……っ!)
     早く触って欲しい──そこじゃなくて、もっと……。
     だがそれを口にする勇気などあるはずがなく、クリスティーナは唇を引き結んだ。
    「ふっ……どこまで頑張れるか楽しみですね」
     リュシアンは愉しそうに笑うと、固く尖った頂きにふっと息を吹きかけた。
    「ひゃ──っ」
     刺激を待ち焦がれていた先端は、息がかかっただけなのに、甘い痺れを乳房全体にもたらす。
    「まだ触ってもいないのに、そんなに息を乱して──先が思いやられますよ」
     クリスティーナの反応を満足そうな笑みを浮かべて堪能すると、リュシアンは乳房に唇を押し当て、ふくらみの根元に舌を這わせた。
     焦らされてぷっくりと尖りきった頂きが、小刻みに震えている。
    「こんなに硬く尖らせて──誘っているのですか」
     リュシアンが指先で先端を軽く弾く。
    「いやっ──ぁあん……!」
     だが一度弾いただけですぐに遠ざかる指先を、クリスティーナは恨めしそうに目で追った。
    「指だけでは物足りませんでしたか」
     望んでいた反応を引き出して満足げに笑むと、リュシアンはようやく頂きを口に含んだ。
    「ふっ……ぅんん──っ!」
     びりびりと、感じたことのない感覚が身体の奥から湧き上がり、淫らな声をあげてしまう。
     舌先で柔らかくしごかれ、吸いあげられ、クリスティーナは徐々に何も考えられなくなる。
     気がつくと、もう片方の乳房も鷲掴みにされ、こねるように揉みあげられていた。口に含んだ先端を甘噛みしながら、もう片方の頂きをひねりを加え、きゅっと摘まれる。
    「はぁ──ぁあん……っ!」
     顎をのけぞらせて悦ぶクリスティーナを見て、リュシアンが息を飲んだのが気配で分かる。
    「可憐な貴女がこんなにいやらしい身体を隠し持っていたとは──嬉しくて、ぞくぞくしますね」
     吐息まじりにそう囁くと、リュシアンは指先でドロワーズの紐を探り当て、一気にほどき、ずり下ろした。
    「あっ──!」
     熱を帯びた指先が内腿をなぞりあげる。
     クリスティーナは咄嗟に両脚を閉じようとしたが、それより早く、リュシアンは身体を脚の間に割り込ませた。
    「こんな──やっ……ぁ……」
     恥ずかしくて目尻に涙が滲む。リュシアンはそれをペロリと舌先で舐めとると、優しく唇を塞いだ。
    「ふ──んん……っ」
     蕩ける口づけに、クリスティーナの身体から余分な力が抜けた頃合いを見計らって、リュシアンの片手が脚の付け根に触れた。
     指先で割れ目をさらりとなぞりあげられ、クリスティーナの腰がびくんと揺れる。
    「もうこんなに濡れているのですね」
     リュシアンのしなやかな指が、とろりと蜜を掬いあげる。
     糸を引く蜜を見せつけるように、クリスティーナの眼前に晒すと、リュシアンはその指をペロリと舐めた。
    「やっ──そんなの、きたな──ッ!」
     信じられない行為にクリスティーナはいやいやと首を振るが、
    「どうしてです? こんなに綺麗で甘いのに──」
     リュシアンの指がもう一度秘裂に降り、ぬるりと割れ目を辿るたび、くちゅくちゅと淫らな音が漏れ聞こえた。
    「いやらしい音──」
     リュシアンがふっと笑うのが恥ずかしくて、クリスティーナは消え入りたくなる。
     くちゅくちゅと、リュシアンの指が花唇を撫でさする。
    「や、あ──あ、あぁ……」
     やがて秘裂をなぞっていた指が、誘い込まれるように蜜壺の中に挿し込まれた。
    「あああっ──」
     ちゅぷんと卑猥な音を響かせながら、リュシアンの長い指先が蜜口を掻き回す。
     しなやかな指が媚肉をなぞりながら出入りするたび、クリスティーナの腰が淫らに揺れた。腰の動きに合わせるように、リュシアンの指の動きも速くなる。
    「あ、あ、あぁ──んっ」
     鼻を抜ける甘い声が自分の口から漏れていることが信じられず、クリスティーナは口元を手で覆った。
    「なぜ口を塞ぐのです。貴女の可愛い啼き声をもっと聞かせて欲しいのに」
     リュシアンはクリスティーナの手を掴んで外すと同時に、媚肉を擦っていた手で、蜜口のすぐ上にある敏感な突起を親指で押しつぶした。
    「んんんぁああん──!」
     ひときわ強い愉悦の波が押し寄せ、クリスティーナは背中を弓なりにしならせて甲高い啼き声をあげてしまう。
    「そう、その声ですよ。もっと聞かせて……」
     花芽を親指でくるくると弄られ、中から蜜がとろりと溢れ出る。溢れ出た蜜を塗り込めながらさらに花芽を弄られ、クリスティーナは下肢の感覚がなくなってくる。
     濡れそぼった媚肉に突き入れられていた指が、律動を開始した。
     気がつくと挿し入れられている指が増えており、中でバラバラと自在に動かされている。
    「ん、ん、ん、ん──っ!」
     とめどなく寄せては返す快楽から逃げたくて身体を捩ろうとしたが、
    「逃げないで──私の指を感じてごらんなさい」
     そう言ってリュシアンは媚肉を擦っていた指をくいっと折り曲げる。
    「ふっぁああん!」
     その瞬間に凄まじい快楽が全身を駆け巡り、クリスティーナは両脚をピンと突っ張って身体をしならせた。
    「そうです、上手ですよ。そのまま私のことだけを考えて──」
     リュシアンは指をさらに奥深くに差し込み、探るように媚肉を掻き擦る。
    「ふっ、ううん、んっ──!」
     身体の中を何かが走り抜けていくような感覚に、クリスティーナは頭が真っ白になる。
     内腿がぷるぷると震え、すべての感覚が下腹部のその一点に集まっていくのが分かる。
     リュシアンの指が素早く出し入れされ、そのたびに媚襞が掻き分けられて指をきゅうきゅうと締め付ける。
    「随分締め付けてくれましたね。ほら、貴女の淫らな蜜が私の指に絡みついていますよ」
    「やっ、言わないで、恥ずかしい──」
    「恥ずかしがることはありませんよ」
     溢れる蜜を掻き出だされるように指が抜き差しされ、中を掻き回される。クリスティーナは上半身をうねらせ、痺れるような愉悦から逃れようとした。
    「そろそろですね。一度達してごらんなさい」
    「達して──?」
     それがどういうことか分からなかったが、一気に激しくなった律動にクリスティーナの思考は真っ白に弾け、何も考えられずただ身体を快楽に委ねるしかなくなる。
    「ふっ──達するというのがどういうことなのか、じきに分かりますよ」
     じっとりと汗ばむクリスティーナの細腰を片手で掴んで引き寄せると、突き出される格好となった乳房の頂きを口に含んで先端を舌先で突き、花唇を突いていた指を激しく動かし、淫芽をこねるように押しつぶす。
    「あっ、ああ、ぁぁあああん、リュシアン様──っ」

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