-
あらすじ
妻にデレデレ♡エリート旦那様
「付き合うのなら遠慮なく手を出しますよ?」政治家の父が選んだ見合い相手・エリート官僚の大和さんとお試しでお付き合いすることに。ちょっといじわるなエッチにドキドキしたけど、デートのたびに濃厚な愛撫で甘く愛されちゃって…。大和さんと気持ちは通じ合っていくのに、父の思惑が絡んだ結婚は簡単に幸せになれるわけがなくて――!?(ヴァニラ文庫ミエル)
-
試し読み
「……わたしは最初、父に言われるままお見合いをしました。優秀な方と結婚し、園田家の地盤を継いでいただくのはわたしの使命だったんです」
真綾は、生まれたときから“女”だから失望されていたことや、母が祖父母につらく当たられていたことを語った。自分は期待を裏切ってしまった子どもだから、せめて両親の希望を叶え、これまで育ててもらった恩を返そうと考えていたことを伝える。
「でも、わたしは……父の命令に関係なく、あなたを好きになりました。わたしこそ、藤堂さんを諦めるのは嫌だと思っています」
噓偽りのない正直な思いを話しながら、差し伸べられている手に自分の手を重ね合わせた。大和に引き上げられて彼の胸に傾れこむ格好になると、そのままの体勢で伝える。
「両親の願いを叶えるためには、藤堂さんとお別れしたほうがいいと頭ではわかっています。それでもわたしは、藤堂さんが……好きなんです」
大和が政治家にならないと知れば、則之はほかの見合い相手を連れてくるだろう。これまでの真綾であれば、粛々と両親の意向に従っていた。
けれど、今は違う。自らの意思で、大和と結婚したいと願っている。
彼のぬくもりに包まれながら考えていると、そっと身体を離された。
「あなたが私を好きだというなら、もう逃がしません。ご両親には、いずれ私から跡継ぎにはならないとお話します。ご両親からあなたを奪う責任は喜んで負いましょう。だから、私のものになってくれますか?」
「はい……ふつつか者ですが、よろしくお願いします」
まるで嫁入りするような台詞に、大和が表情を崩した。パラソルの下に置いてあったタオルを手に取ると、真綾の体を包み込む。
「しばらくプールで楽しもうと思っていましたが、気が変わりました。あなたを抱きます」
タオルごと真綾を抱き上げた大和は、その足で部屋の中へ戻った。階段を上がって先ほど案内された寝室まで来ると、ベッドに真綾を下ろす。
「とっ、藤堂さん。ベッドが濡れちゃいますから、その……」
遠慮がちに声をかけると、背を向けて自分の旅行バッグの中を探っていた大和が振り向いた。その手には避妊具の箱があり、気づいた真綾が息を詰める。
「あとでシーツを替えますし、気にしなくていいですよ。それに、すぐにそんなことを気にする余裕がないくらい夢中にさせますから」
とても素敵な笑顔を浮かべて宣言されて、鼓動が高鳴る。いつもストイックさを感じさせる彼の目には欲望の火が灯り、フィッティングルームで見たときと同じ顔をしていた。
ベッドに膝を立てて見下ろしてくる大和を前に、まな板の上の鯉になった気分だ。これから抱かれると思うと緊張でどうにかなりそうだったが、どうしても伝えたいことがあり口を開く。
「わたし……心の準備はできているので、どんなことをされても嫌がりません。だから、藤堂さんのお好きなようにしてください」
真綾はこの日のために、しっかりと予習をしている。動画などで過激なプレイも視聴した。正直ものすごく恥ずかしかったが、大和と結ばれるために頑張った。調べものを得意とするからこそ、手を抜かずに勉強したのである。
予習をし、彼にどんな特殊性癖があろうと怯まない自信をつけた。そう告げると、大和はわずかに目を瞠り、綺麗に微笑んだ。
「私のためにいろいろ考えてくれたんですね、嬉しいです。ですが、今日はふつうに抱きます。初めてのあなたにいきなり過激な真似はしませんよ」
箱から取り出した避妊具のパッケージを枕元へ置いた大和は、真綾に伸し掛かってきた。フィッティングルームでしたように水着のブラを押し上げると、乳房に唇を近づける。
「この前は触れただけですが、今日は隅々まで味わわせてください」
「えっ……あっ、ん!」
乳房を中央に寄せた彼は、胸の頂きに舌を這わせた。双丘の乳輪を交互にねっとりと舐められ、淫らな光景に恥ずかしくなったけれど、なぜだか目が離せない。大和の赤い舌先がいやらしくふくらみを舐め回す様は、淫靡なのに美しく感じる。
(なんだか、くすぐったくて……変な気分になる)
彼は、あえて乳首を避けるようにして舌を遊ばせていた。下乳を持ち上げて指を食い込ませ弾力を楽しんでいたかと思うと、唾液に濡れた乳輪に吐息を吹きかけてくる。熱い呼気が肌から体内にまで浸透していくような感覚に陥り、臍の裏側がずくずくと疼く。
「藤堂、さ……ぁ、んっ」
ふだんとは違う甘ったるい声を出してしまい、真綾は自分の口を両手で塞ぐ。まるでもっとして欲しいとねだっているかのようだ。しかし身体は正直で、直接触れられていないのに彼の吐息だけで胸の突起が硬くなる。いじくって欲しいと言わんばかりに勃起し、小さく震えていた。
「こちらも舐めて欲しいですか?」
顔を上げた大和に問われ、首を縦に動かす。すると彼は、「わかりました」と魅惑的な声で了承し、勃ち上がった乳首を口に含んだ。
「あんっ、あぁっ!」
初めて乳首をしゃぶられた真綾は、思わず口を覆っていた手を解いて喘いだ。生温かい口腔に胸の頂きを招き入れられると、ころころと舌の上で転がされる。ぬるついた舌で乳首を舐められ、ひどく身体が熱くなる。
指でいじられたときとは違う感覚が体内に広がっていく。フィッティングルームでもかなり感じてしまったが、今のほうが気持ちよさは勝っている。彼とふたりきりの空間でこれから抱かれようとしているから、よけいに快感を得ているのだ。
(声、恥ずかしい。でも、抑えられない……!)
大和のことを理解したくて様々な性癖を調べる過程で、アダルトビデオも視聴した。そのときは女優が派手に喘いでいる姿を見てもピンとこなかったが、今なら実感として理解できる。まして真綾は、好きな男性に愛撫されているのだから、感じないわけがない。
「気持ちよさそうですね。舐められるのは好きですか?」
唇を離した大和が問う。その合間も、彼は乳房を揉みしだいていた。柔らかなふくらみが淫らな形に変わるのを視界の端で捉えながら、真綾は小さく頷いた。
「好き、です……藤堂さんにされるのは、なんだって気持ちいい……」
大和に触れられると、心も身体も悦びを訴える。口を開けば、もっとして欲しいとねだってしまいそうで怖くなるほどだ。
率直な感想を伝えた真綾に応えるように、彼は淫靡なしぐさで豊乳を捏ね繰り回した。ピンと張り詰めた乳嘴が大きな手のひらに擦れ、びくんと四肢が震える。
「んっ、は……」
「フィッティングルームで見たときから、ずっとこうしたかった。あなたは私の欲望をたやすく抉じ開けてしまうんですよ……真綾」
「っ……」
初めて彼に呼び捨てにされたことで、股の間から恥蜜が零れてくる。欲を孕んだ大和の声はいつもよりも色気を帯びていて、よけいに感じ入ってしまった。
恥部がぬるぬるになってしまったのを知られたくなくて、これ以上淫らな滴が流れないよう腹の内側に力をこめる。すると大和は、片手で胸の尖りを刺激しながら、もう片方で太ももを撫でた。
「この前は、こちらには触れませんでしたからね。今日はいっぱい可愛がってあげます」
「だっ、だめです! そこは……っ」
彼は水を含んだスカートを捲り、足の付け根に指を這わせた。絶妙な加減で太ももに食い込む指に意識がいくと、今度は乳頭を中指と親指で扱かれた。
「んぁっ……」
新たに加えられた刺激に顎を撥ね上げる。唾液に濡れた乳房をごしごしと擦られ、疼痛を覚えて身悶えてしまう。堪えようとするのに、意思に反して腰がくねくねと揺れ動く。シーツを握って耐えようとしても、身体に蔓延する淫熱は増すばかりだった。
真綾が乳房への刺激に気を取られているのを見透かしたように、大和の指は遠慮なく裾からショーツの中へ侵入する。そこは、明らかにプールの水とは違う水分で湿っていた。彼は閉じている肉びらを左右に開き、秘裂を往復する。
「濡れていますね。感じてくれているようでよかった」
「やっ、ぁああっ……ッ」
はしたなく濡らしていることを大和に知られてしまった。それだけでも羞恥の極みだ。けれど、考える余裕もなく彼の指先に翻弄される。
大和は愛液をかき鳴らしながら、指を上下に動かした。くちゅくちゅといやらしい水音が鳴り、耳を塞ぎたくなる。しかし彼は、まるで真綾の羞恥を煽るような指の動きで追い詰めてきた。
「その様子だと自分でいじったこともないようですね?」
「んっ、は……い。なっ、いです……」
「では、全部私が教えてあげます。どこをどうすれば気持ちよくなれるかを、ね」
たっぷりと艶を含んだ声で告げた大和は、真綾のショーツを引き下ろした。彼を助けるように無意識に腰を上げ、さらに恥ずかしくなってしまう。
彼は羞恥に悶える真綾の身体を引き起こし、背中で結んでいた紐を解いた。抱きしめるような体勢で水着を外され、最後にスカート部分のボタンを取られると、あっという間に裸になってしまった。
とっさに胸を両腕で隠した真綾が彼に背を向けると、水着をベッドの下に抛った彼は、背中から抱きしめてきた。
「隠さないで見せてください」
「だって……恥ずかしいです……わたし、こんな」
「それなら私も脱ぎます。ふたりとも裸なら、恥ずかしくないでしょう?」
言うが早いか、大和は抱きしめていた腕を呆気なく解いた。
背中を向けているため確認できないが、彼が水着を脱いだ気配は伝わってくる。水気を含んだ布が床に落ちた音がして、全裸になったのだとわかってドキドキする。
「真綾」
ふたたび背中から抱きしめられ、胸を覆っていた両腕に手を添えられた。
大和の声に促されるように力を抜き、おずおずと腕を下ろす。甘く艶やかな声で名前を呼ばれると、無条件に従ってしまいそうになる。それが怖い。
「気持ちよくしてあげます。私なしではいられないくらいにね」
「あっ⁉ だめっ、やぁ……んっ」
彼の両手が左右の内股に入り、強引に足を開かせられた。はしたなく開脚させられて閉じようとするも、大和は中指と人差し指で恥肉を押し開いた。蜜孔からとろとろと零れる淫液と肉襞を擦り合わせながら、割れ目の上で包皮に守られた花芽に触れた。
刹那、真綾は全身に電気が流れたような感覚を味わう。
「そこ……っ、だ、めぇ……っ、怖、い……んんっ」
「すぐ慣れますよ。何も怖いことはしない。私に集中して」
大和は、左手で乳首を捻ったかと思うと、右手で恥部を犯し始めた。それだけでも強い快感なのに、耳殻までも舐めてくる。耳の裏側をねっとりと舐られてぞくぞくする。そちらに気を取られていると、次に肉びらをくいっと上に引かれた。露出した花芽が空気に触れて内股を震わせたとき、蜜に塗れた指先でそこを撫でられる。
「あ、ぁああっ……っ!」
敏感な淫蕾を刺激され、目の前が一瞬霞んだ。それほど強い快楽で、嬌声が止まらない。
彼は優しいしぐさで蕾を転がしつつも、乳房を攻めることも忘れない。双丘の頂きをいいように扱き、唾液の音と一緒にぬるついた舌を耳孔に入れてくる。与えられる愉悦に意識が乱れ、何も考えられなくなった。
「藤堂さ……ぁんっ……おかしく、なっちゃ……うっ、ん!」
ぴりぴりと全身が痺れ、彼の胸にもたれかかる。すると、臀部に硬く熱いものがあたり、真綾は頰を赤く染めた。
(これ……藤堂さん、の……)
明らかに欲情した男性器の存在を肌に感じて息を吞む。大和は真綾の状態を察知したのか、耳穴から舌を抜いて囁きを落とした。
「気付きましたか? あなたが可愛らしいので私も興奮しているんですよ」
「嬉しい、です……藤堂さん、が……そうなって、くれて」
自分ばかりが快感に浮かされているのは寂しいが、彼も欲情してくれたのならよかったと思う。ただでさえ、真綾のためにノーマルなセックスをしてくれようというのだ。少しでも大和に気持ちよくなってもらいたい。
「あ、あの……わたしも、何かしたほうが……」
「いいんですよ、気にしなくて。あなたはただ、私に溺れていればいい。だけど、ひとつだけ要望を言うなら、私の名前を呼んでください」
彼に乞われた真綾は、照れくさくなりつつも名を呼んだ。
「大和、さん……」
「よくできましたね、真綾。いい子です。いっぱい気持ちよくしてあげますよ」
艶のある低音が耳朶を打ちぞくりとしたとき、彼は真綾の身体を反転させた。向かい合う格好になって思わず視線を逃すと、ベッドに押し倒される。流れるような行動に驚く間もなく、大きく両足を開かせられた。
「あなたのここ、舐めさせてください。美味しそうだ」
「えっ⁉ んっ、やぁっ」
淫汁塗れの肉筋を、つうっと指で辿られて首を左右に振った。いじられるのも羞恥があるのに、恥部を眼前に晒すなんてとんでもないことだ。それに、プールに入っただけでシャワーだって浴びていないから抵抗がある。
しかし大和は真綾の膝を割ると、割れ目に顔を近づけた。彼に阻まれて足を閉じられずぎゅっと目を瞑ると、柔らかな舌先を濡れた肉筋に埋められた。
「んんっ、ぁああ……ぅっ」
敏感な部分に触れた舌は温かく、生々しい感触だった。蜜を含んだ淫らな襞を口に含まれ、軽く吸われる。そうされると、先ほど包皮を剝かれた花芽がひくりと疼く。小陰唇をじゅっ、と吸われる振動すら拾い、膣口からとろとろと愛液が垂れ流れた。
(恥ずかしい……っ)
真綾はこれまでの人生で経験したことのない羞恥と快感を同時に味わった。指だけでもかなり快感を得るのに、舌はまた別次元の淫熱を生み出す。
セックスで舐陰をすることがあるのは、事前の予習で心得ていた。だが、実際に自分が施されると、改めて思う。実体験の前では、机上の勉強など意味がないのだ、と。
「やっ……大和さ……もう……っ、ふっ、ぅ」
初めに感じた怖さはもうなかった。ただ、秘すべきところを愛撫され、自分が悦楽に吞み込まれそうなことが恥ずかしい。しかし大和は行為を止めるどころか、過敏になっている花蕾を口に含んだ。
「ん、ぁあああ……っ」
閃光が走るような鋭い淫悦に、真綾の腰がびくびくと撥ねる。熱い口腔内で肉粒を刺激されると、膣襞がうねって蜜液が溢れ出す。下肢が煮え滾(たぎ)るように熱い。快感を逃すように両足でシーツを搔くと、大和が花芽から唇を離した。
「肌が熱くなってきましたね。今度はこっちを可愛がってあげます」
真綾の双脚を持ち上げた大和は、身体をふたつに折り曲げる体勢を取らせた。膝の裏を手で押さえられて身動きできず、ひくつく恥部を彼の眼前に晒す。
「こ、んな格好……恥ずかし……っ」
「綺麗ですよ。いつまでも見ていたいくらいだ」
自身の唇を舌で舐める彼に、ぞくりとする。そこにはもう涼やかな彼はいなかった。欲望を滾らせて真綾に快楽を刻むただの男がいる。
「あなたに痛みは与えたくない。よく解してあげますね」
大和は言いながら、割れ目に顔を近づけた。息が肌にかかって太ももが震え、蜜口からとめどなく愛汁が流れ出る。
二本の指で陰唇を押し拡げた彼は、蜜の源泉に舌を挿入した。それと同時に花蕾を指で押し擦られ、真綾は悲鳴のような嬌声を漏らす。
「やぁっ……ん! あぁっ、ぁあああ……ッ」
小さな膣口に舌先をねじ込まれると、まるで柔らかい生き物が体内に侵入してくるような感覚だった。未知の体験が怖くなり腰を捻って逃れようとするけれど、彼に膝裏を抑え込まれて体勢を変えられない。
強弱をつけて花蕾を撫で擦られ、全身がぴりぴりと痺れていく。乳首が膝と擦れて気持ちいい。舌が挿入された膣襞はうねうねと蠕動し、胎の中に快感を募らせていた。
(初めてなのに、こんなに感じるなんて……)
自分がはしたなく思え、ふたたび両手で口を塞ぐ。だが、大和は真綾を煽るかのように露出している淫芽を摘まんだ。きゅっと内側が締まり、肌からぶわっと汗が噴き出す。
「んんんっ……! んぅっ」
身体の中と外側を同時に責められたことで、意識が朦朧としてくる。視界は生理的な涙で歪み、尿意に似た何かがせり上がってきた。
(これ以上されたら……だめ……っ)
「や、まとさん……っ、お願……離して、ぇっ……!」
自分で自分の身体がコントロールできない。真綾は必死に腰を左右に振って大和に限界を訴える。しかしその動きは、自分を追い詰めるものだった。腰を揺らしたことにより、摘ままれていた花芯が彼の指と擦れてしまう。
「あっ! あぁっ……ッ」
快感を享受するだけではなく、自ら積極的に貪るかのような動きだ。恥じ入って涙が零れたとき、大和の舌が蜜口から抜かれた。
「んっ……」
「この濡れ具合だと、あと少しで達きそうですね。達くときは私の名前を呼んで“達く”と言うこと。いいですね?」
「はっ、い……っ、ふっ、ぁああっ」
肉粒を扱かれながら告げられ、快楽に喘ぎながら返事をする。 -
関連作品