書籍紹介
憧れの王子に求婚されたので、(バレないように)婚前蜜月はじめます!?
憧れの王子に求婚されたので、(バレないように)婚前蜜月はじめます!?
ISBN:978-4-596-31786-5
ページ数:322
発売日:2022年1月17日
定価:660円+税

イラストちら見せ!

  • あらすじ

    今日こそ……思う存分、触れさせてくれ 容姿端麗な王子が秘めていたのは溺愛のフェチシズム♥

    「彼女は理想の胸の持ち主なんだ」って――どうしよう!? 憧れていたクレメンスからの突然の求婚はそういうこと!? 彼の理想からほど遠い胸であることをなんとか隠しながらも、執拗に胸の先端を愛撫されてアンネリーゼは快感を目覚めさせられていく。嬉しそうに甘やかし愛してくれるクレメンスに恋心は膨らむけれど、心苦しさは拭えなくて――!?

  • キャラクター紹介
    • アンネリーゼ
      男爵家令嬢。とあるコンプレックスから結婚を諦めていたが、クレメンスに求婚されて!?

    • クレメンス
      エースタライヒの王子。眉目秀麗ですべてが完璧と言われているが、いまだに相手がおらず独身。

  • 試し読み

    「っ、……あ……っ」
     意図せず、自分でも思いがけないほどの甘い声が漏れた。
     張り詰めた乳首は、ただ彼の身体と擦れ合っただけでも、めくるめくほどの甘い刺激を伝えてくる。くりくりと、その敏感な部分を誰かの指で擦り上げられているような感覚が生まれて、頭がぼーっとしてきた。
     乳首がやけに疼いて、もっと強い刺激が欲しくなる。
     そのとき、クレメンスが言った。
    「僕の口に、君の胸を含ませてくれる?」
    「……え……っ」
     その要求に、アンネリーゼは昇天した。
     だが、どうにか正気を取り戻す。
     ――そんなの、……恥ずかしすぎるでしょ!
     彼の口に乳首を含ませるなんて、考えただけでもまた昇天しそうになる。そうされることを思い描いただけで、たまらない刺激と興奮に頭が灼き切れそうだ。
    「そんなこと、……なさりたいのですか」
     上擦る声で聞いてみる。
     照れたように、クレメンスが笑う表情に魅了された。
    「ああ。そうしたい。……君なら、そうさせてくれるだろ。アンネリーゼ」
     ねだるような甘い声に頭がクラクラして、身も心も捧げたくなった。アンネリーゼは、膝の位置をもっと上のほうに移動させ、横たわったクレメンスの口元に胸が行くように位置を調整しようとする。
     頭の中は真っ白だ。ただ手足が動いている。そんなアンネリーゼを、クレメンスはさらにそそのかす。
    「その前に、服を脱いで。……欲しいのは、君の生の乳首だ」
     ――ひええ。
     乳首を直接くわえられるなんて恥ずかしいし、死んでしまう。だけど、そうしてもらいたいという淫らな興奮がアンネリーゼを動かした。
     たまらない興奮に思考力が麻痺して、普段ならできないことでもしてしまいそうだ。
     すべてが、夢の中の出来事のようだった。
     言われるがままに夜着を脱ぐ。
     生まれたままの姿になり、アンネリーゼはまた彼に覆い被さった。
     身体から乳房が下がる形にして、その柔らかさを最大限に感じ取ってもらうのは必須だ。だけど、ボリュームのなさを知られないために、彼の口にピンポイントで乳首だけがあたるようにしたい。
     そんな希望をかなえるために、微妙に位置を調整した。
     だんだんとこの部屋の暗闇にも目が慣れてきている。
     アンネリーゼはクレメンスを見下ろしながら、そっと自分の手で乳房を包みこんだ。その乳首が唇にあたるように、そろそろと上体を倒していく。
     硬く凝った乳首が、かつてない強い疼きをてのひらに伝えてきた。そこがひどく凝ってかゆくて、自分で刺激したいぐらいだ。そんな身体の欲望がなかったら、クレメンスに乳首に触れられることに、もっと抵抗があったに違いない。
     だけど、手を外し、クレメンスの唇のすぐそばに乳首を持っていったとき、彼の熱い吐息がそこにかかった。ぞくっと走った疼きに意識を奪われた次の瞬間、生温かいものが吸いついてきた。
     かつてないほどの甘く強い快感が、乳首から全身に広がる。
    「っあ、……ああ……!」
     すくみ上がったが、それ以上動けなかったのは、それだけ吸引力が強かったからだ。
     いきなりの強烈な刺激を受けて、アンネリーゼは膝立ちのまま、腕をベッドについた。
     クレメンスは何度も乳首を吸い、その合間に舌をぬるぬると動かしてくる。吸われるたびに、そこから身体が溶け落ちるような感覚が広がって、アンネリーゼの上体はガクガクと震える。じわりと涙まで湧き上がった。
     ――何、……すごい、これ……っ。
     乳首を舐められるのなど、もちろん初めてだ。熱い舌がその突起に絡みつくたびに、たまらない快感が乳首から腰にダイレクトに流れこむ。甘すぎる刺激に耐えられなくて、途中で懇願するように言っていた。
    「も、……もう、……よろしい、……ですか」
     声が完全に上擦っている。
     一つ一つの刺激がすごすぎて、そのいちいちが腰に響く。早く身体を引きたくてたまらなかったのだが、クレメンスは満足した様子がない。
     舌をそこに絡みつけたままの、くぐもった返事が聞こえた。
    「まだ。……もっと、……君のここが、溶けちゃうぐらいまで、たっぷり舐めさせて」
     すごく甘くておいしいもののように執拗に舐め回され、その舌の動きが腰をジンジンと疼かせる。
    「……っンぁ……っ」
     あまりの気持ちよさに、姿勢を保つ力が抜けそうだ。
     その舌の動きは驚くほど長い時間続いた。あまりにも気持ちがいいから、どの時点で打ちきっていいのかわからなくなる。乳首から伝わる刺激は時間とともにますます濃密さを増し、舌のわずかな動きにも全身がおののいた。さすがに、これには耐えられない。
    「ダメよ、……もう、……ダメ……ッ」
     アンネリーゼは涙目で言った。
     自分の乳首がこれほどまでに敏感で、快感を秘めているとは知らなかった。
     さらなる異変があった。
     足の間がひどく熱くなっているのだ。何だか濡れている感じがあって、かゆくてたまらない。刺激を与えられているのは乳首だけなのに、どうしてそこがそんなふうになるのか、アンネリーゼには不可解だった。
     もしかして、これが侍女が言っていた「濡れる」ということだろうか。気持ちがよくなると、そのあたりで粘つく液体が分泌されて、彼のものを受け入れやすくなると言っていた。そうならなかったときのために、香油も持たされているのだけれど。
    「まだ、あと少し。……っていうか、この小さなパーツは、僕の唇ととても相性がいい。ずっと、朝まで舐めていたいぐらいだ」
    「そ、……んな、……お戯れを」
     そろそろ、勘弁してもらいたい。
     乳首を舐められているだけで、アンネリーゼの身体はあちらこちらで異変を起こしているのだ。乳首が硬く突き出し、やたらと感じやすくなっているだけではなく、反対側の乳首までうずうずと疼き始めている。そこもかゆくて、刺激が欲しくてたまらない。
     そちら側もクレメンスに舐めてもらいたい。そう考えただけで、淫らさにぞくっと身体が痺れた。
     まだ胸元を離すお許しが出ないので、アンネリーゼは強引に上体を起こすべきか決断しかねて、彼の顔を見下ろした。
     薄暗かったが、すぐそばにクレメンスの端整な顔がある。彼が自分の胸元に顔を埋めて、乳首を舐めていると思うと、たまらなく身体が熱くなる。
     普段の彼の端正なたたずまいから考えると、そんなふうにいやらしく舌を動かすことなど、考えられない。
     だけど、そんな舌の動きを見せつけられると、実際に身体で受け止めている乳首からの快感と相まって、どうしようもなく身体が疼いた。
     舌を尖らせて乳首の粒をつつかれると、そこがどれだけ硬く尖っているのか意識する。粒全体を唇の中に入れてぬるっと吸われると、がくがくと身体が震えてしまう。
    「っぁ、……っぁ、……あ……っ」
     ――もう、無理よ……!
     限界を超えていた。
     室内は静かだったから、聞こえてくるのはアンネリーゼの乱れた息づかいや、胸元からの水音ばかりだ。
     ついに耐えきれなくなって、アンネリーゼは懇願した。だけど、やめてとは言えないのが乙女心だ。
    「っくれ、……めんす、……さま。そこだけではなくて、……反対……がわ……も」
     執拗に舐められている乳首はますます尖り、吐息にすら感じるようになっている。だが、反対側の乳首は疼きすぎて、餓えたようになっているのだ。
     クレメンスは甘く笑って、うなずいた。
    「わかった。……だったら、反対側の、君の可愛いところを、……寄せてくれる? 僕の口に」
    「はぁ、……は、……はい……っ」
     アンネリーゼは必死になって身体を動かし、反対側の乳首を彼の口元に慎重に寄せた。
     途端に、軽く舌先がその突起に絡みついて押しつぶした。それだけで、腰砕けになりそうな快感が、アンネリーゼを襲った。
    「っぁ! ……っぁ、……あ、あ……っ」
     ひたすら疼いていただけに、脳天までぞくっと快感が抜けた。
     姿勢を保つこともできないまま、アンネリーゼはのけぞっていた。彼の上で、ガクガクと痙攣する。
    「んぁ、……ぁ、あ、あ……っ、……んぁあ……っ」
     何が起きたのか、わからない。ただ身体の中で快感の爆発が起こり、それによって意識が飛んだようになったのだ。クレメンスをまたいだ姿で、その身体の上にべったりと座りこんでいた。
    「っも、……申し訳、……ござい、ませ……ん」
     だから、意識がはっきりとしたとき、まず気になったのはそのことだった。早く腰を上げて、この不敬な格好をどうにかしなければならない。だが、完全に腰が抜けていて、太腿に力が入らない。
     もがくアンネリーゼに、クレメンスが優しく言った。
    「大丈夫。……しばらくは、その格好のままでいい。……すごく、……君が濡れているのがわかる」
     ――濡れて……?
     何を言われているのかわからない。だが、どうにか腰を上げようとしたとき、足の奥がぬるっとした。足を開いたままへたりこんだものだから、そこが彼の身体と触れていたのだ。濡れているとは、このことだ。
     恥ずかしさに、目から火花が散りそうになる。
    「あの、……私……っ」
     身体がひどく熱く火照っている。執拗になぶられた乳首がじんじんと疼いていた。なのに頭がぼーっとするような脱力感があって、息も上がりきっている。
     軽く腰を浮かしたままの格好でどうすればいいのかわからずにいると、クレメンスがそんなアンネリーゼを暗闇の中で見つめながら言った。
    「乳首だけでイっちゃったなんて、可愛いね。君の身体がどれだけの素質を秘めているのか、あと少しだけ確認させてくれる? まずは、まだ途中だった乳首を、もっと舐めさせて」
    「……え……っ」
     この身体は異変ばかり訴えてくる。
     もう終わりにしてほしいのに、まだなぶられ足りない側の乳首は疼いたままだ。最初にされた乳首と同じようにたっぷりとしゃぶられるのかと思うと、これから自分が受け止めることになる快感の量に気が遠くなった。
    「……です、……が……っ」
     こんな快感の連続には耐えられない。だけど、クレメンスにねだるように見つめられてしまっては、彼に弱いアンネリーゼは逆らえない。アンネリーゼは何かに取り憑かれたような状態のまま、クレメンスの口元に乳首を近づけた。
     吐息がかかっただけで、息を吞む。
     次の瞬間には、クレメンスの唇が再びそこに吸いついていた。
    「っぁあ!」
     身体の芯まで、強烈な刺激が走る。
     さらに、ちゅ、ちゅっと吸い上げられ、そのたびに腰の奥まで襲いかかってくる快感は、腰砕けになりそうなほど強い。
    「っあ、……っぁ、……っぁあ、……あ……っ」
     クレメンスに吸われるたびに、乳首から身体の芯まで快感に貫かれ、脳天で弾けた。
     この世に、ここまでの快感があるとは知らなかった。乳首を舐められ、吸われることが、これほどまでに気持ちいいなんて。
    「は、……っは、……は、は……っ」
     ひたすら乳首をなぶられている間にも、先ほど爆発する前に味わった重いような奇妙な快感が、アンネリーゼの腰からじわじわと広がりつつあった。
    「何か、……変なの……」
    「何が、変?」
    「さっきの、……、変な感覚が……きて……る……っ」
     乳首を下から上のほうへと舌で跳ね上げられるたびに、びくんと上体が波打つ。
     そのままちゅう、と乳首を吸われると、太腿までがくがくと痙攣してきた。
    「ああ、また乳首でイっちゃうのか。アンネリーゼ、君は、僕が見こんだ通りの人だね」
    「……っ、……それって、どういう……」
     褒められているらしいことはほのかに感じ取れるのだが、自分のどこをどう見こまれたのか、アンネリーゼには理解できない。
     クレメンスは軽く乳首を甘噛みした。
    「んぁっ!」
     吸うのや舐めるのとは違った、硬質の刺激が、乳首に襲いかかる。チリッと混じった痛みが、快感を底上げする。
    「つまり、……君の乳首が、……たまらなく可愛いってこと」
     そんな言葉と同時に、また乳首を噛まれた。

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