

イラストちら見せ!

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                  あらすじ忘れようとした初恋の人と身代わり結婚!? 想定外の溺愛蜜月♥ 行方不明になった姉の身代わりとしてロドルフに嫁いだクロエ。彼に淡い恋心を抱いていたけれど、姉と結婚すると知ったから修道院に入ったのに……。頑ななクロエの心と体に熱烈な愛を注いでくるロドルフ。優しく執拗に愛撫されれば、快楽に翻弄され、官能に取り込まれてしまう。戸惑いながらロドルフとの蜜月を過ごしていたが、姉が突然現れて!? 
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              試し読みクロエはベッドに横たえられる。そして彼の顔が覆いかぶさってきた。 
 「ん……」
 熱いキス、そして舌が口の中に入ってきた。
 「あ、ん……」
 小さなクロエの口腔内はロドルフの舌でいっぱいになった。歯の裏を舌先で擦られるとぞくぞくという感覚が背筋を上ってくる。
 (こんな快楽を感じてしまっていいのかしら)
 肉体の快楽は修道院では忌むべきものだった。まだ自分の中に戒律が残っている——神に対する恐れで思わずロドルフの体を押しのけてしまった。
 「どうしたんだ?」
 「ごめんなさい、怖くて……」
 言ってしまった後で別の恐れがやってくる。こんなことを言って嫌われないだろうか。だがロドルフは優しく額にキスをした。
 「大丈夫だ、ゆっくりしよう。いくらでも時間はあるのだから」
 彼の優しい言葉に体の緊張が解けていく。再び自分の中に熱情が溢れてきた。
 (私は変わるのよ)
 神の子からロドルフの妻へ、自分は変わらなければならない。快楽も受け止めなければならないのだ。
 「ごめんなさい、怖いけど、続けてちょうだい。あなたの妻になりたいの」
 するとロドルフはクロエの胸元をはだけさせる。
 誰にも見せたことのない肌——クロエは思わず目を閉じた。
 「美しい……まるで雪のようだ。触れるのが怖い」
 彼の手が胸元に触れる。大きな手がおずおずと肌に触った。
 その触り方があまりにおっかなびっくりなので、クロエは思わずクスクスと笑ってしまった。
 「どうした? なにかおかしいか」
 心配そうな彼の声が聞こえる。
 「いいえ、あなたがあんまり臆病なので、驚いてしまって」
 目を開けると、不安げなロドルフの顔がある。そんな表情は初めて見た。
 「臆病にもなろう、こんな美しい妻を初めて抱くのだから」
 クロエは手を伸ばすと夫の顔を引き寄せて頬にキスをした。
 「怖がらないで。私はただの女よ……あなたを愛しているの」
 ロドルフはクロエに口づけしながら胸元に手を這わす。やがて、指先が柔らかく膨らむ乳房に触れた。
 「あ……」
 細い体に似合わずクロエの胸は大きく盛り上がっていた。その膨らみを彼の手が優しく揉みしだく。
 (これは、なに?)
 快楽とも違う、不思議な感覚だった。体がふんわりと熱くなって、夢の中にいるようだ。
 「柔らかい、蕩けてしまいそうだ」
 ロドルフは夢中で胸に触れている。やがて夜着は大きくはだけられ、二つの大きな胸が露わになった。
 「ああ……!」
 彼の息が胸元にかかる、そして、その唇が先端に——。
 「あんっ、やあ……!」
 寒い朝の時のように乳首が尖っている。そこを舌で優しく舐められた。全身がかっと熱くなる。
 「やん、そこは……」
 刺激が強すぎて怖い、クロエは目を瞑り両手で顔を覆った。
 「嫌か? それとも怖いだけか?」
 クロエは顔を隠したまま首を横に振った。
 「嫌ではありません。怖いの、こんなの初めて……」
 するとロドルフは膨らみを優しく揉みながら言った。
 「恐れることはない。全部私に任せて、お前はただ身を任せていればいい」
 さきほどまで少年のようにおののいていたのに、いつの間にか彼は落ち着きを取り戻していた。乳首を唇に含むと優しく吸い上げる。甘い快楽に全身が包まれた。
 「あ、あ、こんなの、いいの……?」
 快楽を遠ざけて生きてきたクロエは突然表れた熱い熱情に怯えていた。
 (こんな快楽を感じてしまっていいの?)
 子供を作るための行為なのに、感じてしまっていいのだろうか。
 (でも、ロドルフ様のすることだから)
 彼は『自分に全部任せて欲しい』と言った。彼のすることなら信じられる。
 自分を愛するあまり、抱くことが出来なかった彼だから。
 全て彼に任せよう。
 クロエは体の力を抜いて彼の愛撫を全部受け止めた。
 すると彼の愛撫の感触がより敏感に感じられる。
 固い先端をちろちろと擽られる、甘く吸われ、もう片方の先端を指で摘ままれる。それが全てクロエを燃え立たせた。
 「あああ、いい……!」
 もうクロエは快楽を拒否しなかった。喉をのけ反らせ、甘い息を吐く。
 「気持ちいいか、クロエ」
 彼の声に男を感じ、さらに体が燃え上がる。これが男性に抱かれるということ、女になるということ——。
 (変わっていく)
 彼に触れられた肌がどんどん変わっていく。脱皮する蜥蜴のように、新しく生まれ変わる。
 (これからどうなるの?)
 ロドルフは夜着を脱がせていく。とうとうクロエは全裸になった。
 「あ……」
 彼の手が腿にかかる。とうとうそこをさらけ出さなければならない。
 (いったい、どうすればいいの?)
 そこを使うことは知っている、だがどう体を使えばいいのだろう。
 「どうするのですか……?」
 怯えて夫を見上げる妻の頭をロドルフは優しく撫でた。
 「大丈夫、恥ずかしがらずに、全部私に見せてくれ」
 そして腿をさらに広げる。ロドルフの大きな体がその間に入った。
 「ああ……!」
 彼の指が秘部にかかっている。本当にこんなことをするのだろうか。
 「いや、恥ずかしいわ……そんなところ、見ないでください」
 教えられたのは、そこで男性と繋がる、というだけだったのに、どうして彼はそこを見ようとするのだろうか。
 「本当にこんなことをするの? こんなこと知らないわ」
 クロエは思わず足を閉じようとした。そのささやかな抵抗をロドルフの手が封じ込める。
 「私を信じてくれ。絶対に傷つけることはしないから」
 「でも、あ、ああっ」
 彼の息を秘部の近くに感じる。ふっくらと盛り上がった丘にそっとキスをされた。
 「や、そんなところ……!」
 彼の唇が直接そこに触れる。衝撃と羞恥で足が震えた。今すぐ逃げ出してしまいたい。
 (でも、信じなければ)
 ロドルフは自分を傷つけない、それだけは信じられた。目を固く瞑って力を抜く。
 すると、彼の舌が体の狭間に滑り込んできた。
 「ひゃうっ……」
 熱くぬめる舌が体の奥深くに入ってきた。まだ固い肉を開き、潤いを与える。
 「やああ……」
 自分の体がこんなに拡がるなんて知らなかった。彼の舌に翻弄されて、勝手に腰がうねってしまう。
 「可愛いよ、なんて可憐な花だ」
 「そ、そんなこと、言わないでっ」
 恥ずかしい、だが、はっきりそこから湧き上がる快楽があった。その誘惑に抵抗することが出来ない。
 (こんなの、知らなかった)
 やがてよく動く舌は薄い花弁の中に埋もれていた小さな芽を探り出した。そこをぐりっとこじられると勝手に腰が跳ね上がる。
 「ひゃんっ、や、駄目!」
 あまりに強烈な刺激に思わず足を閉じる。腿の間に彼の髪の毛を感じた。
 「いや、こんなの、恥ずかしい……」
 「大丈夫、気持ちいいだろう? 素直になって」
 ロドルフは固い門をこじ開けるかのように舌を強引に差し込んできた。
 (そんなところまで、入るなんて!)
 彼の舌は驚くほど深く侵入してきた。自分の体にこんな場所があるなんて……クロエは混乱する。
 「ああ、こんな、あ、やん……」
 再び夫の舌は敏感な突起に刺激を与える。まだ小さいそれを吸い出すように舌を使われると快楽の波が背筋を走った。
 「きゃあ、あ……!」
 声を上げそうになって思わず口を手で押さえる。こんな声を上げて、淫らな女だと思われないだろうか。
 (初めてなのに、こんな)
 妻のためらいを感じたのか、ロドルフはいったん顔を上げた。
 「声を我慢することはない。気持ちが良かったらいくらでも叫べばいい。その方が私も嬉しい」
 「で、でも」
 性に関することは厳しく戒められた生活を送ってきた。いきなり奔放にはなれない。
 「恥ずかしいんです。私が私でなくなるようで」
 するとロドルフは優しく笑った。
 「お前はなにをしても汚れることはない。私の与える快楽で変わってくれ。それが私の喜びなのだから」
 夫の言葉に少し気が楽になった。変わっても大丈夫なのだ、だって夫が望んでいるのだから——クロエは再び目を閉じ、体の力を抜いた。
 「分かりました。でも、私はどうなるの? とても怖いんです」
 未知の感覚に恐れがあった。ロドルフは彼女の腰をそっと撫でる。
 「分かるよ。初めてのことで恐ろしいだろう。でもたっぷり感じなければ私と繋がっても痛いだけなんだ。本当の夫婦になるために勇気を出してくれ」
 本当の夫婦、その言葉はクロエを力づけた。
 (これは悪いことではないんだわ)
 快楽に溺れることは悪いこと、禁欲を良しとしてきた修道院の教えがずっとクロエを縛っていた。
 でも、この快楽はいいことなのだ。だって夫婦になるための行為なのだから。
 (こんな世界、知らなかった)
 美しい織物のように、この世にはまだ自分の知らないことが沢山あった。
 (こんな感覚……ああ、生まれて初めて!)
 体の一番恥ずかしいところを舐められ、熱いものが湧いてくる。それは紛れもなく自分自身の蜜だった。
 「可愛いよ……ここが、とても柔らかくなってきた。体が私を受け入れているんだね」
 「ああ、本当? あ、そこ、あああ……!」
 すでにはっきり形を表している花弁の中の粒をねっとりとしゃぶられ、吸い上げられる。もうクロエの熱は限界まで高まっていく。
 「あっ、あうっ……これ、なに……?」
 未知の高まりが全身を包む。背中が勝手にびくびくっと震えた。彼の口に包まれている部分がぶるぶると震えてなにかがあふれ出す。
 「いや……離して、恥ずかしい……」
 感じている個所に口づけされていることが耐えがたかった。早く離して欲しい。
 だが、いつもは優しい彼が今は執拗に花弁を責める。達したばかりの体はさらに翻弄された。
 「美味しいよ、お前の蜜が……ずっと、こうしていたい」
 「やああ、許して……」
 彼の太い舌が体の奥へ突き刺さる。初めての場所を探られて全身が震えた。
 「あっ、そこ、そこなの……?」
 ロナルドは処女の体をたっぷりと潤してから、ようやく腰を足の間に進めてきた。
 (とうとう……)
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