-
あらすじ
陛下を発情させちゃう指輪!?
「君が可愛いから意地悪をしたくなる。苛めたくなる」パーティで薬指に光る涙型のファンシーピンクダイヤモンドをあしらった指輪を嵌めてしまったジュスティーヌ。この指輪は、いったん嵌ると抜けないうえに、独身主義者のはずの陛下をも恋に堕とすエロスの指輪だった!?
「さあ、指で開いて、もっと奥まで見せなさい」テクニシャンな王の愛撫に、疼く体を暴かれて、震えて感じる幼いジュスティーヌの心。天蓋付ベッドで、執務室で、オペラ座のボックス席で、花弁を剥かれて--でも、この恋心は偽りなの?
-
試し読み
レアンドルの指が下着の隙間へ差し入れられると、恥丘の片側に下着をずらした。まだ肉づきの薄い丘と濡れた割れ目が、晒されてしまう。
「ああぁあっ! 駄目っ! いやぁああっ!」
ジュスティーヌが身悶え、髪を振り乱しながら悲鳴をあげる。
自分でも見たことがない場所を他人に見られてしまうなんて。羞恥の極みに全身の血が沸騰し、腹部が激しく痙攣する。
「み……見ないで……あ、あぁ……そんな……ところ」
「見なくては、責めにならないだろう? じっくりと隅々まで、君の恥ずかしいところを見てあげよう」
嗜虐を滲ませた声で、国王はジュスティーヌの耳元へと囁いた。
彼の唇がかすかに耳たぶに触れ、ジュスティーヌは弾かれたように顔を背ける。
しかし、肉食獣は獲物が逃げれば逃げるほど追うもの。レアンドルは彼女の耳へ唇を寄せると、耳の穴へと舌を這わせた。
「やっ! あ、あぁああっ! や! やぁあっ!」
耳のなかで湿った音がいやらしく反響し、鼓膜へとじわりと沁みていく。
ジュスティーヌは必死に彼の唇と舌から逃れようと顔を背けるが、レアンドルは執拗なまでに彼女の耳に舌を這わせ、耳たぶに歯をたてる。
「──ずいぶんといい反応を見せるな。とても初めてとは思えない。男を惑わす術も父親から教わったか?」
「……ひど……い。そんなこと……」
「教わってもいないのにこんな反応を見せるのだとしたら、君は男を狂わせる魔性の女に違いない。末恐ろしいな」
「…………」
レアンドルの情け容赦ない侮蔑の言葉が、ジュスティーヌの胸を軋ませる。
まるで、わざと彼女を自分から遠ざけようとでもするかのように。
「国王陛下が……まさかこんな人だったなんて……」
「ああ、そうだ。私を軽蔑するがいい。失望するがいい。こんな男の妻になる女性がいたとしたら不幸になるだけだ」
歯噛みするジュスティーヌの股間に、レアンドルは指を這わせていく。
二本の指をクレヴァスの浅い箇所で泳がせ、くちゅくちゅという淫らな音を立てさせた。
「っ!? あぁあっ!」
ジュスティーヌは、身体を弓なりに反らして、唇をわななかせる。
「すでにこんなはしたない音を出してしまうほど感じているとは──人は見かけにはよらないとはよく言ったものだ」
レアンドルが意地悪な言葉を耳元で囁きながら、わざと指を大胆に動かして、恥ずべき音を立てさせる。コントラバスの声と淫猥な蜜音に、ジュスティーヌは追いつめられていく。
こんな辱めを強いられるなんて、今まで考えたことすらなかった。国王の指は、巧みに彼女の未知の性感を引き出していく。
「はぁはぁ……あ、あ、あああぁ……」
肉裂から蟻の門渡りへと愛液が伝わり落ち、絨毯に沁みをつくる。淫ら極まりない国王の指責めに翻弄され、甘い嬌声をあげる。
そんな彼女の反応を確かめながら、レアンドルは花弁の奥にひっそりと息づく包皮に包まれた肉芽を剥きだしにしてやった。
彼の指先が真珠を弾いたその瞬間、鋭すぎる愉悦が弾け、声にならない声をあげ、肢体を激しく痙攣させながら達してしまう。
得体の知れない浮遊感に襲われ、一瞬、意識が遠のいた。
乱れた息を弾ませながら、ジュスティーヌは自分の身に何が起こったか分からず、呆然となってしまう。
「──まさか、君はイクのも初めてなのか?」
「……こんなこと、学校でも……家庭教師にも……習っていません……」
国王の瞳に、怒りとはまた別の仄暗い炎が揺らめいていることに気づき、ジュスティーヌは息を呑んだ。
「それが本当かどうか、試してみよう」
水あめのように糸を引く蜜を指先にたっぷりとまぶすと、レアンドルはその指で肉真珠に塗りたくる。
「っきゃ!? いやっ!? やあ!? な、何!? そこ……や、いあやぁああぁ!?」
敏感な肉芽を無遠慮にいじられ、ジュスティーヌは目を見開くと、狂ったように頭を振りたてた。
身体の奥から、何度も何度も悦楽がしこりとなっては弾け、絶頂の高波が思考能力を奪っていく。クレヴァスの奥から、愛液が鉄砲水のように飛び出してしまうたび、ジュスティーヌは恥ずかしくて悶絶する。
レアンドルは、ジュスティーヌが何度オーガズムに達しても、なお真珠に揺さぶりをかけて責め続けた。
「はっ……は、はぁはぁ……あ……あ……」
強制的に数えきれないほどイかされてたジュスティーヌは、ぐったりとうなだれ、息も絶え絶えになってしまう。
目元は薔薇色に染まり、額には玉のような汗が浮かびあがっていた。下腹部とまぶたが、時折、思い出したように痙攣する。
「さあ、もうそろそろ観念する気になったかね?」
レアンドルが、濡れた指を彼女の目の前に誇示するように突きつけた。
指がシャンデリアの光を受けて鈍い光を放ち、甘酸っぱい香りが鼻をつく。
レアンドルが彼女の目の前で指を舐めてみせると、彼の唇と指の間にいやらしい銀糸がひいた。
「……はぁ……はぁ……陛下……も、もうお許し……ください」
「君が素直になりさえすればいくらでも許そう。一体誰の差し金だ? 君の父親か? それとも別なの誰かか?」
ジュスティーヌの薬指からヘラの涙を外しにかかるが、指輪は彼女の細い薬指に吸いついたかのように外れない。
「いっ……つ……ぅ……痛い……です。陛下……」
「なぜ抜けない!? どんな細工をした!? 答えたまえ」
「何も……していません。本当に……ただ、いきなり抜けなくなっただけで……私にだってどうしてなのか……分かりません……」
「白々しい嘘をつくのはよしたまえ。ここで私が君の言うことを認めると、あの忌々しい伝説をも認めることになる。断じて認めるわけにはいかない」
苛立ちを顕わにした国王が、ジュスティーヌの身体をうつ伏せにすると、ヒップを後ろに突きださせた。
形のいい引き締まった尻たぶを撫で回しながら、レアンドルは秘裂から滴り落ちつづける甘露に目をすがめる。
「──君に妙な入れ知恵をした人物を教えるだけでいい。いい子だから話したまえ」
「誰も……そんなことは……あ、あぁああっ!」
いきなり言葉半ばでヒップを平手打ちされ、ジュスティーヌは鋭い声をあげると、細い喉元をのけぞらせる。白い肌に、赤い手の痕がついてしまう。
叩かれた箇所が痛痒くて、ジュスティーヌはもじもじと腰を揺らした。
「これ以上は、もっときつい責めが待っているが──いいのかね?」
「……あ、あ、あぁあ……お許し……ください。本当に……嘘じゃありません。私だって伝説なんて信じていません」
なおも抵抗をみせる彼女にため息をつくと、レアンドルは右手の中指を彼女のヴァギナへ深々と突き立てた。
「きゃっ! ああぁあああっ!」
いきなり狭い箇所を指で貫かれ、ジュスティーヌは整った顔をくしゃくしゃにして絶叫した。だが、国王の責めはそれだけではすまなかった。
中指を回転させるように手首を捻り、奥へ外へとピストン運動を始めたのだ。
身体の中心を抉られる戦列な感覚に、ジュスティーヌは身を仰け反らせる。
「あぁあっ!? い、痛……ぬ、抜いて……抜いてくだ……さい……あぁ……」
「確かに狭いな。ここをこんな風にされるのも初めてか……」
レアンドルは、ジュスティーヌの訴えには耳を貸さず、まだ固く感じる膣壁を指でほぐしていく。
ずぷぬぷというくぐもった鈍い音が、ジュスティーヌの羞恥に拍車をかける。
「そんなに指がいいようなら、もっとよくしてあげよう」
レアンドルが不敵な笑みを浮かべると、姫穴を穿つ指をもう一本増やした。二本指が、まだ幼いヴァギナを深々と穿つ。
「っあ、あ、あぁああっ!」
最奥を二本指で力任せに抉られ、ジュスティーヌは床から頭を持ち上げ、髪を振り乱して淫らに喘いだ。
指が欲しいだなんて一言も言っていないのに、彼は、わざとそうやって嬲っているのだ。
ジュスティーヌの目尻に悔し涙が滲む。
レアンドルの指が奥で蠢くたびに、ヴァギナがひくつき、ジュスティーヌの四肢が引き攣れる。
「はぁはぁ……ずるい……です。こ、国王陛下ともあろう方が……こんな方法で……無理やり自分が望む答えを相手に言わせようとするだなんて……」
悔しくて悔しくて、ジュスティーヌは肩越しにレアンドルを睨みつけながら、震える声で国王を非難した。
「私が望む答えだと?」
「ええ……そう……です。私は……嘘をついていません……だけど、それを信じたくないから……嘘だと決めつけている。そうじゃありませんか!?」
まさかの反論に、レアンドルの表情から笑みが消えた。
「ほう、生意気な口をきく悪い子だ。お仕置きがそんなに欲しいのかね?」
「ち、違い……ます! ごまかさないで……っきゃ!? あぁあああっ!」
ヴァギナに二本の指を挿入れられたままヒップを平手打ちされ、ジュスティーヌは悲鳴じみた嬌声をあげてしまう。
ヒップを叩かれた衝撃が、指を通じて奥の奥まで伝わってくる。子宮に振動がじわりと沁みていき、ジュスティーヌは総身をぶるりと震わせた。
「よほどこれが気に入ったようだ」
レアンドルが二本の指を鉤状に曲げて、膣壁を抉りながら、ヒップを叩く。その瞬間、括約筋が収斂し、秘所の奥をまさぐるしなやかな二本の指を、力いっぱい締め上げてしまう。
「や……気に入って……なんか……いま……せん」
「嘘をつくな。私の指に君の昂りが全て伝わってきている。隠しても無駄だ」
「あ……あ、あぁああっ! そ、んな……あぁ」
「君は嘘をつかないと言ったが、いま嘘をつこうとした。違うか?」
「だ、だって……そ、それは……は、陛下が……い、意地悪をしてくる、から。あ、ン、あぁああ……」
再びヒップを打つ乾いた音が響き、ジュスティーヌは口の端から涎を流しながら、びくんっと身体をしならせた。
「素直が美徳なのだろう? 『気持ちいい。もっとしてほしい』と頼めばいい」
「あ、ンぁ……い、や……ぁ……そんな……は、恥ずかしいこと……」
「安心していい。じきに恥ずかしいとか、そんなことを考える余裕などなくなる」
レアンドルがさらに指をもう一本増やすと、三本の指で、ジュスティーヌのヴァギナを渾身の力を込めて穿ち始めた。
「きゃっ! あ、あぁあっ! や、やぁあっ! だ、駄目っ!」
最奥に鋭い衝撃が走るたび、ジュスティーヌの意識が飛ぶ。
「ああぁ、ンンン! あ、あ、あぁっ! も、もう……これ以上……は……」
「これ以上したら? どうなってしまう? 嘘はつけないのだろう?」
国王の意地悪な言葉に歯噛みする間にも、喉の奥から淫らな声が突き上げてくる。
「あ! あ、あぁあっ!? ま、またっ!? いやいやいやぁあああっ!」
ジュスティーヌが腰を左右に振りたてると、半狂乱になって叫んだ。
いきんだ瞬間、頭に血が上り、血管が切れてしまいそうになる。きつく閉じた目の裏が赤く明滅し、先ほどよりもずっと強い浮遊感に襲われる。
刹那、ヒップがこわばり、ひくつくヴァギナの奥から大量の淫汁が噴出した。
「っ……あ、ンぁ……あ……あぁ」
おもらしをしてしまった幼子のように、ジュスティーヌは今にも泣きだしそうな顔をして、唇をきつく噛みしめる。
頭が朦朧として、何も考えていられない。
荒い呼吸を繰り返しながら、ジュスティーヌは全身を弛緩させた。ぐったりと床に身を投げ出し、すさまじい絶頂のあまり気を失ってしまう。
レアンドルが蜜穴から指を引き抜くと同時に、さらに大量の蜜潮が溢れ出した。
レアンドルは濡れた指を舐め、白い手袋をはめると、その場に立ちあがった。
「やはり、これは呪われた指輪だ──人を狂わせる」
乱れた髪を整えると、床にうずくまったまま、気を失ってしまったジュスティーヌを見下ろした。 -
関連作品