書籍紹介
強引な子連れ侯爵さまに身も心も奪われ溺愛されてますっ!
強引な子連れ侯爵さまに身も心も奪われ溺愛されてますっ!
ISBN:978-4-596-72933-0
ページ数:290
発売日:2025年4月18日
定価:740円+税
  • あらすじ

    君が欲しい。君以外、考えられない
    子守係のはずが……最愛の花嫁候補に!?

    貧乏令嬢のルシアは、侯爵ギルバートに彼の甥の子守係として雇われる。正義感の強いルシアと、不器用で甥との接し方がわからないギルバートは喧嘩しながらも次第に惹かれ合う。「このまま、すべてを暴いてしまいたい」甘くキスされ触れられて身も心も蕩けてしまう。溺愛され幸せな日々を送るが、ある日、ルシアは何者かの襲撃を受けて……!?

  • キャラクター紹介
    • ルシア
      貧乏男爵家の令嬢。五人きょうだいの長子。明るく前向きで面倒見がいい。

    • ギルバート
      王立軍の退役軍人。兄が亡くなり侯爵位を継ぐ。兄の遺児カイルの後見人。

  • 試し読み

    「ルシア……っ!」
     嵐のように降り注ぐ口づけの中、ギルバートの手が夜着越しに胸の膨らみへと触れた。
    「んん……っ」
     胸の頂は、既にはっきりわかるほどに勃ち上がっていた。ギルバートの指が触れるたび、ルシアはあられもない声を上げてしまう。
    「ああ、もうこんなになっているな。俺のことを、それほど求めてくれていたのか」
     布越しに先端を捏ねられ、ルシアはびくびくと体を震わせた。今までの積み重ねか、それともルシア自身が心を開いたためか、体は欲望に忠実だ。ギルバートの与える快感を、的確に拾っていく。
    「指でこれだけ感じるのだから、舌で舐めたらどうなってしまうのだろうな」
     ギルバートはルシアを辱めるかのように笑うと、夜着の裾を持ち上げる。
     生まれたままの姿が晒され、ルシアは恥じらいに震えた。初めてというわけでもないのに、この瞬間は何度経験しても慣れない。
     ギルバートはルシアの胸元に顔を埋め、赤く凝った頂を口に含んだ。熱い舌で押し潰されるように愛撫され、甘い感覚が胸から全身へと広がっていく。
    「ああ……あ、あ……っ」
    「可愛いルシア。もっと声を聞かせてくれ」
     愛撫の合間に囁かれ、吐息が肌にかかる。かすかな刺激すら、今は官能を呼び起こす呼び水だ。
     身悶えするルシアをうっとりと見つめ、ギルバートはおもむろに彼女の足へと手をかけた。快楽のあまりぴったりと閉じていた膝を優しく開き、その間へ体を滑り込ませる。
    「こちらは……ああ、濡れているな」
     秘められた場所へ長い指が差し入れられた途端、くちゅ、と水音が響いた。
    「俺のことを、こんなに求めてくれているんだな。嬉しいよ」
     溢れんばかりの愛蜜を纏わせた指が、ルシアの秘裂を暴いていく。肉の花弁を割り開くような感触に、腰がぞくぞくと疼いた。恐怖ではなく、快楽の予感に。
     ギルバートの指は粘着質な感触を楽しむように柔襞を撫でた後、その付け根で膨らむ花芯に触れる。
     途端、ひときわ高い嬌声が、ルシアの喉から漏れた。
     そのことに気を良くしたのか、ギルバートは蜜を擦りつけるようにして、花芯を愛撫し始める。
     すると、先ほどまでとは比べ物にならないほどの快感がルシアを襲った。
    「ああ……っ、駄目、無理ぃ……っ!」
     あまりの刺激の強さに、ルシアは目の端に涙を浮かべ、ふるふると首を振る。しかし、彼女の言葉とは裏腹に、秘裂の奥からは溢れんばかりの愛蜜が滴り、ギルバートの指の動きをますます滑らかにさせた。
    「ルシア、一度達してしまおうか」
     ギルバートは優しく、けれどどこか意地悪に微笑むと、花芯への愛撫をますます執拗なものへと変えた。
     容赦なく送り込まれる快楽に、下腹部の奥から快感がせり上がる。
    「あ、あ……っ、んぅ、ああーっ!」
     ルシアはそのまま、一度目の絶頂を迎えた。
     だが、休む暇は与えられなかった。ひくひくと震える秘裂の奥に、彼の指が差し入れられたためだ。
    「きついか?」
     労わるように尋ねる声に、ルシアは小さく首を横に振る。異物感はあるが、耐えられないほどではない。
    「では、少しずつ慣らすとしよう」
     ルシアがうなずいたのを確認し、ギルバートは優しくキスをする。同時に、その指が彼女の内側を探るように動き始めた。
     最初はこわごわと、次第に滑らかな動きへと変わっていく指。ルシアはじんわりと胎の奥が熱くなり始めるのを感じた。
     胸や花芯を愛撫されているときとは、また異なる感覚だ。緩やかで、けれど甘い。甘くてたまらない。
     ギルバートはルシアの様子を見ながら、差し入れる指を増やしていく。
    「ほら、これで指が三本だ。ずいぶんとほぐれてきたじゃないか」
    「んっ……ギルバート様、私、なんだか……おかしくなってしまいそう……ああ……」
     恍惚の表情で訴えるルシアに、ギルバートはどこか情欲を滲ませた目を向けた。
    「そろそろ俺も限界だ。……受け入れてくれるか?」
     優しい声音で、問いかけられる。
    (怖い。けど……)
     同じくらい、彼を受け入れたい。
    「ギルバート様と、ひとつになりたい……」
     名前を呼ぶ声には、恥じらいと欲望が滲む。
    「……では、準備をしよう」
     ギルバートは彼女の中から指を抜いた。自分の内側が急に空いた気がして、少しだけ寂しくなる。
     だが、感慨に浸れたのは、ほんのわずかなひとときだけ。ギルバートが夜着を脱ぎ捨て、一糸纏わぬ姿になった瞬間、ルシアは無意識に息を吞んだ。
     なんて、たくましいのだろう。頑強な胸板、筋肉で引き締まった腹部。こんなにも美しい男性の体を、ルシアは見たことがない。
     そして──。
    「ああ……」
     ギルバートの下腹部で雄々しくそそり立つそれに、たまらず顔を押さえる。
    (男の人のものって……あんな……)
     弟妹の面倒を散々見ていることもあり、男の下腹部に付くそれを見るのは初めてというわけではない。だが、まさかこれほどとは想像もしていなかった。
     ギルバートは赤面するルシアの額にキスをすると、顔を覆っていた手をそっと外した。
    「大丈夫だ、優しくする」
     ルシアの足を割り開くと、ギルバートは己を沈めていった。濡れた音と共に、蜜襞がゆっくりと開かれていく。
    「あ、ああ……っ!」
     下半身を裂かれるような激しい痛みに、ルシアは悲鳴を上げた。
    「もう少しだ。力を抜いて、ゆっくり息をしてくれ。……ほら、全部挿入った」
    「あ……」
     ギルバートの言葉で、ルシアはほう、と息を吐いた。指とは比べ物にならない圧迫感と痛みに、身動きひとつできない。
     けれど、嬉しかった。彼と、身も心もひとつになれたのだ。
    「ルシア……愛している」
    「ああ、ギルバート様……」
     うっとりと互いを見つめ合い、唇を重ねる。触れるだけのキスは、次第に深く、熱いものへと変わっていった。
    「……動くぞ」
     キスの合間に、ギルバートがそう囁いた。同時に、ルシアの中に侵入していたそれが、さらに奥へと押し入れられる。
    「あ、ああっ……んっ、あ……っ!」
     ぐっと奥へ入り込んだと思いきや、ゆるゆると引き抜かれて。
     最初は痛みだけしか感じなかったその往復の中に、次第に甘い愉悦が混ざり始めた。
    「俺のもので、感じてくれているのか。……嬉しいよ」
     ギルバートは口の端に隠し切れない笑みを浮かべると、ルシアの臍の下へ触れる。
    「わかるか? 君の中はとても熱くて蕩けるようだ。俺を締め付けて、離さない……っ」
     言葉と共に、再びギルバート自身を押し込まれる。その刺激に、ルシアの体ががくがくと震えた。
    「ああ、あ……っ、ギルバート、さ、ま……っ!」
     ギルバートの腰が動くたびに、体が、今までに味わったことのない喜悦を感じる。頭の中も、お腹の奥もどろどろに溶けていくようで、もうなにも考えられない──。
    「ああ、ルシア……ルシアっ!」
     朦朧とした意識の中、ルシアはギルバートがきつく眉を寄せていることに気付いた。
    「あ、の……苦しいんです、か……?」
     弱々しく差し伸べられたルシアの手に、彼の瞳がぎらりと光る。
    「いいや、我慢しているんだ。君を、食らい尽くさないように」
    「あんっ……!」
     ぐん、とひときわ奥を突かれて、ルシアは甲高い嬌声を上げた。
    「すまない。加減が難しくなってきた。君が、可愛すぎるのがいけない」
     ギルバートの肉杭は、次第にルシアの内側を激しく蹂躙し始める。
    「あっ……ああっ! ああ、や、あ……激、し……っ!」
    「だが、ここが快いんだろう? ほら、体は正直だぞ」
     ルシアが感じる場所を見つけたギルバートは、執拗にそこを責め立てる。
    「俺も、そろそろ限界だ。……一緒にイこうか、ルシア。ほら、ここも一緒に触れば、もっと気持ちよくなれるだろう?」
     ギルバートはルシアの内側を責め立てながら、同時に充血し切った花芯を擦る。
    「ああーっ! あ、ああっ……んっ、あああっ!」
    「わかるか? 内側がぎゅうぎゅうと締まったぞ。ルシアは素直だな」
     溢れた蜜を纏わせるようにして、ギルバートはルシアの奥に己の熱をぐっと押し付けた。
    「一緒にイこう、ルシアっ……。俺を、受け止めてくれっ……!」
    「ああ、あ……っ! あああ、あっ、ん、んっ……あーっ!」

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