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あらすじ
お見合い相手は御曹司!! いきなりプロポーズにキスなんて……どうなっちゃうの!?
「これは運命なんです。結婚してください」お見合いで会ったばかりの道哉にプロポーズされたあゆみ。大手企業会長の次男でイケメンで自身も会社を経営している道哉となんて釣り合うわけがない。けれど、隙をつくようにキスをされ、熱く抱きしめられ、道哉は事あるごとにあゆみを誘惑してくる。平凡な日常に突然訪れた熱烈な求婚に翻弄されて!?(ヴァニラ文庫ミエル)
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試し読み
「ふ……ぁ、ん……」
「可愛い……」
少し掠れた低音の囁きに、背中がぞくぞくした。
「キスさせて」
顎を取られ、後ろを振り返る。と、同時に深く口づけられた。入って来た舌に口腔をなめ回される。
「ん……っ、ンン……」
その間も道哉の手が体を弄っていた。コートを捲り、セーターの上から乳房に触れた瞬間、体が小さく震えた。
「ま、待って……話を……」
「これ、触っていい……?」
人の話を聞かない道哉がセーターをまくり上げて、下着の上から鷲摑んできた。
「ひ……ぁっ、手……冷た……い」
「我慢して」
ブラから乳房を取り出すと尖頂をつまみ上げるように引っ張られた。
「い――ッ、あ……あぁ。これ……いや……」
チリッとした痛みが辛いのに、腰に響く。思わず足をすり合わせると、反対の手が太腿を撫でた。
「こっちも慰めてあげるから嫌はなし」
口づけの合間に囁かれ、スカートの中に侵入してきた。ストッキングの上から秘部を撫でられる。
「ふ……ふぅ……ん」
がくがくと足が震える。口づけと乳房への愛撫だけで腰が砕けそうになっていた。じんじんとたまる熱が熱い。何より、臀部に当たる道哉の欲望に体は興奮していた。
「弁償するから……破らせて」
言うやいなや、びりっと鈍い音がした。指がクロッチの隙間をぬって媚肉へ触れてきた。
くち…と淫靡な蜜音がした。
「ぬるぬるに濡れてる。……音がしてるのわかる?」
指が秘部を弄るたびに、籠もった音が響く。
「や……ぁ……、聞かない…で」
「俺に触れられて気持ちいいんだ」
「ん……ッ」
ふるふると首を横に振った。本当は腰が蕩けそうなくらい気持ちいい。そして、それ以上にもどかしい。もっと先にある強烈な快感を体は期待している。
無意識に腰を道哉の指に押しつけていた。
「あ……あぁ――……」
蜜穴にずぶずぶと指が入ってくる。狭い場所を割り開かれる感覚に下腹部ががきゅんとなった。
「中もとろとろ。あったかくて狭くて……気持ちいい」
吐息が耳を掠める。ゆるゆると顔を向ければ、またキスされた。
乳房を弄られながら秘部を指で蹂躙される悦楽は最高に気持ちいい。一本だった指が二本になると、さらに快感度が増した。
すると、臀部に熱いものが当たった。さっきまでとは違う感触にそれが道哉の形を変えた欲望だと知る。
「や……まだ……待って」
「挿れないから……擦るだけ」
下着を下ろされ壁に手を突くと、腰を道哉へ突き出す格好を取らされた。股の間にぬるりとした肉棒が入ってくる。それが、媚肉の割れ目に沿ってゆっくりと動き出した。
「はっ、……あぁっ、あ……っ!」
すぐに激しくなった律動に体が揺れる。あゆみから溢れた蜜を潤滑油に、道哉が腰を振る。先端で花芯を擦られるのが、たまらない快感だった。 -
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