Vanilla文庫 ドルチェな快感♥とろける乙女ノベル

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書籍詳細

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肉食系女子はニセモノ草食獣においしく食べられる

著者:槇原まき
イラスト:壱也

ISBN:978-4-596-74531-6
ページ:250
発売日:2016年12月2日
定価:本体590円+税

あらすじ

「幸せになりたい!」貧乏育ちで苦労人の鈴は、玉の輿を夢見てイケメンお金持ちの吟味に余念がない。男に振られ、目覚めた翌日。隣には裸で眠る冴えない上司・城ヶ崎の姿が!「どうですか、僕の味は。おいしいですか?」肉食系だけど実は未経験だった鈴。想定外の相手に<処女>を捧げてしまうが、鈴を気に入った城ヶ崎が猛烈に口説いてきて……!?
(ヴァニラ文庫ミエル)

キャラクター紹介

_heroine_VBL81小野屋 鈴

税理士事務所に勤務する税務補助。理想の男をゲットするため、日々、自分磨きに奮闘する肉食系美女。男を見る目がない。

_hero_VBL81城ヶ崎京悟

鈴と同じ事務所に所属する公認会計士・税理士。仕事はできるが毒舌家の変わり者。草食系に見せかけて実は……!?

試し読み

 内心は動揺したものの、それすら表に出せないのはエベレスト級のプライドのせいだろう。背中に腰に、巻き付いてくる城ヶ崎の腕を振り解けない。彼は再び唇を合わせてきた。
「んっ……ぅ……」
 差し込まれた舌が口内を這い回る。鈴も負けじとそれを吸う。
 まるで肉食獣同士の攻防だ。
 くちゅくちゅ、ぴちゃぴちゃと音を立てながら、お互いに吸って吸われてを繰り返し、唾液も吐息もまぜ合わせてキスに没頭する。背中にあったはずの城ヶ崎の手は、いつの間にか鈴の髪を愛おしげに掻き回していた。
「小野屋さん。僕はあなたが好きです」
 唇を触れ合わせたまま、見つめながら囁かれる。それがやたらと心地よくて、ただ好きだと言われるより十倍心が満たされるようだ。
「……本当……?」
「本当ですよ。あなたに喜んでもらえるなら、僕はなんだってできます」
 彼は鈴の腰のくびれをなぞると、捲れたスカートの中に再び手を入れて、お尻を撫で回してきた。
「やっ!」
 不埒な所業に驚いて、サッと上体を起こす。鋭く睨みつけると、城ヶ崎はスカートの中で太腿を触りながら含み笑いを浮かべた。
「怒った顔も綺麗ですね。感じた顔も見せてください」
 と、言うなり彼は、鈴の太腿をぐっと持ち上げて身体を浮かせると、股を潜るようにずり下がったのだ。鈴は一瞬、何をされたのかわからず、体勢を崩してベッドに手をついた。そこが丁度、今まで城ヶ崎の頭のあった場所で——
「きゃぁあ!?」
 城ヶ崎が自分のスカートの中に潜り込んだと気が付いた鈴は、当然、逃げようともがいた。だが、彼は鈴の腰を両手でがっちりと掴んで離さない。それどころか、鈴の脚の間にぐりぐりと顔を押しつけてきたのだ。ショーツ越しに彼の熱い吐息を感じて、全身が羞恥に沸騰する。
 端から見れば、城ヶ崎の顔に跨がり、自分から秘部を舐めさせようとしている風にしか見えないだろう。強調させてもらうが、鈴は断じてそんな趣味はない。
「ゃ、やだ! 何してるんですかっ!」
「僕なりの愛情表現です」
 端的な言い方と同時に、鼻の頭で敏感な蕾がツンと突かれ、「ひゃっ!」と飛び上がった悲鳴を上げる。だがそんな声は初めから聞こえなかったかのように、城ヶ崎は蕾にむしゃぶりついてきたのだ。
「ぃ、いやぁ……」
 咄嗟にスカートの上から城ヶ崎の頭を押さえる。しかし彼の動きはとまらない。咀嚼するように大きく顎を動かしてくる。時折歯を当て、舌先でクリクリと蕾を転がしてくるのだ。もう、目眩がしそうだった。
 布越しとはいえ、シャワーも浴びていない処を舐められているのだ。恥ずかしくないわけがない。でも、それ以上に動けなかった。いくら腰を掴まれているからといっても、逃げようと思えば逃げらるはずなのに。
(ゃ、やだ……私……恥ずかしいのに……)
 気持ちいいのだ。城ヶ崎の尖った舌先の動きが、背筋をゾクゾクさせる。
 執拗に舐められたショーツのクロッチはびっちょりと濡れて、いやらしく蕾に張り付いていた。
「あ、あ……ぁあ、だ……だめ……」
 震える声で抗議をする。すると城ヶ崎がスカートを捲って、顔を覗かせた。
「だめ? でも小野屋さんは気持ちよさそうですよ」
 自分がどんな表情をしているかなんて見えないし、わからない。でも顔が熱いのはわかる。心臓がドキドキして、手が付けられない。そんな鈴の太腿に、城ヶ崎はキスしてきた。
「この間セックスした時、小野屋さんはここを舐めるとすごく悦んでいたんですよ。今だって本当は気持ちいいんでしょう? いやがらずに素直になってください」
 ツン……と指先で蕾を突かれて、不覚にも感じてしまう。
 あの日、知らないうちに、こんなに恥ずかしいことをされていたのか。眉を寄せて唇を噛むと、城ヶ崎は濡れたクロッチを指で脇に寄せ、秘められた処をあらわにした。
「ぃやぁ!」
 慌てて腰を浮かせたが、時すでに遅し。城ヶ崎は鈴の腰をがっしりとホールドして、れろーっと蕾に舌を這わせてきた。尖らせた舌でピンッと蕾を弾かれると、高い声が漏れる。それは明らかに感じた声で——
「あ……だめぇ……んぅ……」
「だめじゃありませんよ」
 城ヶ崎は片手でスカートをたくし上げた城ヶ崎は、もう片方の手で花弁を左右にぱっくりと割り広げて蜜口を見ている。
 恥ずかしかった。好きでもない男に身体の入り口を舐められて、身体の奥まで覗かれていることが。
「もう、中がとろとろじゃないですか」
 彼は鈴をじっと見つめながら、蕾にねっとりと舌を這わせてきた。城ヶ崎は舌の柔らかい処で蕾を包み込むように舐めたり、逆に尖らせた舌の先端で押し潰そうとしてくる。上下左右にと、巧みな舌技で執拗に舐め回されたら、お腹の奥がぐずくずしてしまう。
 城ヶ崎はじっとりと濡れた蜜口を指先でなぞってきた。
「ここがヒクヒクしてきましたね」
 自分の身体の状態を的確に見破られて、恥ずかしくてたまらない。鈴が顔を背けると、彼は頭を浮かせて蜜口に口付けてきた。
「ひゃっあ!」
 舌が、彼の舌が蜜路に入ってくる。ぐにょぐにょと動くそれは身体の中をまさぐってくる。まるで口にキスされている時のようだった。
「んっ、あっ、あぅ……んんんぅ……」
 ぶるぶると身悶えながら喘ぐ。城ヶ崎は蜜口に舌を出し挿れしながら、指先で蕾を捏ねくり回した。中も外も同時に触られて、感じた声がとまらない。
 抵抗しようと無意識に城ヶ崎の頭を押さえたが、節くれだった長い指を蜜口に二本押し込まれ、身体の中を探られてしまう。
「ううう……」
 太腿をガクガクと震わせながら、鈴は城ヶ崎の髪を掻き回した。短くなった彼の髪が指に絡まる。そのまま髪を引っこ抜いてやりたくなったが、そんなことできるはずもなく、ただ闇雲に彼の髪を触る。それがどういうわけか城ヶ崎の気をよくしたらしい。彼は気持ちよさそうに目を細めると、唇で弧を描いた。指で蜜路を掻き回しながら、蕾をぴちゃぴちゃれろれろと舐めてくる。
「っ……!」
 さっきも同時に触られていたが、今はより強く感じる。指が蜜路の深い処まで入っているからかもしれない。舌では届かなかったお腹の裏を指の腹で強く擦られて、内側から何かがせり上がる。
(……どうしよう……やだぁ……気持ちいい……!)
 城ヶ崎の指と舌で与えられる快感を、快感と認めたくない。
 けれども身体は抗えない。内側から染み出てきた蜜が、次から次へとあふれて城ヶ崎の指が出入りするのを助ける。ちゃぷちゃぷ、ぐじゅぐじゅと、いやらしい音を立てながら、鈴は絶頂へと追い上げられた。

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