

イラストちら見せ!

-
あらすじ
君の存在が俺の癒しであり、生きる理由だ
最愛の旦那様から10年分の激愛を注がれて!?「ただいまエーデル。君の元に生きて戻れたんだ」第二王子妃エーデルの元に結婚直後に離れ離れになった夫、セリュースが十年ぶりに帰ってきた。が、儚げな美少年だった彼が、筋骨隆々のド軍人になっていて!?「二度と離さないから覚悟して」ようやく始まった新婚生活。毎夜熱く濃厚に愛され幸せだけど、体力漲る彼の絶倫ぶりに翻弄されっぱなしで…!?
-
キャラクター紹介
-

エーデル
伯爵家出身の第二王子妃。結婚直後に魔獣討伐に向かった最愛の夫、セリュースの帰還を待ち続けている。 -

セリュース
第二王子。エーデルとは政略結婚だがお互い一目惚れ。結婚当時は中性的な美少年だったが……?
-
-
試し読み
「エーデル、キスをしてもいい?」
そう乞い返答を待つ間にも、セリュースは上体を傾けエーデルに触れんとしていた。
「はい」
エーデルが静かに目を閉じ顎を上げると、唇に柔らかいものが触れた。
ほんのわずかな接触なのに、体の奥が熱くなる。それだけの威力を孕んだキスだった。
数秒なのに永遠にも感じられ、照れ隠しにエーデルははにかむ。
「……っふふ、久しぶりすぎて照れま──」
が、最後まで喋らせてはもらえなかった。
二度目のキスが与えられたからだ。
その上、強烈。容赦がない。
押し当てられてこじ開けられ、あっという間に舌が口内にやってきた。
驚いて身を引こうとしたが、先回りしたセリュースの手が腰を抱き、後頭部を支え、逃げ場を奪った。
「ん、は、……リュース、さまっ」
熱い舌が、口内を這う。突然のことに逃げ惑えば、より執拗に追いかけられて舌が絡め取られた。
「欲しい。全部欲しい。エーデルが、欲しいっ」
キスの合間に、セリュースが漏らした。冷静さなど微塵もない。本質から、魂から溢れ出るとめどない欲の塊を、素のままガツンとエーデルは喰らった。
「年増のわたくしでも、よろしいのですか?」
「何を!!」
至近距離で発された否定は、気持ちの強さに比例してか声も非常に大きかった。
そのせいでエーデルは肩を揺らした。目をギュッと瞑り衝撃に耐えたが、耳がキンキン鳴っている。
「セ、セリュース様……もう少し声量を抑えていただけると……」
「ごめん! いつも、屋外での会話は声を張らないと届かないことが多くて、地声がだんだん大きくなって……。気をつける」
咳払いをしてから、セリュースが再度否定する。今度は小さな声で。
「だから……年増などと言うな。エーデルの持つ輝きは、年齢に左右されるものではない。君こそ、こんなに太った俺を許してくれるか?」
背を丸め、エーデルの顔を覗き込みながら、恐る恐るセリュースが尋ねた。
(……これのどこが太ったと?)
今度はエーデルの方が大声で否定したい気持ちになった。
十年前と比べ、確かに目方は増えただろう。先ほどの食事ぶりから、食事量が増えたこともよくわかった。
しかしこの引き締まった体は、不摂生とは対極の結果だ。醜いどころか美しく、『肥満』より『筋骨隆々』という言葉がそれはそれは似合うのだ。
「許す以前の問題です。新婚当初の線の細い中性的なセリュース様も好きでしたし、今の逞しいセリュース様も愛おしいです。どちらのセリュース様も魅力的で、胸がときめいてしまいます」
「エーデル……っ」
腰に回されたセリュースの手に、グッと力が入ったのがわかった。次の動作に入る前に、エーデルは告げる。
「でもわたくし、十年ぶりなもので……求められても、お望みのものがお返しできるかどうかわかりません」
したくないのではない。色々と粗相をしでかしそうで不安なだけだ。
正直な思いを吐露すると、セリュースがふはっと噴き出した。
「俺だって十年ぶりだ。何も問題はない、二人で一緒に思い出していこう」
その一言に、肩の力がふっと抜けた。
(……そうよね、セリュース様も一緒よね。一人で思い悩む必要などなかったのだわ)
初夜もお互い手探りだった。今回もきっと同じ。
そう思うと、不安は自然と消えていった。
セリュースの手が伸び、胸元のリボンの先端を掴んだ。クンッと軽く引っ張られ、抵抗もなくリボンが解けた。
肩紐が肩の稜線をすべり落ち、あっという間に素肌が顕になる。
セリュースはエーデルの胸元に視線を落としたまま、真剣な表情で首を傾げる。
「エーデル……こんなに巨にゅ……豊かな胸だった?」
エーデルは固まった。それと同時にこれまでに食べてきた甘味の数々が頭をよぎった。
(セリュース様が手紙で頻繁に「太った」とお書きになるから、わたくしも自分に甘くなってしまったことは否定できないわ。……わたくしの自業自得だけどっ)
「も、申し訳ございません、少し太ったみたいで」
「違う!! 太っ……いや、違う。責めるつもりで言ったんじゃない。エロ……その、……やらし……だ、だから、王侯貴族流の表現がすぐにパッと浮かばないのだが……っ」
消え入りそうな声で謝罪をするや否や、セリュースは慌てて否定した。大きな声を発しかけていたが、途中でハッとして留まった。
その代わり別の表現に変えようとして悪戦苦闘していたが、結局諦め手を伸ばした。
「とても綺麗で驚いたんだよ」
「……ん」
指の背で乳房をひと撫でし、再びエーデルに口付けをする。
角度を変えて数度吸い、唇から離れて首筋も吸った。その間、手は乳房の表面をすりすりと優しく撫でている。
「エーデルはいい香りがする。ずっと嗅いでいたい」
「ふふっ、そんなこと……」
最初は戯れかと思った。しかしセリュースがエーデルの肌に鼻をくっつけスンスン匂いを嗅ぎながらの表皮の上をなぞるものだから、すぐに本気だと理解した。
セリュースは止まらない。エーデルを押し倒し、胸の間、臍の上を通り過ぎ、あっという間に割れ目近くに到達した。
「ここも……すごく香る。俺にはない香りだ」
いつの間にか下着のリボンは解かれて、セリュースの指が生地を脇へとずらしていた。
「えっ? お待ちくださ……ん、んああっ!」
舌がそこを舐め上げた。その瞬間、全身を貫くような衝撃が走り、エーデルの体は大きく跳ねた。
「いけません、そんな、……ッ」
阻止しようとして手を伸ばしても、セリュースの手に捕まって阻止される。言葉で注意をしようとしても、強い刺激が加えられるたび中断させられてしまう。
「こうするのも、やめてほしい?」
こうするとは? と聞くまでもなかった。
セリュースの舌先がある一点を集中的に弄り始めたのである。
割れ目の上部にある、小さな突起。そこの表皮を剥くようにして、セリュースは丁寧でねちっこい愛撫を開始した。
エーデルは本能的な危険を察し、ひとまず逃げようとした。が、力の差、体格の差がありすぎて体勢を変えることすらできない。
そのうちに、単なる刺激であった刺激は快感へと変化してゆく。腹の奥底に温かいものが宿り、意識が朦朧としてきた。
穏やかな温かさはいつしか熱さとなり、内側からじりじりと己の『核』のようなものを炙り始める。
「あっ、あ、あ、……だめ、これ以上……だめっ」
(こんなだった? 以前した時こんなだった!? 何が起きてるの!?)
身を捩って逃げようとした。このままでは、自分が何か別の存在に変わり果ててしまう気がした。
「エーデル」
しかしセリュースは先ほどよりも強い力で暴れるエーデルを固定して、蜜を垂らす彼女の秘所にかぶりついてしまった。
前歯の先端がほんの少し、エーデルのそこに当たった。と同時に、じゅっと音を立て蜜口を吸われる。
「ぅく────ッ」
その瞬間、エーデルの中で溜まりに溜まった熱が爆ぜた。
初めて経験する強い刺激に耐え、制御不能の切なさと戦った時間。それら全てを埋め合わせてもなおお釣りが来るほどの、快感、多幸感、喜悦……。
「気持ちよかった?」
セリュースからの質問に、エーデルは我に返った。
薄暗い天井。調度品の何かが月光を反射し、波のような模様を作っている。
その風景の中に、セリュースの顔がぬっと飛び込んできた。彼は腕で己の口を拭いながら、エーデルの色よい返事を今か今かと待っている。
「気持ち……」
(今の、何かわからないけど……)
全身汗だくで、口の中は乾いていた。だからゴクリと唾を呑み込み、
「はい……よかった、です」
とセリュースに告げた。
体型どころか身長まで変わってしまった夫。それでいて眼差しと優しさは以前のままだ。
愛しさが胸の内に湧き起こった。ムズムズして、衝動のまま彼の首に手を回す。
「エーデル?」
「愛しています。中性的で美しかったかつてのセリュース様も、逞しい今のセリュース様も、どちらも愛しくてたまりません」
己を『私』と呼んでいたかつてのセリュースも、『俺』と呼ぶようになった現在のセリュースも。
「エーデル……はぁ」
セリュースが名を呼んだ。ため息とともに、しみじみと。
だが、一度では足りなかったようだ。
「ああもう、エーデル、エーデル、エーデルっ! 君はどこまで俺を虜にすれば気が済むんだ!?」
歯を食いしばり、唸るように何度も名前を口に出すと、豪快に上衣を脱ぎ捨てた。エーデルは、彼の体表にある無数の傷跡に目が釘付けとなる。
その傷はセリュースが送ってきた十年を雄弁に語っていた。彼はこうして生きて帰ってきたけれど、誰かに守られぬくぬくと過ごしてきたわけではない。
それが、過去の事実としてエーデルの目の前に提示されたのだ。
エーデルはあまりの過酷さに言葉を失った。
が、セリュースはそれどころではなかった。
妻の体に覆い被さり、焦れたように寝間着のズボンをずり下ろすと、屹立していたそれをエーデルの入り口に押し当てた。 -
関連作品



















