書籍紹介
ツンデレ皇子は幼馴染の聖女が可愛くて仕方ない~彼を浄化するため今夜も愛されます!~
ツンデレ皇子は幼馴染の聖女が可愛くて仕方ない~彼を浄化するため今夜も愛されます!~
ISBN:978-4-302-12160-1
ページ数:306
発売日:2026年6月3日
定価:800円+税

イラストちら見せ!

  • あらすじ

    俺以外の誰にもお前を触れさせない
    口下手な彼に、実はめちゃくちゃ溺愛されていたようです!?

    フランシーヌは、婚約者である第三皇子エルトが子供の頃から大好き。ある日、エルトは皇家に伝わる呪われた血が覚醒し、闇に支配されそうに!? 彼を浄化できるのは聖女との密な交わりだけ。フランシーヌは根性で聖痕を体に浮き出させ、なんと聖女になり!?「お前がいないと呼吸しづらい」クールな彼に夜ごと甘く熱く触れられ満たされるけれど…?

  • キャラクター紹介
    • フランシーヌ
      リュクシール大公家の三女。思い込んだら突き進む一途な性格で、幼少期に一目ぼれしたエルトにひたすら心を寄せている。

    • エルト
      レーナ・セシアナ皇国の第三皇子。フランシーヌに恋をしているが感情を表に出すのが苦手で、気持ちを伝えられないままでいる。

  • 試し読み

    「……フラン」
    「はい。フランシーヌです」
    「……俺は大丈夫だから、部屋で休んでいろ」
     それが、エルトなりの優しさだとはわかる。広い皇都から少し離れた離宮には、馬車でも一週間ほどかかる。到着したばかりのフランシーヌの体調を気遣っているのだろう。
    「わたくしも大丈夫です。……ですから」
     自分から誘うのは初めてのフランシーヌは、何をどうしたらいいかわからない。わからないから、普段、エルトがすることを真似してみた。
     エルトの額に口づけ、次いで閉じた瞼にも唇を落とす。通った鼻梁と、精悍な輪郭の頬にも口づけを繰り返した後、薄い唇にそっと自分のそれを押し当てた。
     触れるだけの口づけが、熱を帯びるのに時間はかからなかった。
    「今日は休め」と言ったエルト自身、そう自制心に長けているわけではない。理性で抑え込んでいた『闇』を、フランシーヌが触れた場所から伝わってくる温かな光が、癒やし、包むように溶かしていく解放感は、快感にも似て心地よい。
     くい、と細い腕を引き寄せ、寝台に寝そべっていた自身の上にフランシーヌを倒れ込ませる。器用にドレスを剥ぎ取り、露わになった白い肌を指先でなぞった。
     深い口づけの合間に肌を滑る指の動きに、この先の快楽を教え込まれたフランシーヌの体はすぐに反応する。両手でエルトの頬を押し包み、たどたどしく口づけを繰り返した。
    「ん……っ」
     エルトの指が仄かに色づいた耳朶をつつくと、フランシーヌの唇から甘い声が零れた。
     彼女は、耳朶の少し上の辺りが特に弱い。そこを何度も撫でたりくすぐったりして愛撫してやると、フランシーヌの体からくったりと力が抜け、エルトの上に伏せてしまう。
    「フラン」
     半裸のまま、しどけなく倒れたフランシーヌの名を呼ぶと、素直に顔を上げてエルトを見つめてくる。その瞳が潤み、自分しか映っていないことに満足して、今度はエルトの方から口づけた。
    「ん……ぁ、……っ」
     フランシーヌが仕掛けたものより数段深い口づけに、濡れた声が甘く震えた。
     そのまま舌を絡め合い、エルトはフランシーヌのドレスを完全に脱がせる。旅装で簡易なドレスだったからか、非の打ち所なく美しい肢体がエルトの眼前に晒された。
     陽射しを遮るもののない室内で、エルトはフランシーヌの体に口づけた。白い肌に次々と薄紅の花が咲き、その度にフランシーヌの甘い声が零れ落ちる。
    「……っふ、あ……っ」
     日中の情事でも、フランシーヌはエルトを拒まない。どこまでも素直に、エルトを受け入れる。
     まるく盛り上がった乳房をやわく揉むと、フランシーヌは濡れた声で快感をやり過ごそうとしている。それが妙に艶めいて見えて、エルトはツンと硬くなった先端を舌先でつついた。
    「あ……っあぁ……!」
     フランシーヌは胸への愛撫に弱いらしい。何度かの情事でそれを知ったエルトは、今度はちゅっと音を立てて胸の先端に吸いついた。
    「っあ、あ……っん……!」
     銀色の髪をさらさらと乱れさせながら、フランシーヌはエルトの愛撫を受け入れる。空いた手で華奢な体を抱き寄せて背筋をなぞりながら、もう一方の手は乳房を揉みしだき、唇は赤い痕を残している。
    「ん、あ……っ」
     フランシーヌに声を抑えないよう言ったものの、苦痛の声は聞きたくない。だからいつも丁寧すぎるほどの前戯を施すのが、エルトなりの不器用な愛情だった。
     ふっくらとやわらかく、適度な弾力のある胸を吸い、軽く噛む。フランシーヌの、濡れた乳首が赤く色づいて匂うように輝く様は、エルトの征服欲と嗜虐心を満足させた。
     胸から手と唇を離し、きゅっと引き締まった腹部を撫で、唇を這わせる。小さな臍を舐めると、フランシーヌが悲鳴をあげた。
     苦しげなものではなく、ただひたすらに甘いその声が、エルトの欲を煽る。正直、すぐにでも彼女のナカに挿
    入りたいのを堪え、腹部から恥丘、そして脚の付け根へと口づけを進めていく。
    「……っ」
     細い脚を開かせると、フランシーヌは羞恥に耐えかねたように両手で顔を覆った。胸が無防備に晒されていて眼福ではあるが、エルトはフランシーヌの顔を見ながら抱きたい。
    「フラン。顔を見せて」
     エルトが一言そう言うだけで、フランシーヌは素直に──ただ、ゆっくりと手を下ろした。
     仄かに色づいた眦と、上気した頬。赤く濡れた唇が、色素の薄い彼女の美貌を際立たせている。
    「いい子だ」
     そう言って、腕に抱えた太腿の内側に口づけると、フランシーヌの体から強張りが消える。
    「でん……か……」
    「おまえは俺のものだ。おまえ自身ではなく、俺の」
    「……はい」
    「だから、俺が何をしても逆らうな」
     傲岸に告げたエルトに、フランシーヌは不思議そうに目を瞬かせた。
    「わたくし、殿下に逆らったことがありまして……?」
     いや、ない。
     ないが、今後閨事で少しでも拒否された瞬間に心が折れそうなほど、エルトはフランシーヌに「拒まれる」ことが恐ろしいのである。
    「あ……!」
     それを口に出すのは情けないと自覚しているので、エルトは黙ってフランシーヌの脚を大きく拡げた。その間に体を割り入らせ、秘められた部分に顔を寄せた。
     指先でそっと小さな花芽を剥き出しにしてゆるゆると円を描くような刺激を与え、花片を唇で食みながら蜜口を愛撫する。
    狭い蜜壺の入り口に指を這わせ、ねっとりと濡れている隘路を押し開くように指を差し込んだ。
    「っあ、あ……っ!」
     突然の複数への愛撫に、フランシーヌが嬌声を零す。何度となく繰り返した行為なのに、彼女は未だに慣れない。そして、エルトもまたまったく飽きていない。
     つぷりと差し込み、蜜壺に含ませた指を抜き差しすると、それ以上の快感を覚えたフランシーヌの腰が揺れる。
    「フラン。腰」
     指摘してやると、フランシーヌはかぁっと赤くなった。
     その隙にもう一本指を差し込み、ナカの襞を刺激しながら好い部分を擦ってやると、フランシーヌの腰がまた跳ねた。
    「あ、だめ……っ、あ、あ、……っ」
     駄目、と言うわりには腰が淫らに揺れ、内部はエルトの指に吸いつくように絡んでくる。
    「駄目なのに、こんなに濡れるのか?」
    「ちが……恥ずかし……っ、あ、殿下ぁ……っ」
     涙目になっているフランシーヌの訴えを無視して、彼女の本心が望んでいるであろうことをする。
     剥き出しになった花芽をちろちろと舌先でつつき、時折吸い上げる。合間に歯を立てて強めの愛撫を施せば、フランシーヌはその度に甘い声を振りまいた。
    「あ、だめ、だめ……っ」
    「フラン。そういう時は『駄目』じゃなくて『いい』か『気持ちいい』と言うんだ」
     あまりフランシーヌの口から「駄目」とは言われたくなくてそう教えると、エルトの言葉を疑うことはない彼女は素直に従った。
    「あ、いい、気持ち、い……っ」
    「いい子だ」
     とろとろと蜜を零れさせる蜜口でそう褒めると、フランシーヌの体からとく、と新しい蜜が零れてきた。
    「ここが、気持ちいいのか?」
    「ん、あ、……っ、はい……っあ、や、気持ちいい、いい……!」
     花芽を食べるように愛撫しながら、隘路を二本の指でくちゅくちゅと刺激してやると、フランシーヌが涙まじりに頷き、快感を伝えてくる。
     普段の清楚な彼女との差が、得もいわれぬ淫らな色香を放っている。エルトが猛った自身で蜜壺の入り口を擦ると、フランシーヌは豊かな胸をぷるんと震わせて抱きついてきた。
    「積極的だな、フラン。もう欲しいのか」
    「は、い……っ」
    「いやらしい体になったな、聖女様」
    「あ、殿下が……殿下が、そうなさったの……!」
     はしたないと泣きながら胸と腰を押しつけてくるフランシーヌは、心と体の両方でエルトを求めてくる。
    「当たり前だ。俺以外の誰をおまえに触れさせるものか」
     もしも、という仮定でもそんなことは考えたくない。
     その苛立ちをぶつけるように、エルトは、昂った自身でフランシーヌを一気に貫いた。
    「あ、ぁ……あ──……っ!」
     生理的に零れたフランシーヌの涙を舐め取り、唇を重ねながら、エルトは彼女の体を抱き起こした。
     向かい合わせに座った形で深くエルト自身を呑み込んだフランシーヌは、エルトの上で淫らに揺さぶられ、腰を動かされている。
    「っあ、いい、そこ……っあ、あ、あ……っ」
    「ここ、か?」
     硬い先端で、フランシーヌの好い場所をぐりぐりと刺激してやると、快楽に濡れた嬌声が溢れる。
    「ん、そこ……っ、きもち、いい、です……っ」
     幼げにたどたどしく快楽を伝える言葉とは裏腹に、フランシーヌの声は甘く淫らに濡れている。
     軽く下から突き上げてやれば、細い悲鳴をあげつつも、それに応じるように腰を揺らめかせて応えてくる。
     もう自身では制御できないらしく、エルトの首筋に顔を埋めながら抱きついて、もっと、とねだってくる様が愛おしかった。
     フランシーヌの動きに合わせて腰を遣い、突き上げたり、かき混ぜるように動いてやれば、随喜の涙を零して乱れている。
     淫りがわしく蠢く内襞に蜜を塗り込めるように動くと、フランシーヌはエルトに縋りつく。むに、と二人の間で押し潰された彼女の乳房の感触が心地いい。
     少し体を持ち上げ、ぷるぷると震える乳房の先端を口に含むと、フランシーヌが短い嬌声を零した。
    快楽に堕ちきったその声に、エルトはひっそりと満足する。
     そして、フランシーヌのナカをこじ開けるように穿ち、引き抜き、そしてまた突き入れる。それを繰り返す間隔も、短くしたり長くしたりと変化させ、フランシーヌの反応を堪能していたら、細い肢体が小刻みに震え始めた。
     達する直前のフランシーヌの体をズン、と自身の上に下ろし、同時に突き上げてやれば、彼女はこの上なく甘い声で達した。
    「っあ、あ、あ──……っ!」
     その際の強烈な締めつけに逆らわず、エルトは彼女の胎内に精を注ぎ込んだ。一度達したくらいでは満足しない自身が、細波のようにうねるフランシーヌの内部に絞りあげられ、再び硬く張りつめる。
    「あ……っ」
     自分の腹部辺りを撫でたフランシーヌが、微かに呟いた。
    「もう一度。俺の『闇』を鎮めてくれ、フラン」
     そう口にしたエルトは、自分の「闇」が闇の力なのか、フランシーヌへの執着心なのかわからない。
     先程よりは青みを取り戻した青紫の瞳でそう請われ、フランシーヌに否の選択肢はない。
     フランシーヌのすべては、エルトの為に在るのだから。

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