Vanilla文庫 ドルチェな快感♥とろける乙女ノベル

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書籍詳細

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ご主人さまはドS部長~会社にナイショで溺愛されてます~

著者::大村瑛理香
イラスト:みずき たつ

ISBN:978-4-596-58308-6
ページ:250
発売日:2018年4月17日
定価:本体580円+税

あらすじ

女性社員から絶大な人気を誇る、部長の篠山。一般事務の優梨はひょんなことから、毎週末、彼の家でメイドをすることに!「どうやら躾が必要だな」自宅でもオフィスでも篠山にSな言葉で攻めたてられつつ、淫らで甘すぎる愛撫に優梨の身体は蕩かされてばかり。惹かれる気持ちを止められない優梨だけど、彼には奥さんがいると社内で噂が流れて……!?(ヴァニラ文庫ミエル)

キャラクター紹介

vanilla format安野優梨(あんの ゆうり)
23歳。大手企業の事務職。バイトでハウスキーパー経験がある。家事が得意。

vanilla format篠山武人(しのやま たけと)
36歳。出世街道驀進中の部長。クールで私生活は謎につつまれている。

試し読み

「もう、赤みも引いたな」
 先程火傷を冷やしていた時のように、背後から抱きかかえられる。
「ぶっ……部長……」
 驚いてついそう呼んでしまった唇を、部長の指先がついっとなぞった。
「……違うだろう?」
 心臓が飛び出しそうになっているのは、アルコールだけのせいじゃない。
「この家の中で“部長”はダメだと言っただろう」
「はい………」
 部長は一瞬、手を止めるとまた指先で唇をなぞり始めた。どうしよう……部長の指が唇を何度もなぞると、なんだか体の奥がゾクゾクして……変な感覚が生まれてくる。
「あ……ご主人……さま……」
「その格好でそう呼ばれると、もう少しだけ啼かせてみたくなるな……」
 耳元をくすぐるように艶のある低めの声で囁かれ、背筋にピクンと電流が走った。
「あっ……あの……手を……」
 いつまでもこうして唇を弄られていると……なんだか私――。
「感じているのか?」
 感じている? これって……。わからないけど……。
「良く……分かりません。私……こういうの……初めて…………」
 思わず熱い吐息が唇から漏れた。
「ほう……何が初めてなんだ?」
「あ……男の人に……唇を触れられるの……」
「他のところを触れられた事は?」
「他……って……?」
「例えば……」
 もう片方の手が首筋から脇腹をゆっくりと撫でていく。
「ふ……っあ」
「ここはどうなんだ?」
「あ…………っ、ぶ……ちょぉ」
「ご主人さま、だ」
耳元で、囁かれる。
「だって……あっ……そんな……とこっ……」
息が……声が……上擦る。部長の手のひらが、メイド服の生地の上から柔らかく腰をさすっている。
「こんな格好で待っていたのは……俺を喜ばせる為だろう?」
カア……と頬が赤くなる。確かに、部長に気に入って欲しくて、選んだメイド服だったから。でも――これは……。
自分でも見つけられないほど心の奥深くに隠れている欲望を覗かれているような気がして、身悶えた。
「……これでもずっと自制していたんだが」
ワインで火照る耳朶に、部長が囁く。
「こんな姿を見せられたら。――駄目だろう?」
「あっ……ふぁっ……」
腰から移動を続ける手のひらは、やがて布の上から両足の付け根を撫で始めた。
 後ろから抱きかかえるように唇と太ももを、指先でやわやわとさすられ、腰が引けた私は、シンクに両手をつけ自らお尻を部長に押し付ける格好にされていた。
「男に触れさせた事もないのに、俺に押し付けておねだりとは……悪い子(メイド)だ」
「そ……んっな……」
 答えに困る私の、耳朶を部長の唇が触れた。
「ふ……ぁ……んっ……」
 付け根をさすっていた指先がメイド服のスカートをたくし上げる。布が肌を擦る感覚に、閉じられた両足の付け根の奥が、きゅんっと攣(つ)る様な熱さを感じ始めた。
「ふぁ……ご主、人さまぁ……んっ……ご主人さま……」
 気がつけば何度もそう呼んでいた。視界に入った冷蔵庫にぼんやりと映る二人の姿は、まるで小説かドラマの中のご主人さまとメイドの戯れ事そのものに見えた――。
 ご主人さま……と吐息混じりの上擦った声で幾度となく口にする度に、まるで本物の『ご主人さま』に悪戯をされているような……心の中に倒錯した思いがふつふつと生まれ始めた。
「ここに……男を挿れた事は?」
 たくし上げられたスカートの中に潜り込んだ手が、必死で閉じている部分を下着の布越しに妖しく撫でている。その指の動きに、それはつまり今までSEXをした事があるのかと問われているんだと気がついた。
 私は真っ赤になってシンクの調理台に両手をついたまま首を左右に振った。
「……ありま……せ……ん……」
 手は、両足の付け根の布で覆われた部分をサワサワと撫で続ける。
「ふぅん……そうか」
 部長は、背後から私を抱きかかえるようにして、悪戯を愉しむように敏感なその部分を布の上から爪の先で何度も引っ掻いた。
「あ……」
爪がコリッと何かに引っかかる度、背筋にピクッと甘い痺れを感じた。
「こんな事をされるのも?」
 私は刺激に耐えながら必死に頷いた。
「生まれて初めて、男にここをさすられているのか?」
「は、はい……ご主人さま……が初めて……です」
 私は羞恥心でクラクラしながら、何とか答えた。
「よろしい。ちゃんと答えられたご褒美をやろう」
「ご褒……美……?」
 なんだか体の奥が熱くて堪らない。

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