Vanilla文庫 ドルチェな快感♥とろける乙女ノベル

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書籍詳細

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花嫁の嘘と陛下の秘密

著者:小桜けい
イラスト:ワカツキ

ISBN:978-4-596-58052-8
ページ:290
発売日:2017年6月2日
定価:本体590円+税

あらすじ

婚約者である隣国の国王・ユリウスに嫁ぐ日を迎えたディレイナ。だが、今まで必死に隠してきた本性をユリウスに暴かれてしまう! 嘘をついていたディレイナを責めるよう、「本当の貴女はこんなにも可愛らしいのに」と言って執拗な愛撫を繰り返すユリウス。幼いころ憧れていた時とは違う意地悪な彼の本心が見えず、ディレイナは困惑するが……。

キャラクター紹介

heroine_VBL102ディレイナ

ブルステン国の王女。気品に溢れ高潔な「鷹の姫」と呼ばれているが、実は臆病。幼い頃から優し気なユリウスに想いを寄せていた。

hero_VBL102ユリウス

ウラディリーク国の若き王。腐敗しきっていた国を立て直した賢王と名高い。ディレイナが隠してきた本性を暴いてしまうが……。

試し読み

「では、今日は少しだけ付き合ってもらおう」
 唐突にドレスの上から胸を鷲摑まれ、途端にズクンとした疼きが下腹部に響いた。
「きゃ……んっ」
 思わず悲鳴をあげかけると、また口づけで塞がれた。
 滑り込んできた舌に口内を巧みに愛撫されると、痺れるような快楽が全身に広がって力が抜けてしまう。
 唇を離したユリウスが、愉快そうに囁いた。
「あまり大きな声をあげると、隣の部屋に聞こえる」
 その言葉にディレイナはハッと思い出す。執務室と反対側の控えの間には、リゼッテ達がいるのだ。羞恥に頰がいっそう赤く染まる。
「それとも聞かせたいかな? 婚礼の前に少々羽目を外したと侍女達に思われても、私は一向に構わないが」
 耳朶をぬるりと舐められ、また奇妙なゾクッとした感覚が身体を駆けた。
 意思とは無関係に声をあげそうになってしまい、ディレイナはとっさに両手で自分の口を覆った。
 相手が婚約者とはいえ、王女の身で婚前交渉など言語道断だと思っている。こんな風に組み敷かれている姿など、絶対に見られたくない。
 放して欲しくて必死に首を横に振るが、のしかかるユリウスは手の動きを止めない。ドレスのボタンを外され、コルセットの紐を解いてずり下ろされると、真っ白な乳房がふるんと揺れて零れ出た。
 薄桃色の先端を指先で摘まれ、強い刺激にビクンと背が仰け反る。
 次の瞬間、片方の胸の先が温かくて湿った感触に包まれた。
 ぎょっとして視線を向ければ、ユリウスが胸へ吸い付いているのが見え、ディレイナは驚愕に目を見開く。
 胸の先端を舌先で転がされると、心臓に突き刺さるような甘くて鋭い感覚に襲われる。もう片方の先端も二本の指で擦られたり、指の腹で押し込んだりされるうちに、身体の芯が熱っぽく疼いてきた。
「やっ……やぁ……っ」
「こんなに尖らせているのに?」
 唾液に濡れて真っ赤に充血した乳首を指で弾かれ、嚙みしめた唇の奥で甘い悲鳴をあげた。
「貴女は噓が上手だが、身体は素直だな」
 からかうように言われ、目も眩みそうな羞恥に、またジワリと涙が滲んでくる。
 ユリウスがドレスとペチコートの裾を捲りあげ、薄い絹の靴下に包まれた足が露になる。長い指に大腿を撫でられ、解けた唇から溜め息のような吐息が漏れた。
 彼の手が触れるたびに、身を内側から焦がすような熱が増していく。
 下着の紐を解かれ、秘所を這う指の感触にディレイナは息を詰めた。
 動けずに身を固くしていると、割れ目に沿ってなぞりあげていた指先が、ひどく過敏な場所を掠めた。
「っ!」
 喉からまた奇妙な声が出そうになり、慌てて両手で口元を覆う。
 両足を閉じようとしたが許されず、そこをくすぐるようにそっと撫で回されるうち、下腹の奥底に甘い痺れが溜まりはじめる。
 身体の奥からトロリと熱い粘液が零れるのがわかり、消え入りたくなる。
「感じやすくて、素直ないい子だ」
 蜜に濡れ光る指を見せつけられ、とっさに顔を背けて目を瞑った。
 全身をぎゅっと強張らせるが、片方の膝裏に手をかけられ、あっさりと足を大きく広げられる。乱れたドレスの合間から秘所をすっかり曝け出され、ディレイナは声にならない悲鳴をあげた。耐え難い羞恥に、目尻に溜まっていた涙がポロポロと零れ落ちる。
「や……ぁ……」
 指の腹で膨らんだ花芽を押され、強い刺激にビクンと背が反った。
「ふっ……く……」
 唇を嚙みしめても、背筋を這い上る快楽に力が抜け、すぐにほどけてしまう。
 鈍痛にも似た痺れはたまり続け、ディレイナの理性を蝕んでくる。身体の芯をざわめかせる妖しい感覚に、じっとしていられず、自覚もしないまま長椅子の上で淫らに腰をくねらせた。
 全身が火照って苦しくて怖い。やめて欲しいのに、与えられる刺激に快楽を覚えていく。
 ドクドクと心臓が速く鼓動し、無意識に縋るものを求めて両手を伸ばすと、ユリウスの肩に手が触れた。
 混乱しきった頭の中で、ただ声を殺さなくてはとしか考えられない。彼の首筋へ顔を埋めるようにして抱きつくと、僅かに彼が身を震わせた。
「……貴女こそ、私に幻滅しただろうが」
 苦笑めいた呟きはよく聞こえなかったが、聞き返す間もなく、顔を持ちあげられて唇が重なった。

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